7年ぶりにメインスマホをAndroidからiPhoneにした理由

ケータイ

筆者の携帯電話の買い替えスケジュールは毎年秋にメインの買い替えを検討するのがここ数年の定番になっています。

昨年購入したGalaxy Note10+ SC-01Mに何も不満なく、後継のGalaxy Note20 Ultra 5Gが好みとも違うなぁ…と、2年目に突入する予定だったのですが、色々思うところもあってメインのスマートフォンに先日購入したiPhone 12 Proを利用することにしました。

iPhoneをメインのスマートフォンとして利用するのはiPhone 5以来。
それも当時は「通話とメールはフィーチャーフォン。2台目にスマホ。」という使い方をしていたので、iPhoneにすべてをまとめるのは今回が初です。

完全に個人的な覚書ではありますが、なぜこのタイミングで「iPhoneをメインにしよう」と考えたのかをつらつら書いていきます。

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Galaxy Note10+の機能には不満なし

先に断っておくと、Galaxy Note8以降、3年間Galaxy Noteシリーズを買い続けているくらいにはGalaxy Noteが大好きです。

専用スタイラスペン「S Pen」での手書きは最初こそ使い所に悩む場面もありましたが、原稿の校正のやりとりで使ったり、待ち合わせの地図に書き込んだりするのは便利です。

メインメモリ(RAM)も12GB、ストレージ容量(ROM)も256GBで、さらにmicroSDカードも利用できるため容量不足に悩まされることもありません。

それに今年はコロナ禍で外出の頻度も下がり、スマートフォンを酷使する場面も少なかったので1年使った割には不調らしい不調もなく。1度だけ「急速充電ができないことがある」と修理に出したところ、予防交換として基盤交換なども実施されてもいるため調子もよく、現時点で「性能への不満」など買い替えを余儀なくする理由も見つかりません。

Galaxy S20 5Gと「5G」に不満がある

今春にスタートした「5Gサービス」を試すには5Gに対応したスマートフォンを用意する必要があり、サービス開始と同時に発売で使い慣れたGalaxy S20 5Gを購入しました。

詳しくはそのうち書こうとは思っているのですが、Galaxy S20 5Gのカメラへの不満がかなりあります。
(開封レポート以降、記事があがっていないあたりお察しですが)

「映え」重視の色が濃いめの味付けや、望遠カメラは新たに約6,400万画素センサーを搭載・デジタル処理と併用するハイブリッド光学ズームがなんとも微妙に感じるなど、ここ数年のGalaxyシリーズのカメラがかなり気に入っていただけに個人的には残念という評価に。
これは愛用のGalaxy Note10+の後継となるGalaxy Note20 Ultra 5Gでも仕様・仕組みは同じで、カメラにはそれなりのこだわりもあるため「次に選ぶには厳しい」と考えてしまい…。

また「5G」についてもエリアは面ではなく点、例えばキャリアショップや一部のターミナル駅、商業施設といった限定的な展開にもなっており、5Gを活かしたサービスも揃っていない現状ではスマホとしての性能面での不満がGalaxy Note10+を継続利用するのでもいいだろうと判断しました。

Androidの「省電力機能」への不満

AndroidとiPhoneの2台持ちをしていると気付くのですが、iPhoneに比べAndroidは新着メールの通知などが少し遅れたり、後からまとまって通知されることが多々あります。

これはAndroidの省電力機能が原因で、通知を受け取るためにスタンバイしているプロセスまでも、省電力のために落とされてしまうことがあるのです。
事細かに「このアプリは省電力機能の対象外にして」と設定していくことも可能なのですが、イマドキはメールやメッセージだけでなく、例えばバーコード決済アプリ、例えばお店の会員アプリなどなど、色々なアプリで「リアルタイムに通知を受けられた方がお得、便利」なインフラが整えられているため、ハッキリ言って「あれもこれも対象外」と設定していくのはなかなかに面倒です。

