IIJ(個人向けMVNOサービス:IIJmio)で取り扱っている「中古・未使用 iPhone 17」を購入しました。
自分用ではなく親戚に相談されたもので、長く使っているiPhone 11をいい加減買い換えようという話の中で「どう買うのが一番安くなるだろうか」と考えた結果です。
にしても「中古・未使用」ってなんぞ?という感じ。新品とか未開封ではないという点もちょっと気になったので、その確認も含めIIJでiPhone 17を購入してみました。
iPhoneを安く買う方法
iPhoneを安く購入する方法はいくつかあります。
真っ先に思い浮かぶ安く買う方法は「他社へののりかえ(MNP)」を利用する方法で、モデル・容量にもよりますが「2年間、毎月1円の支払い」が最安です。
ただしこの購入方法は「2年後にiPhoneを返却する場合に最も負担額が少なく済む買い方」で、親戚のようにiPhone 11を6年強使用する人はあまりお得になりません。
次の買い方としては「Apple Storeで、キャリア契約を伴い割引を受ける」なんですが、これもApple Storeが近隣になかったり、Apple Online Storeで割引対象になっていない事業者を利用中だと割引を受けられません。
まさに今回は「Apple Storeが近隣になく、オンラインで割引対象の事業者を契約していない」ので、この買い方も使えません。
で、白羽の矢が立ったのがIIJmioでの購入です。
筆者自身、適当に1回線をJAL mobileの契約に変えたいという希望もあり、その乗り換え特典での機種の割引を利用しようというわけです。
IIJmioで取り扱っているiPhone
わかりやすくするために語弊を承知で言葉を選ぶと、IIJmioで販売されているiPhoneはApple公式の販売ではありません。
Apple Storeや大手携帯電話事業者、家電量販店とECショップがApple公式の販路です。
ではIIJmioのiPhoneはなんなのか。
取り扱い製品一覧に「中古・美品」など、iPhoneの同じモデルでも状態の違うものが並ぶように、IIJmioのiPhoneは「中古買取・販売事業者」を介したモノです。
それがどこの事業者かはわかりません。
例えばIIJmioのサービスを提供するIIJが、法人顧客向けに用意した在庫をIIJmioで売っている可能性もありますし、街中に多数店舗を展開する大手中古買取・販売事業者と組んで在庫を仕入れているかもしれません。
が、どこであろうとIIJほどの歴史・規模の会社がエンドユーザーに出所不明の中古品を提供するメリットがないので「Apple公式の販売・販路ではない」ことはあまり気にしないでいいでしょう。
……と長くなった前置きはここまでにして、IIJmioから届いたiPhone 17を見ていきます。

「中古・未使用品」としか書いていないIIJmioのiPhone 17ですが、届いたiPhone 17はきちんとパッケージに入っていました。
「中古」を冠する以上、未使用品か美品か、それ以外の状態かでパッケージの有無が変わる可能性も考えられますが、今回購入したものはパッケージありでした。

が、ここが普段と違うところ。
パッケージを封しているシールは剥がされていて、一度は開封された状態です。
ちなみに中古買取を行うお店によっては、ここのシールが解かれているといくらiPhone本体が未通電であっても「中古品」として扱われてしまうこともあるようです。

そしてパッケージを開けてみると、iPhone 17本体には輸送時の傷防止ステッカーが貼られた状態です。
同梱されているUSB Type-Cケーブルも使用された形跡はなく、中身については「未使用品」とみても問題なさそうです。
本当に未使用?Apple Care+の加入可否で確認
ものすごく意地の悪いことをしますが、いくら輸送時の傷防止ステッカーが貼られた状態であっても、付属品が未使用と思われても、動作確認にあたり通電を行ったり、場合によっては一度セットアップを行って初期化し、丁寧に傷防止ステッカーを貼り戻した可能性もあります。
そこでチェックしたのが「Apple Care+への加入可否の確認」です。
Apple製品は原則、初回通電やアクティベーションを行った日を起算日として30日以内であれば、購入時に非加入とした延長保証サービスの「Apple Care+」に後からでも加入可能です。
もしこのiPhone 17が過去に通電やアクティベーションを行っていて、そこから31日以上が経過していればApple Care+に加入することはできません。
Apple Care+に加入できるかどうかはAppleのWebサイトに用意された「保証の確認 – AppleCareと製品保証」から、シリアル番号の入力を行うことで確認することができます。

