前回の記事で予告した通り、ASUSの最新スマートフォン「ZenFone2 Laser」と最新タブレット「ZenPad」のセミナーイベントに参加してきました。
前半がZenPad、後半がZenFone2 Laserの二部構成で、筆者はZenFone2 Laserのセミナー&モニターとして当選していたため、仕事が終わると同時、大急ぎで会場の渋谷 JINNAN Cafeへ向かいました。
モニター希望機種としてスマホorタブが選べるイベントでしたが、セミナー自体はどちらも参加できる結構太っ腹なイベントになっていましたが、時間の都合もあり片方しか参加できなかった事が悔やまれます。
前半、ZenPadのセミナーはキリカ氏のガジェットショットにキレイにまとまっていますので、もし気になる方はそちらをご参考にされたし。筆者も気になる内容なので、セミナーの帰りにじっくり読んでZenPadの方で申し込めば良かったかな…などと考えてしまいました。
新製品4種が先行体験できるASUS ZenPadセミナーに参加してきました! | ガジェットショット
というわけで、以下、セミナーレポートです。
『一歩先の、使いやすさへ』
セミナー冒頭、ZenFone2 Laser、そして既に発売済のハイエンドモデルのZenFone2など、現在のASUS製スマートフォンのテーマ・コンセプトとして『一歩先の、使いやすさへ』というお話がありました。
これは後述の各機能、また数回に渡り本ブログにも書いていく部分となりますので是非ご期待頂ければ、と。
筆者としては
安価な格安スマホの、安かろう、悪かろうの時代は終わった
と感じた次第です。
ミドルレンジの覇者モデルの正統進化形
昨年初秋に国内で発売、以降多くの格安スマホ(MVNO)で採用の相次いだ人気モデル「ZenFone5」の正統進化・後継モデルにあたるのが今回紹介するZenFone2 Laserです。
ZenFone2ブランドを冠していますが、今春話題をさらったハイエンドモデルの「ZenFone2(ZE551ML)」とは違い、以下に示すスペックの通り、イマドキの流行をキチンとおさえつつもミドルレンジモデルとして必要なだけの性能を兼ね備えたモデルとなっています。
ZenFone2 Laser (ZE500KL) |
ZenFone5 (A500KL) |
ZenFone2 (ZE551ML) |
|
発売日(日本国内) | 2015年8月8日 | 2014年11月8日 | 2015年5月16日 |
OS | Android 5.0.2 | Android 4.4 | Android 5.0.2 | CPU | Snapdragon 410 1.2GHz/4Core/64bit |
Snapdragon 400 1.2GHz/4Core/32bit |
Atom Z3580 2.3GHz/4Core/64bit |
RAM/ROM | 2GB/16GB(MVNO向け 8GBも有) | 2GB/16GB or 32GB | 4GB/32GB or 64GB | 画面サイズ (解像度) |
5インチ HD(720×1280) |
5インチ HD(720×1280) |
5.5インチ FullHD(1080×1920) |
カメラ画素数 リア・フロント |
1,300万画素 500万画素 |
800万画素 200万画素 |
1,260万画素 490万画素 |
本体サイズ (WxHxD) |
71.5×143.7×10.5 mm | 72.8×148.2×10.34mm | 77.2×152.5×10.9mm |
凄いざっくりとした書き出しですが、ZenFone2 LaserはZenFone5にかなり近いようで、僅かに幅が小さくなるなど、手を出しやすい価格設定(約3万円)を含め、より万人受けしやすい1台にまとめてきています。
デザイン
長らくPCの販売にも関わっていた筆者として、ASUSの「Zen」といえば、Ultrabook普及期に大人気だった「ZenBook」を思い浮かべます。ZenBookから一貫して「ヘアライン処理」「スピン加工」で金属感を打ち出したデザインがトレードマークになっており、ZenFone2 Laserも電源ボタン、ボリュームキー、そして液晶画面下部に同様の加工がされています。