また、コロナ禍をきっかけに自宅にいる時間が長くなったことで、重い腰を上げてスマートホーム化に取り組んでいます。

スマートホーム機器のうち、わかりやすい例としてスマートロックは外出先から自宅に近づくと自動で玄関の鍵を解錠するといった設定が可能です。
スマートフォン側の特定の操作をフックに家電を連携させる仕組みは使い始めると便利なわけですが、Androidスマートフォンではスマートホーム機器の管理アプリも省電力機能の対象になり、うまく動作しないことが何度もありました。

偏に「Androidが悪い」と言い切ってしまうのも、長らくAndroidの方がiPhoneよりいいじゃん!と推してきた手前、なんとも言いたくないのですが。
試しにXperiaやPixelなどなど、他のAndroidスマートフォンに同じ環境を作ってみても再現するためAndroidのOSに起因する問題・仕様なんだと納得するしかないですし、利便性のためにスマートホーム機器にそれなりに投資をしてしまった以上、便利に使える方法を選ぶしかありません。

Apple Watchが便利

スマートフォンも好きなんですが、腕時計型のデバイスなど「ウェアラブル機器」もかなり好きなんですよね。

で、今年の頭から今まで「iPhoneがメインじゃないから」と使ってこなかったApple Watchにも手を出してみたところ、かなり便利で手放せなくなっています。

[みんなのケータイ]Apple Watchの電池持ちが気になる。ならば、こうすればいい。
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定番ですが「Apple Pay」は便利で、今までおサイフケータイに紐付けはできなかったカードでもApple Payになら紐付けて利用ができたり、複数枚のカード・電子マネーをパっと切り替えて利用できるのも使い始めると手放せなくなります。

先ほどの「スマートホーム化」もApple Watchから玄関の鍵の操作も行えますし、Apple Watchを起点とした色々な操作も慣れてくると手放せない理由のひとつです。
ここまでくると「iPhoneがメインなら、LINEなんかもApple Watchで確認できて便利なんだろうな」と考えてしまいます。

GmailとChromeを標準アプリに設定できるようになった

iOS 14からの新機能として、標準のメーラー・ブラウザをサードパーティアプリに変更することが可能になりました。

ここまでにも書いてきた通り、筆者のスマートフォンは長らくメインがAndroidであり、AndoridスマートフォンとPCの間ではGoogleアカウントを通じ様々なデータが同期されています。

ブラウザであればGoogle Chromeでブックマーク、閲覧履歴、そしてパスワードなどが同期されているため、Webサービスありきの現代において「パスワード入力を省略できる」ことは快適に使う最低条件です。

また、メールも独自ドメインをGoogle Wordspace(G Suite)で10年以上利用しており、何万通ものメールはOS標準のメーラーよりもスマホであればGmailアプリを利用しなければ、すぐに目的のメールに辿り着くことも難しいのです。

これまでiPhone(iOS)ではブラウザはSafari、メールはOS標準のメールアプリが開かれる仕様で、例えばSafariで開いたあとにURLをコピーしてChromeで開き直すといった使い方をしていました。とにかく面倒くさい。

上にも書いた通りで、この面倒がiOS 14からは解消されたことで「それなら、iPhoneでもいいかも」と思えるようになったのも今回、iPhone 12 Proをメインスマホに据えた理由のひとつです。


他にも挙げれば理由は色々ありますが、こういうブログを書いていると
 ・Androidだけ先行
 ・iPhoneだけ先行
といったアプリやサービスもありますし、両方を使っていないと書けないこともあるのでiPhone 5がメインスマホでなくなって以降も「Android+iPhone」の2台体勢は保ってきました。

しかしメインでは使っていない状況が長く続き、しかしタブレットはiPad Proを好んでここ4年ほどは使っていく中で「前のiOSでは○○できなかったのに、今はできるんだ」という発見も多く、意外とメインで使ってみてもストレスは溜まらないのでは?と考え、7年ぶりにiPhoneをメインのスマートフォンとして利用してみることにしました。

もちろん、Galaxy Note10+は凄い気に入っている1台なのでメインの座をiPhone 12 Proに譲ることにもかなり抵抗もあったのですが。
ここまでに書いてきた通り、iPhoneの方が都合のいい部分も見つかったりと「メインに使ってみよう」と考えるきっかけにも恵まれたので、来秋まではiPhone 12 Proがメインのスマホです。

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