集大成「Galaxy Note10+ SC-01M」は念願の「まとめられる一台」でした – ベストバイスマホ2019

ケータイ

正直買うことを悩んだスマートフォン「Galaxy Note10+ SC-01M」が、僕の2019年のベストバイスマホです。

まだ買ったばかりの気持ちでいるんですが、10月18日発売なのでもう2ヶ月も使っているんですよね。
2ヶ月があっという間に感じるほど、飽きない一台、満足できる一台になったGalaxy Note10+ SC-01Mをベストバイスマホに挙げた理由を今回はご紹介していきます。

5Gを目前に買わないという選択肢

Galaxy Note10+ SC-01Mは買わない予定でした。
来春には国内でも商用5Gサービスがスタート予定で、それに伴って色々なメーカーからフラグシップモデルが日本国内にも投入されるはず。

それまでメインで使っていたGalaxy Note9 SC-01Lにも大きな不満はありませんでした。
ましてや1年使って不満がない状態で、来春となれば「あと半年待って、5Gに対応した機種を買う」のが最良の選択肢。

それでもGalaxy Note10+ SC-01Mを選んでしまったのはNTTドコモの発表会で「4Gの集大成」として紹介されたから。
海外では「5G対応のフラグシップモデル」として扱われているのも知っています。
ただ、次にGalaxy Noteが国内に投入される頃には「5Gに対応したGalaxy Note」でしょう。

これから出てくるのは「5Gに対応しているのがフラグシップの条件」かもしれません。
本稿執筆時で丁度9年前の2010年12月24日に始まった商用LTEサービスが「現行・最新の通信方式」として扱われるのも残り僅か。その最後を飾るフラグシップモデルは国内のスマートフォン史をこの先も語っていくにあたり必要でしょう。気付いたときに買わない選択肢は消え、発売日に手元に届くよう購入手続きが完了していました。

そろそろ1年。Galaxy Note9 SC-01Lを買い替えるか、買い替えないか。
愛用中のGalaxy Note9が優秀すぎて、Note10+に買い換えたいけど買い換えられない。

やっと1台にまとめられた

Galaxy Note10+ SC-01Mで気に入っているのは広角・超広角・望遠のトリプルカメラ。
厳密にはToFカメラも含めたクアッドカメラですが、直接撮影に使うカメラではないのでここについてはノーコメント。

トリプルカメラのそれぞれの画角は2019年のフラグシップモデルとしては特別珍しいものではありません。
だけど、この全部がGalaxy Note10+ SC-01Mの一台に載っていることに意味があります。
Galaxy Note10+ SC-01Mを買う以前は「広角と望遠はNote9。超広角はiPhone 11」みたいに、全部の画角をカバーするには2台以上のスマートフォンを使う必要がありました。

「iPhone 11 Proでもそれできるじゃん」とか「Xperia 1でもいいよね」とか、それは確かにそうなんだけど。
長くXperiaがメインだった筆者が、Galaxy S8以降ずっとGalaxyをメインに選んでしまっているのは、例えば「スクリーンショット撮影後にリサイズが選択できる」とか、ほんのちょっとのおもてなしの心地よさ。
ハードウェアで他の機種の方が同じか、優れている部分があっても、ソフトウェアのUXが優れていなければ優れたハードウェアも活用できません。

また、Galaxy Note10+を選ぶだけなら海外版をいち早く選ぶ選択肢もありました。
それでも国内版を待った理由がおサイフケータイ(FeliCa)です。
関東に暮らす筆者にとってSuicaは移動にあたり必需品。電子マネーもiDをメインに据えているのでFeliCaは欠かせません。
Suicaも通勤のない筆者に定期券利用の必要はないので使いづらいモバイルSuicaアプリではなく、1円単位で好きなクレジットカード・デビットカードからチャージできるGoogle Payとの組み合わせも便利。

Apple Pay + Suicaのメリットは、VIEWカード以外のクレジットカードを紐付けても年会費がかからないことでした。
それもAndroid版でも撤廃になるようですし、1円単位でチャージができるのもGoogle Payでも行えるようになり、カメラなどを理由に2台以上持ち歩くにあたって「移行が面倒だから」とApple Pay任せだった部分も、Galaxy Note10+ SC-01Mを購入を機に1台にまとめることができました。

