2010年と2019年の筆者のモバイル環境を振り返ってみる – 2010年代に使った携帯電話を振り返る Advent Calendar 2019

雑記

2019年もあと2週間で終わり。2010年代もあと2週間で終わり。
どちらも信じがたいのですが、今回は「2010年代に使った携帯電話を振り返る Advent Calendar 2019」という2010年代の終わりを感じる企画に乗っかって、2010年と2019年の筆者のモバイル環境の変化をだらだら書いていきます。

なお、2010年代ではなく2002年に初めてケータイを手にしてから今日までのメイン端末の遍歴はnoteにまとめてあります。

メインで使った携帯電話の遍歴|迎 悟|note
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また、平成の終わりには平成の間で思い出深いケータイを紹介する記事も書いているので、note共々本記事とあわせて読んでもらうといいかも。

平成で使った携帯の中から、思い出深い「10台」を紹介。
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平成最後に買った携帯電話は「iPhone XS」でした。
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振り返ったり比較する前に…

先に断りを入れておくと、2010年頃の写真がほとんど残っていません。
というのも、2010年頃に使っていたmicroSDカードが物理的に壊れてしまい(折れた)データがサルベージできず。

筆者のケータイの外部メモリの運用ですが
 1) 16GBがいっぱいになる→32GBにまるっと移す(倍々で増やして今は128GB)
 2) 年を越したら前年分を西暦のフォルダに移動&PCにもバックアップ
を、2005年のminiSDの頃からルーチンにしていて、2010年は年越しを迎える前にmicroSDカードが折れてしまったので、モノの見事に2009年までのデータは残っているものの、2010年のデータが大きく欠損している状態です。

2010年といえばまだまだフィーチャーフォン全盛期。
外部メモリはケータイ本体から取り出し、カードリーダーでPCに読み込む方法が一般的でした。今でこそスマートフォン本体に挿入したまま、ケーブル一本でPCに取り込んだりもできるわけですが、そうでなかった時代だったので「いつものバックアップ」の際にやらかしてしまったわけです。

そして現在はスマホからPCへの取り込みも、自動でクラウド(Googleフォト)にバックアップ・同期されるようにもなりました。もう便利で仕方がない。

そんな感じで、2010年については写真よりもテキスト主体で読みづらい部分もあるかもしれません。
予めご承知頂き、この先もお付き合い頂ければと。

2010年

2010年は筆者が家電量販店でUQ売ってた頃ですね。
2009年末に3,000局、2009年度中には5,000局を目標にUQコミュニケーションズがWiMAX基地局を建てている最中で、繋がれば高速、縛りも他のモバイルデータ通信サービスよりも緩い、むしろお試しサービス(Try WiMAX)使って良かったら契約して!みたいな時代。

同年の大きな出来事は
・NTTドコモからXperia X10 SO-01B、Galaxy S SC-02Bが発売
・auからIS03が発売
・iPhone 4が発売
・iPadも発売
・国内発の商用LTEサービスをNTTドコモが「Xi」ブランドでスタート
あたりでしょうか。

2009年に発売になったiPhone 3GSと、SoftBankの各種施策の影響もあり、徐々にスマートフォンユーザーが周りに増えだしたのも2010年頃。
販売現場でもフィーチャーフォンの新機種よりも、満を持して各社が投入するスマートフォンに注目が集まり、予約も当日の販売も大混雑、大盛況でした。

また、少し話を戻しますが、モバイルデータ通信としても「端末」に大きな変化があったのも2010年。
2009年末にEMOBILEから発売になったPocket Wi-Fi D25HWを皮切りに、各社からUSBドングルなどのデータカードではなく、モバイルWi-Fiルーターが発売され、人気を集めました。
人気の背景には急増するスマートフォンに対し、当時の3Gのキャパシティは耐えられず都市部を中心にスループットが大きく低下。さらにYouTubeなどスマートフォン向けの動画ストリーミングサービスは「Wi-Fiに繋いだ方が高画質で見られる」ことも認知され、速度や画質のためにモバイルWi-Fiルーターを選ぶユーザーが急増した、なんてこともありました。

