よろしくね、Eマウント。

カメラ

先月「さよなら、Aマウント。」という記事を書いた通り、長年愛用してきたソニーのAマウントカメラとそれに関連する資産(主にレンズ)を手放しました。
マップカメラの下取り交換を利用したので配達員が回収に来たときは「待って!やっぱり売るのやめる!」と喉から出かけたりもしたが、手放すと決めて約一週間で新しいカメラが手元にやってきました。

新しいカメラとして選んだのは「SONY α7RⅢ」。α99Ⅱからの買い替え先としては妥当。
妥当すぎる選択におもしろみがない気もするが、一応もっともらしい理由もあってこのカメラを選んでいる。

今回は色々と選択肢もある中でα7RⅢを選んだ理由をつらつらと書いていく。

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ZやRFではなく、Eを選んだワケ

カメラの買い替え時、多くの場合は「今持っているレンズを活かして、ボディをより高性能なものにする」という選択をするはず。
しかし今回は「Aマウントに未来がないので、ボディもレンズもすべて手放して買い替え」だったので買い替え先としてはどこのメーカーのどんなマウントを選んでもいい。

新しいカメラに求めるものは
・ファインダーがEVF
・8~10コマ/秒の連写性能
・4000万画素前後の高画素機
あたり。

「ファインダーがEVF」という条件付けの時点で各社のミラーレスカメラを選ぶことに。
OVFの方が見え方はキレイだと思いつつ、α55以降10年近くEVFを使っていると「ピントのピーキング表示」や「ライブプレビュー」の便利さに慣れてしまうともう手放せないため必須条件。
EVFのキレイさで言えば「Nikon Z」の評判は高く、実際に店頭で覗き込んでみるとEVFにありがちなギラギラ感を感じさせない表示はアリだなと感じたし「Canon EOS R」も縦持ち時にEVF内の表示を縦UIに切り替えてくれるような仕組みもあり、フルサイズミラーレスカメラとして後発メーカーならではの工夫に「いいなぁ」と思える部分が多数ありました。

「8~10コマ/秒の連写性能」についても上に挙げたソニー以外のミラーレスカメラでも問題なし。

最後に引っかかったのが「4000万画素前後の高画素機」という条件。
Nikon Z7は4575万画素超。Canon EOS Rは3030万画素。
この条件に当てはめるとCanon EOS Rはちょっと画素数が足りないなぁ…となり選択肢から除外。

そもそも、なぜ高画素機にこだわるかという話なんですが、取材で発表会に行った際に「24-70mm」のレンズをつけっぱなしで、70mm(望遠側)からクロップを使うとWebで利用する写真なら困らない解像度・画角になります。
それでも70mmで「ちょっと足りないなぁ」という場面もあり
・Nikon Z7なら70mm+クロップでギリギリ困らないか、ちょっと物足りないけど我慢できる(要は今まで通り)
・Canon EOS Rなら24-105mmがあるのでクロップすれば今までよりも寄れるが解像度が足りない(ただ解像度が足りない)
となるので、結果的には「4240万画素のα7RⅢにSEL24105Gでいいじゃんね」となったわけです。

今までどうしても被写体までの距離に不満があった場合、70-200mmのレンズも持っていっていれば付け替えてしまうこともあったのですが「早めに会場に行って前方の席を取る」とすればもう一本レンズを持って行く必要はないと感じていたので、それであれば1本でブツ撮りと取材とをカバーできる方がベストだよね!と。

もちろん写真を撮るのを趣味とすれば24-105mm以外のレンズを使った方がいいものを撮れる(かもしれない)わけですが、仕事道具として使う頻度の方が高いので「これからの取材で困らないように買い替える」が最優先。
Nikon ZもCanon EOS Rもシステムとしては2018年末にデビューと新しく、マウント径がSONY Eマウントよりも大きいなど未来を感じさせる部分も多いのですが、今時点で「取材で最も勝手がいいカメラ」と考えるとこの組み合わせに落ち着いてしまうわけです。

我ながら無難すぎる移行先になってしまったなぁ…と少し面白みにかけてしまうのは残念に感じたりもしていますが、いいカメラであることには間違いないので、きっとソニーはEマウントをこれからも大事に育てていってくれると信じ、当面の愛機として使っていきます。

なお、α7RⅣが買い替え検討中に発表されそちらも検討しましたが、予算的に厳しいので除外。
すでに先月28日で終了していますが、α7RⅢで3万円、SEL24105Gで1万円、合計で4万円のキャッシュバックキャンペーンが実施されていたことと、α7RⅣの発表でα7RⅢの価格が新品で27万円台と買い得感高めになっていたので。

テストショット

α99Ⅱに比べα7RⅢではボタン配置が異なる部分もあったりと、まだ操作に不慣れだったりもしますが、今日までに撮った中から適当に何枚か貼っておきます。
基本的に撮って出し、Lightroomで水平出しくらいしかしていないものです。
掲載用に長辺1920pxで縮小していますが、作例の最後にオリジナルデータへのリンクもありますので等倍で見たい場合はそちらから見てもらえればと。

24mm・SS 1/800 ・F/4・ISO 400

105mm・SS 1/100・F/4・ISO 1600

24mm・SS 1/10・F/4・ISO 1600

38mm・SS 1/5000・F/4・ISO 400

70mm・SS 1/160・F/4・ISO 1250

105mm・SS 1/160・F/4・ISO 3200

65mm・SS 1/160・F/4・ISO 3200

105mm・SS 1/30・F/5.6・ISO 800

24mm・SS 1/30・F/4・ISO 800

105mm・SS 1/100・F/6.3・ISO 2000

105mm・SS 1/125・F/4・ISO 2000

元データはこちら


手元に来て2週間半。正直まだ慣れません。
長いことAマウントボディを使ってきて、主に親指と人差し指に染みついた操作が今までと違うことに四苦八苦したり、便利そうなLCDファインダーのタッチパネル機能に振り回されてみたり。

ただ、それもNikon FマウントからAマウントに乗りかえたときにも通った道ですし、サブとしてRXシリーズやGRシリーズを使ったときにも「ああ、違う」と思うことは多々あるので、それと同じだと思ってのんびり新しい相棒として使い慣れていければと。

この先買いたいレンズもAmazonの欲しいものリストにまとめたので、これらを全部買い揃えられるようにブログもライティングも頑張っていかねば。もちろん、リストからレンズのプレゼントもお待ちしております。

Amazonほしい物リストを一緒に編集しましょう

そんな感じで、よろしくね、Eマウント。