NTTドコモ、家族まとめて割と月々サポートについて「シェア5」を救済する変更を4月より実施へ

ケータイ

NTTドコモで家族複数台購入した際に本体代金や月額料金に割引が適用される「家族まとめて割」と、スマートフォンなど本体の購入時に月額料金を割引する「月々サポート」について、4月から少し変更があるようなのでご紹介。

なお、3月31日までの予定が4月3日まで延長になった本体代金の割引キャンペーンについては以下にざっくりまとめています。

ドコモの値引きは延長戦へ - Xperia XZの一括値引きなど、春のお買い得は4月3日まで
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家族まとめて割

NTTドコモが古くから、同一ファミリー割引・シェアグループ内で指定期間中に2台以上の購入を行うと、本体代金をその場で割り引き、または後日請求額から割り引くキャンペーンとして実施しているのが「家族まとめて割」です。

従来、この家族まとめて割の適用条件において

  • 同一ファミリー割引グループ・シェアグループ内で実施期間中に2台以上の購入
  • シェアパック10以上
  • 対象機種の購入

の3つを満たす必要がありました。

このうち「シェアパック10以上」の条件が、4月1日から緩和され「シェアパック5」も対象となります。
3月31日までは他社からののりかえ(MNP)・新規契約の場合限りシェアパック5を選択しても割引対象となっていましたが、4月1日以降については機種変更の際にシェアパック5に加入中・加入申し込みした場合も家族まとめて割の対象となります。

注意点として、家族まとめて割の対象期間は4月1日でリセットされ「4月1日~5月31日」となるため、3月31日までの購入分は対象にならないこと。
例えば、同日・同一店舗購入以外は「後日請求書還元・割引」となるのですが、3月31日までの購入分において前述の対象となる購入分が存在する場合、請求書還元を受けるためにはシェアパック10以上を還元されるまで継続する必要があります。

上記以外にも4月1日からの変更点が他に2点。
【その1 … 割引対象機種】
「Hシリーズ(例:SO-01H)以降のXiスマートフォン」「iPhone 6s以降のiPhone」が対象機種になっているため、3月31日までは割引対象だった機種を購入しても4月1日以降は割引されないケースもあります。
また、従来通り廉価機種として設定されている「MONO MO-01J」など、Hシリーズ以降の機種であっても割引対象外となる機種がある点には注意しましょう。

【その2…新規も含め複数台購入でないと適用不可】
3月31日までは、他社からののりかえ(MNP)・新規契約の場合、指定プラン・対象機種を購入していれば1台だけの購入でも家族まとめて割による割引・還元が受けられましたが、4月1日以降の契約分については「2台以上」の購入でなければ割引が適用されなくなります。
元通りに戻っただけとも言いますが、新規で1台追加する際の支払い額が3月31日までと違ってきますので、こちらも注意が必要です。

月々サポート

家族まとめて割に続き、月々サポートについても変更。
こちらの変更は4月4日からとなるので注意が必要です。

月々サポートは、対象の機種を購入し、対象の料金プランに加入した場合毎月の利用料金から一定額を割り引くキャンペーンです。
ドコモのスマートフォンを利用中のユーザーであればもれなくこの月々サポートの対象になるのがほとんどなわけですが、4月3日購入分までは「データSパック」「シェアパック5」を選択した場合、月々サポートが432円/月(二年間総額10,368円)減額されますが、4月4日購入分からはこの減額がなくなります。

また「シェアパック5」の場合、シェアグループに属する子回線も減額対象となっていましたが、4月4日以降については子回線における減額もなくなります。
例えば、親回線がシェアパック5で、子回線に契約が3台あったとすると、合計で2,000円近く割引が増える(月額が安くなる)ようになります。

注意点としては、4月4日以降購入分が対象ということ。
それ以前に購入した機種の月々サポートについては、今回の変更が適用されない点は注意が必要です。

まとめ

総務省のタスクフォースなどを受け、利用が少ないユーザーに適切な料金で携帯・スマートフォンが利用できるようにと各社が設定した低容量のデータプランですが、本稿で書いた通り従来は割引が減額されるなど、結局のところプランの組み合わせ次第では低容量プランを選んだ方が損をする状態が続いていました。
今回の変更により、機種購入に対して発生する割引と、利用にあたって発生する料金の組み合わせとして適切なものになったと考えられるため、格安SIMは選びたくないけれど、今までよりも自分にあったデータ容量・月額料金で使えれば…というユーザーには朗報といえるのではないでしょうか。