2019年も残すところ10日ほど。
「今年、何買ったかなぁ…」とか「どんな変化があったっけ」と、部屋の一角を埋めるガジェットたちを眺めながら、今回は2019年に僕の身に起きたガジェットの入れ替わりについて書いていきます。
先に結論を書いてしまうと「可搬性の高いものをばかり買った」とか「モバイルダイエットに成功した」みたいな話になってます。
Sony – WF-1000XM3
僕としてはやっとフルワイヤレスイヤホンで納得できるものに出会えたと思っているのがソニー WF-1000XM3。
7月の発売日以降、外出時は必ず持ち歩いて使っています。
それまでの音楽視聴環境はハイレゾ対応DAPのソニー NW-ZX300に耳型を採取して作った自分専用のカスタムIEM。
とにかく音質にこだわった環境で視聴していたのですが、やはりケーブルレスの手軽さを前にレギュラーが入れ替わりました。
WF-1000XM3の使い始めとほぼ同じタイミングで、Apple Musicにも加入。
2019年は色々なバンド・アーティストが続々と聴き放題・ストリーミングサービス解禁になったのもあり、改めてCDを取り込んで…とするのも面倒だったことも相まって「これでいいじゃん」となってしまったのも、WF-1000XM3の手軽さをより素晴らしく感じてしまった理由かも。
ハイレゾ対応DAP+カスタムIEMは家に置きっぱなし、または長時間の移動が決まっているときに「とっておき」を聴くために使うようになり、普段の持ち歩きは「イヤホンだけ」とダイエットに成功しました。
先代のWF-1000XやスポーツモデルのWF-SP900のときは「音がなぁ…」だったり「片側途切れた!」だったり、常用していてストレスを感じる場面も多かったのでまさか移動中の音楽視聴環境が変わることになるとは思わなかったのですが。
AirPods Proの登場でちょっと人気に陰りも見えてもやもやしますが、AndroidユーザーやiOSとの両方でフルワイヤレスイヤホンを使いたい人なら、今日現在も最もオススメできるのはWF-1000XM3でしょう。
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Microsoft Surface Go LTE Advanved
取材装備ではない日のカバンに忍ばせておくPCとしてSurface Go LTE Advancedを買いました。
実は昨年末時点ではこのポジションだったのがiPad Pro 10.5と専用キーボードのセット。
これをiPad Pro 12.9(3rd Gen)の購入に伴い手放した後で「カバンに入らない」と気付き…。
iPad Pro 10.5を買い戻すのもiPad Pro 11を買い増しするのも芸がないと考え、Surface GoのLTE内蔵モデルが個人でも今年の1月末から購入可能になったのを機に発売日に購入。
CPUはデュアルコア(2C4T)のPentium Gold 4415Y。メインメモリは8GBと、モバイルのメインであるThinkPad X1 Carbon(5thGen/2017)と比較して非力ですが、ブラウジングやブログ・原稿の執筆、自宅のメインマシンへのRDP接続や操作であれば全くストレスを感じません。
本体カバーを兼ねるキーボード「タイプカバー」の打鍵感も悪くなく、トラックパッド&本体のタッチパネルでマウス操作も快適。
写真の現像には少しパワーが足りなく感じる場面もありますが、取材時のように数十枚を一気に選別、修正するわけではないので許容範囲。
何よりショルダーバッグにスッポリ入るサイズ感でフル機能のWindows PCが持ち運べ、さらにLTE内蔵でどこでもネットに繋げるのは安心&快適。
…というアピールをしまくったら、でこにくのでこいさんが買いました。
みんなも買おう、Surface Go LTE Advanced。
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Sony – α7RIII
2019年、僕のモバイル機器で一番の大きな変化はカメラですね。
長らくAマウントユーザーだったのでレンズ資産や周辺機器をごっそり買い換えるのは(金額的に)大変。
ここまで投資してしまったのもあったので「ずっとAマウントを使う」と誓っていましたが、発売から2年以上経過してもα99IIには魅力的なソフトウェアアップデートも行われず、純正・サードパーティ、どちらからも新型のレンズも出ない状態で「終わるんだろうなぁ」と。
それでもα99IIが限界を迎える日まで使ってやろう!みたいな気持ちでいたんですが、ソニー自ら「One mount」と宣言したのでAマウントを諦めました。
なんというか、買い替えを覚悟するまでの葛藤や買い換えた後の気持ちはAマウント、Eマウントに対するお気持ち表明みたいな記事を書いているので、是非そっちも読んで欲しいところ。
この記事の、他の機器と同じようなテーマで話をすると、やっぱりEマウントボディは小さくて軽くていい感じ。
α9以降で採用された大容量バッテリーパック「NP-FZ100」のおかげでバッテリーグリップなしでも今までと同じくらいの枚数が撮れるので、やっぱり従来よりもカメラとしてコンパクトに持ち出せます。
レンズもがっつり撮影ならばGMシリーズなどの出番ですが、そうでない事の方が多いのでSEL24105Gが便利で最高。
取材なら105mmまで寄ってからクロップして150mmちょっとで撮れるのでだいたい困らないので荷物が減りました。
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ベストバイガジェットにGalaxy Foldを挙げた理由として「Galaxy Foldはスマートフォンとタブレットの2in1」と書いたように、今まで愛用してきた何かと何かを兼ねて一台にまとめられるものや、今まで以上にコンパクトになったものへの買い換えが目立つ一年でした。
2020年は何を買うんだろう…と今から考えていますが、色々な機器の進化のスピードでいえば「買い換え時期を迎えたもの」の買い換えが主で、2019年ほどの変化はないんじゃないかと予想しています。
最も可能性が高いのは、5G対応スマートフォンとThinkPad X1 Carbonあたり。順当な買い替えですね、これも。
モバイル機器なので「持ち運んでなんぼ」ですし、持ち歩きやすいガジェット、持ち歩きがもっと楽しくなるガジェットに多く出会えたのが2019年の総括です。
今回紹介した3つの機器はもちろんのこと、なんとなく全体的に2019年は満足感のあるガジェット好きを貫けた一年だった気がします。
なお、本記事は「ガジェ獣 Advent Calendar 2019」の20日目の記事でもあります。
ベストバイに限らないガジェットにまつわるざっくばらんな記事が揃っていますので、他の参加者の記事も要チェックです。