個人的な感想…ですが、ZenFone2(ZE551ML)といったハイエンドモデルではリアカバーにアルミヘアライン風の加工・塗装がされていますが、材質自体はプラスチックのため触れた際に安っぽく感じてしまったんですよね。
ZenFone2 Laserでは同社のエントリー〜ミドルレンジに共通したマット塗装になっています。こちらの方が質感が高く感じる・持ったときに滑りづらく好感触なので今後も継続して欲しいな、というのと、ハイエンドモデルは本当に金属素材を採用するなどもっとプレミアム感ある風にしてくれたらいいのになーと。
また、これもZenFoneシリーズ共通ですね。
『エルゴノミックアークデザイン』として背面がラウンドしています。流行として5インチ前後の本体サイズになっている機種が多数ありますが、背面をラウンドさせ、両端を薄くすることで持ちやすくする工夫がなされています。
筆者の販売員時代、割と最近の機種だと「NTTドコモ ARROWS NX(F-01F)」や「au isai(LGL22)」あたりも画面サイズが大型ながら、背面がラウンドしている事でお客様から持ちやすいとご好評頂いていました。
ただ単に画面が大きければいい、ではなく、大きくても持ちやすい、使いやすいと工夫しているのも好印象です。
カメラ機能
カメラ機能は実際に撮影してからがっつりレビューしていくので、ここの紹介は今回はシンプルに。
いくつか目玉の機能がありますが、製品名の「レーザーオートフォーカス」だけでなく「ローライトモード(暗所撮影)」や「SuperHDR」、更に自撮り(セルフィー)の需要増に向けた加工機能など、カメラ機能はかなり盛りだくさんです。
使いやすい「ZenUI」
こちらも実際の機能面・操作性は追って個別レビューでご紹介します。
特に今回「これ、すごいでしょ!」と紹介されていた機能としては「ZenMotion」などでしょうか。
画面のダブルタップでスリープ解除、最大6種のジェスチャーによるアプリ・機能のクイック起動、片手持ちで操作が難しい場合に、画面全体を縮小して表示する「片手モード」あたりが猛プッシュされていました。
なお、片手モードについては当BlogでもZenFone2(ZE551ML)のレビュー時にご紹介していますので、そちらも参照されたし。
Zenfone2(ZE551ML)の片手操作モードが便利。| kuropon.mobi
スマートフォンに慣れ親しんだ層へUXの提供だけでなく、SIMフリースマホ=格安スマホ=主婦や高齢者、子供向けのスマホというイメージも蔓延している中で、多種多少、老若男女に訴求できる工夫を盛り込んでいるようです。
デュアルSIMカードスロット
海外メーカー機種、SIMフリー機種の醍醐味、または十八番でしょうか。
ZenFone2 LaserもデュアルSIMカードスロット搭載です。サイズはどちらも「microSIM」と呼ばれるサイズです。
今までに出てきた多くの機種ではデュアルSIMカードスロット搭載ながら、片方は2G(GSM)のみ対応で日本国内では用途を見いだせない仕様でしたが、本機種ではどちらのスロットも「4G/3G/2G」に対応しています。
両スロットの同時利用はできない(排他利用)の仕様ではありますが、上手に使えばかなり便利に使えるそうです。
まとめ
その他、アクセサリの紹介などもありましたが割愛。
これは実物を入手してからまた追って書いていきます:-)
アンバサダーイベントなんかもそうですが、普段ネット上、または前職時代に交流のあった方の参加も多く、あまり居づらさを感じない楽しいイベントでした。ASUSのスタッフの皆さんの対応もよく、セミナー前後に質問を投げかけた際にもしっかりと受け答えしてもらえて良かったです。
ちょっとだけ駄目出しをするなら前半のZenPad、後半のZenFone2 Laser、どちらに当選してもセミナー自体はどちらも参加出来る太っ腹なイベントではありましたが、筆者のように後半に参加=後半の時間にあわせて参加した場合でも、前半で応募した参加者が前方の席にそのまま居続けてしまうため「聞きたくて応募したセミナー」で「聞きづらい」「見づらい」と感じてしまう場面もありましたので、そこだけ次回以降ご再考頂ければ…と思いました。
…お前が早く行けばええやろ!!というだけでもありますが(^^;
自称ASUSマニア!?から、誰もが認めるASUSマニアになるため、しばらくはZenFone2 Laserのレビュー、頑張ります。