最初に確認を行うと、アクティベーションを実施してからでないと加入可否を確認できないといったメッセージが表示されました。

なのでiPhone 17の初期設定を済ませてからもう一度検索を行うと「購入済:2026年5月26日」と表示されました。
IIJmioから購入したiPhone 17が筆者の手元に届いたのは6月中頃ですので、購入日はそこから2~3週間ほど前になっているようです。
ただしiPhone 17の設定からバッテリーの状態をチェックすると「初回使用は2026年6月」とも表示されるので、Apple上の購入日とは一致しません。
ここで考えられることですが「個人向けの販売では初回の通電、アクティベーションを実施した日を使用開始日とする」というのは上にも書いた通りですが、大口顧客向けの販売では異なります。
Appleに限らずWindows PCなどでも、大口顧客向けに出荷した場合は「出荷した商品のシリアル番号を一括して、引き渡しを行った日付で購入日として登録する」ような仕組みが設けられています。
つまり届いたiPhone 17の状態からすれば「未使用」または「ほぼ未使用」ではあるものの、「中古・未使用品」と書かれている通り、未使用であっても「新品ではない」わけです。
そのため「Apple Care+に加入したい」と考えていても、IIJmioから購入・手元に届くタイミング次第ではApple Care+に加入できない可能性もあります。
「未使用」という言葉から安易に「新品」と想像すると痛い目をみますよ、というのがIIJmioが販売している「中古・未使用品のiPhone」です。
ちなみに断りを入れておくとIIJmioを叩きたいわけではありません。
実際、街中の中古販売店でも「未使用品」と状態を掲げながらも「買取・中古販売に際し、動作確認を行うため一度通電は行っています」といった注意文が書かれていることも珍しくありません。
ですので「未使用品=新品ではない」ということは理解しておかないと
・Apple Care+に加入できない
・自分の使用開始日より前に、1年間の保証期限を迎えてしまった
といったトラブルに遭遇してしまいます。
もし保証が心配だという場合、IIJmioには「端末保証オプション」が用意されているので、購入時にこのサービスに加入するといいでしょう。
幸いにも契約月とその翌月は保証の月額料金が無料になっているので、届いたiPhoneがApple Care+に加入できるのであればそちらに入り、端末保証オプションを解約してもいいでしょう。
安価に購入できるものの、保証周りは事前に考えておかないと危険
今回はIIJmioの「中古・未使用品のiPhone 17」を例に挙げていますが、他のMVNOサービスで取り扱いのあるiPhoneも今回同様に「未使用品だけど、保証期間は始まっている」ものを売っているケースは多数存在します。
また中古販売店でも提携するSIMカードを契約することで、中古・未使用品の本体代を割り引くキャンペーンが実施されていますが、こちらもIIJmio同様に「未使用品だからといって、保証に加入できる期間の残りがあるかはわからない」状態です。
ある程度詳しいお店であればシリアル番号から保証状態(1年間の通常保証の残り期間やApple Care+への加入可否)を確認してもらえる場合もありますが、調べてもらえない可能性を鑑みて「契約時にのみ加入できる保証サービス」への加入を行う、保証サービスの内容をしっかり理解して申し込みを行うか判断するといった、ユーザー側の自衛も求められることは、頭の片隅に残しておくといいでしょう。
なお、今回購入したこのiPhone 17はApple Care+に加入はせず、購入時に利用したクレジットカードの付帯保険と、別で加入しているモバイル保険の対象端末への追加を行い故障に備えながら使っていく予定です。