ドコモ、4月1日以降の購入申込分からデータパックSとシェアパック5に限り月々サポートを減額

ケータイ

iPhone SEが発売になったので早速朝一で家電量販店へ行ってきたところ、店員さんから「とにかく今日機種変更した方がいいですよ!」とすごい剣幕で迫られたので理由をお伺いしたところ、タイトルの通りの説明を頂きました。

前々から噂になっていた、iPhone SEの価格発表時にタイトルであげたパケット割引サービスに限り月々サポートが減額となる価格設定になっていたなど「ああ、ついにこの日が来たんだな」といったところです。

月々サポートと減額について

月々サポート | 料金・割引 | NTTドコモ

月々サポートという割引の仕組み自体2011年3月から提供開始されており、既に5年が経過しているため細かい説明は割愛。
今回の大きな変更点は「加入するパケット割引サービスによって端末代の実質負担額が変更になる」ということ。

ドコモが提供するパケット割引のうち4月1日以降に契約・機種変更を行い

  • データSパック(3,500円/月)
  • シェアパック5(6,500円/月)

に加入した場合、月々サポートが総額10,368円・月々432円の減額となります。

小容量プランは果たして本当にお得なのか

データ容量が少なめのプラン=月額がお得なプランとなるわけですが、割引が減額されるとなると本当に安いのかどうなのか、気になるところです。
単純にiPhone 6s 64GBに機種変更したと仮定し月額料金を算出してみました。
※期間限定の施策は考慮していません。また本体代金と月々サポートは3月31日時点の金額で設定しています。

iPhone 6s 64GB
基本料金 2,916円
カケホーダイプラン
ネット接続サービス 324円
spモード
パケット割引 3,780円
データSパック
5,400円
データMパック
月々サポート ▲2,106円 ▲2,538円
本体代金
(24回払い)
4,158円
合計 9,072円 10,260円
差額 1,188円

パケットの割引サービスは

  • データSパック… 2GB
  • データMパック… 5GB

と、一ヶ月に使えるデータ容量はデータMパックが2.5倍の容量です。
それでいて月額の差額はデータSパックを選んでも1,188円しか安くなりません。
2GB使い切った場合に「スピードモード/1GB追加オプション」を利用すると、1GBで1,080円かかってしまうためお得度は皆無です。

また通話頻度が低くカケホーダイプランのメリットがない…という場合、データMパック以上であれば「カケホーダイライトプラン(月額1,836円)を選択することもできます。

iPhone 6s 64GB
基本料金 2,916円
カケホーダイプラン
1,836円
カケホーダイライトプラン
ネット接続サービス 324円
spモード
パケット割引 3,780円
データSパック
5,400円
データMパック
月々サポート ▲2,106円 ▲2,538円
本体代金
(24回払い)
4,158円
合計 9,072円 9,180円
差額 108円

カケホーダイライトプラン+データMパックの組合せとも比較してみましたが、データSパック選択時との差額はたったの108円に。
「時々長電話をして」かつ「データ通信は絶対に毎月2GB以内に収まっている」というケースでもないと、データSパックを選択するメリットはなさそうです。

シェアパック5選択時は要注意!! 子回線も皆減額対象です

月々サポート減額の対象はデータSパックだけではありません。
上にも書いたとおり「シェアパック5」も対象です。

シェアパック子回線の月々サポートはシェアパック代表者の加入シェアパックに紐付いて増減されます。
シェア代表者だけでなくぶら下がっている回線も月々サポートの減額対象となりますので、4人家族であれば432円×4で1,728円/月の減額です。
シェアパック5とシェアパック10の月額料金は3,240円の差がありますが、月々サポートの減額により差額は1,500円ほどです。

シェアパック5についても、かなりお買得度のない料金設定となってしまうようです。

2016.3.31 12:40 追記
シェアパック同様に2台目プラスも子回線側の月々サポートは減額対象です。
親・子の関係があるパケット・割引については、以前の「シェア特割」「シェア15特割」同様に親回線側に準ずるとお考え頂くのがよろしいかと。

毎月の加入パケットにより月々サポートは変動する

これはちょっと朗報ですね。
下の表を見ればわかりやすいと思うのですが

加入パケット割引 月々サポート額
購入月 データSパック 2,106円
翌月 データMパック 2,538円
翌々月 データSパック 2,106円

というように、毎月の加入パケットに応じた月々サポートが適用されます。
携帯電話本体の購入時に「あまり使わなさそうだ」と安価なデータSパックを選択し、月々サポートが減額となっても、翌月にデータMパックに加入すれば減額前の月々サポートがその月は適用されます。
あとからデータSパックに変更した場合、減額された月々サポートが適用されます。

Softbankのように、最初に月月割が低いパケット割引プランに加入したり、あとから月月割が低いパケット割引プランに変更した場合、以後ずっと減額されたままになるという仕組みではないのはいい仕組みですね。

まとめ

一番最後、救済策のような月々サポートの増減の仕組みについても解説しましたが、やはり常用的にデータSパックやシェアパック5を選択しているユーザーにとって、4月1日以降の契約は値上げです。
もう今日しかありませんが、狙っている機種がある、機種変更を悩んでいる…という方は、何が何でも今日時間をとって購入してしまった方がお買得なのは間違いありません。