書き始めるといくらでも思い出話は書けるのですが、2010年時点の筆者のモバイル状況は確かこんな感じ。

2010年前半 2010年末
メイン(音声)端末 NTTドコモ N-02B au X-RAY
スマートフォン NTTドコモ HT-03A NTTドコモ SC-02B
ノートPC MacBook Late2007(通称:黒ポリカ) MacBook Air Late2008
データ通信サービス EMOBILE D25HW UQ WiMAX WM3500R

なんというか、トレンドはキッチリ押さえていた鉄板の組み合わせみたいな感じですね。
先にも挙げた通り、Xperia X10 SO-01BやiPhone 4も買ってます。iPadも買いました。フィーチャーフォンもQWERTYキーが特徴的なSH-03Bがメインだった時期もありますし、2010年の頭と末の間にも相当買い換えてますが、だいたい市場的に話題になった機種をセオリー通りに入手して使って…という感じだったはずです。

2019年

続いて2019年。
2010年から9年も経っています。昨日のことのように思い出せるのに9年ですよ、9年。

流石に今年のことを改めて細かく振り返ってもつまらないので、ここはさっさと今現在のモバイル環境を書き出します。

2019年前半 2019年末
メイン(音声)端末 NTTドコモ Galaxy Note9 SC-01L NTTドコモ Galaxy Note10+ SC-01M
タブレット iPad mini au Galaxy Fold SCV44
ノートPC Lenovo ThinkPad X1 Carbon (2017/5thGen)
データ通信サービス PC内蔵WWAN(NTTドコモ シェアパック子回線)

厳密には日によってノートPCがThinkPad X1 CarbonではなくSurface Go LTE Advancedだったりもします。
タブレット枠にGalaxy Foldを書いているのは先日の記事の通りといえばそうなんですが、ココは最悪「なくてもいい」とか「持ち歩きに必須ではない」だったりもします。

2019年も色々買っては試していますが、メイン端末は昨秋に購入したGalaxy Note9 SC-01Lが後継のGalaxy Note10+ SC-01Mが出るまで、つまり1年間買い換えを行わずに不動のメインだったりもしました。
ノートPCも以前は年一で買い換えるようなペースだったのに、2017年モデルのThinkPad X1 Carbonが未だ現役です。
持ち運びが減った!なんていう変化を口に出すとすれば、モバイルデータ通信も別途持ち運んでいたモバイルWi-FiルーターはThinkPad X1 Carbonを購入して以降、内蔵WWAN(LTE)で済んでしまうため持ち運ばないものになりました。


2010年はフィーチャーフォンが成熟し、新たにスマートフォンやLTE(3.9Gとも4Gとも)を迎える転換期となった年でした。
2019年も、2020年春の商用5Gサービス開始を控え、NTTドコモの言葉を借りると2019冬モデルのスマートフォンは「4Gの集大成」と、スマートフォンの成長の成熟を大々的にアピールする場もありました。

PCについても、2010年末に発売になったMacBook Airはその後にWindows PCに「Ultrabook」というジャンルを定着させるキッカケになったわけですが、筆者が3年ほどノートPCを買い換えていないように、モバイルノートPCも10年かけて成熟したのかな、と今振り返ってみれば思うところもあります。

データ通信サービスも、2010年当時で言えばモバイルWi-Fiルーターはもちろん、WiMAX内蔵PCやEMOBILEモデム内蔵PCが出てくるなどした年でもあり、2019年はモダンPCや働き方改革・テレワークなんて言葉を耳にしない日がないくらいに、これに乗じて各社からLTE内蔵PCの選択肢がぐんと広がった年でもあります。
(WiMAXに限れば厳密には2009年ですが、普及や搭載モデルの多さで言えば2010年が1年目な気もします)

こう、まとまりがない気もするんですが「十年一昔」とはよく言ったもの。
アドベントカレンダーは「2010年代に使った携帯電話を振り返る」なので、ここまで書いて風呂敷を広げすぎた気もしつつ、携帯電話というかモバイルも、だいたい10年周期で色々なものが成熟したね、というまとめ方で終わりたいと思います。

また約10年後、2019年と2029年あたりでどんな変化や進化を感じられるかは、今から楽しみです。

アイキャッチ画像は2019年頭のノートPC以外のフル装備。そう言いつつ、この全部を持ち出す機会は結局今年を振り返り一度もなかった気がします。