Pokémon GOを遊ぶのにiPhoneの方が動きがいいな…とか思ったりはするんですけど、以前ほどiPhoneとAndroidで比べて極端に動きがカクカクして遊びづらいなんてことも減りましたし。
元々そんなにスマホでゲームで遊ばないので「ゲームが快適に遊べる」の基準は低い方ですが、それでも「あ、こんなに動くんだ」と思えたので、それならiPhoneにゲームをまとめておく必要もないかなと。
デレステの適当な曲も、MASTERでタッチ切れもないので遊んでいてイラっとすることも滅多にありませんしね。

別の記事でも書いた通り、音楽再生もGalaxy Note10+ SC-01Mにまとまりました。
もちろん、これはGalaxy Note10+ SC-01Mがスゴいのではなく、気軽に使えて音質も悪くないWF-1000XM3やApple Musicのおかげではあるんですが。

これに加えて、Galaxy Note10+ SC-01Mは内蔵ストレージ(ROM)が256GB、外部メモリとしてmicroSD(XC)カードにも対応しています。
ここにmora等で購入したハイレゾ音源を置き、WH-1000XM3などLDAC対応のBluetoothヘッドホンと組み合わせればDAPいらずでハイレゾ音源・ハイレゾ音質を楽しむことも容易です。

やっぱりS Penは便利

Galaxy NoteがGalaxy Noteである理由であるのは内蔵される専用ペン「S Pen」の存在。
このペンを活用しアナログな手帳を置き換えようと試みた時期もありましたが、Googleカレンダーなどに予定を入力・同期した方が早いと気付いて以来「別にS Pen、いらなくね。Galaxy Sシリーズでよくないか」と考えていた時期もありました。

今現在、S Penの活用はちょっとしたWebの打ち間違いを見つけ、その修正を依頼・指摘する場面で活躍しています。

そもそも最初に原稿を書いたときにそんな間違いするなよ…と思ったりもしますし、校正された原稿が戻ってきた時点で気づけよ…とも思うんですが、それでも見逃してしまった間違いはスクショ+手書きでペン入れすると直す側にもわかりやすいと好評です。
もちろん、友人らのブログの間違いに気づいたときも「ここ、間違ってるよ」とお知らせしてあげる際にも大活躍。

「Galaxy Noteが!」というわけじゃないんですが、物書きの間でペン入力が快適なデバイスの評価が高いのは、こういう使い方が本当に便利だからなのは間違いありません。
iPad ProにSurface Go LTE Advancedと、他にもペン入力が快適なデバイスを普段から利用しているので、何を使っていてもいつでもペン入れができる環境に慣れてしまうと、もうペンなしでは生活できません。

また、昨年引っ越して以降、自宅の家具をDIYするのにハマっています。
一枚の合板からどう切り出したいかなど、切り出しの寸法をホームセンターで書き出すのにも便利です。


結局、昨年もベストバイスマホとしてGalaxy Note9 SC-01Lを挙げており、筆者の中ではGalaxy Noteシリーズが最強のスマホという考えは今年も覆りませんでした。

書けるに満足。Galaxy Note9 SC-01Lが2018年のベストバイスマホ。
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ただ、今まではスペックの高さやS Penを活用することがベストバイの理由だったところ、Galaxy Note10+ SC-01Mでは「一台で満足できるスマホにやっと出会えた」という点が異なります。
冒頭でも購入に迷った理由、そして決めた理由として「4Gの集大成」であることを挙げた通り、スマートフォンが登場して以降、こんなことができたらいいな…と考えていたことが集大成の一台で、やっと一台にまとまりました。

通話用など、どうしても電話番号を別に持たなければならないため「一台持ち」になったわけではないんですが、それでも筆者個人のコミュニケーションやスマートフォンで行いたいことはGalaxy Note10+ SC-01Mの一台でこなせることの満足感は今までにないものです。

5Gのサービスイン以後、メイン端末をそれらでローンチするスマートフォンに買い換えるかは今の時点では未定ですが、そうでなければ来年のGalaxy Noteが出てくるまではメインに安心して据えて利用できるスマートフォンなのは間違いありません。


本記事は「2019年 あなたが選ぶベストスマートフォン Advent Calendar 2019」の24日目の記事です。
長い長い25日間のベストバイスマホを紹介するリレーも残すところ1日。参加ブロガー25名それぞれの視点で語られるベストバイは読み応え十分なので是非他の記事も読んでみてください。