動くINFOBAR xvに触れてきた。さらに欲しくなった – INFOBAR ファンミーティング(塗料工場見学)に参加してきた。

ケータイ

今秋、auから発売が予定されているフィーチャーフォン「INFOBAR xv」。
7月末に発表されて以降、未だ動く実機に触れられる機会は発表会含めなかったのですが、ファン向けイベントとなる「INFOBAR ファンミーティング(塗料工場見学)」で、遂に実機に触れられるぞ!と聞き早速申込。
そして先日、当選しましたのでINFOBAR xvをさわりまくってくるぞ!!と、埼玉の入間まで行ってきました。

イベントは
・プレゼンテーション
・塗装工場見学
・座談会
・クイズ大会
の4部構成。2時間と限られた時間の中にかなりのボリュームを詰め込んだイベントでした。

プレゼンの一部や工場見学については撮影NG。流石にイベント全部をレポートにすることはできませんので、簡単にイベントの熱気やINFOBAR xvの実機について今回はご紹介。

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INFOBAR愛が迸るイベント

今回のイベントの参加者は約20名。
当選倍率は約5倍、平日の開催ながらも100名近い応募があったとのこと。それだけ「INFOBARが人気」「いち早くINFOBAR xvの実機にふれたい」と考える人は多いということですね。

机の上にちらほらと歴代INFOBARの姿があったり、この後でカバンの中から歴代のau Design Project / iidaの機種が出てくる参加者が多かったのは、ファンの熱量を感じられる印象的な部分。
ちなみに筆者は1台も持っていきませんでした。外装交換して箱に戻してしまっているので、もう持ち出したくない…。

プレゼンテーションの内容は、すでに発表済の内容をおさらい。
そしてINFOBAR xvの実機がお披露目。

僕含め、参加者はお披露目になったINFOBAR xvに釘付け。
今回イベントに持ち込まれたのはこの3台と、この後に3グループに分かれて行われた座談会で各テーブルに1台ずつ配られたもののみ。
「まだ、お見せできる実機の数はこれしかなくて」とのこと。めっちゃレア。

なので、おさわり自由な座談会中は取り合いにも近いものがありました。
だってさわりたいもんね、INFOBAR xv。僕は割と我慢した方です…(笑)

座談会中は各テーブルで各々のINFOBAR愛をぶちまけながら、INFOBAR xvについての質問の嵐。
例えば「メニュー画面はINFOBAR2に近づけるために技術的なハードルが多数あった」なんて話も。
auのフィーチャーフォンを使っていた人なら「自作したメニュー画面が設定できる」「メニュー画面のダウンロードサイトがあった」のを覚えている人もいるはず。
当時のアニメーションするメニュー画面には、2020年でサポートが終了するAdobe Flashが使われており、これをそのままAndroidがベースのINFOBAR xvで利用することはできません。でも、やるからには…と、かなりの苦労をして再現した!なんて話が聞けました。

INFOBAR xvの実機をチェック

というわけで、お待ちかねのINFOBAR xvの実機。
台数が限られていたのでそこまでガッツリ確認も、そして写真も撮れていませんが、なんとなく雰囲気が伝われば…。

やっぱりINFOBARといえばNISHIKIGOI。
テンキー付のINFOBARは2012年頭に発売になった「INFOBAR C01」以来、実に6年半ぶり。この長方形のキーが並んだ姿はINFOBARらしさの象徴ですよね。

INFOBAR xvの新たな取り組みで、外観で特にハッキリとわかるのが「フレームレスキー」。
キーの周囲にフレームがない構造はかなりオシャレでかわいい。おしゃかわです。とにかく苦労したのはココだ、なんて話もちらほらと。

もちろん、こんなところにこだわりも。ええ、SIMピンです。
INFOBAR xvのカタチをしたSIMピンには、レーザー切削でINFOBARのロゴ入り。今のところSIMピンのみの販売は予定にないそうなので、SIMピンマニアも買うしかないんじゃないでしょうか。

実際に手に持ってみるとこのくらいの大きさ。
片手でホールドできる安心感、フィーチャーフォンってこのサイズ感だよね。すっかりスマホに慣れた手には小さく感じますが、特徴的なタイルキー含め「押しづらい」ということもない、まさに考え抜かれたフィーチャーフォンのベストサイズ。

ちなみにNASUKONはこんな感じ。
しれしれっと卓上ホルダにセットされています。卓上ホルダは反時計回りに90度回転する仕組みで、そのときは時計も90度回転して置き時計のように使えるようにもなっています。
この回転の具合がとても気持ちよくて、ピタッと止まるのでついつい卓上ホルダを回転させたくなります。

実際の動作ですが、これはいい意味で裏切られました。
今までに同じ4G LTEケータイのGRATINA 4GやAQUOS Kなどもさわってきていますが、どれも文字入力が緩慢で正直使っていてストレスです。売りになっているLINEへの対応もこれだとちょっと使えないなぁ…と思っていましたが、INFOBAR xvはフィーチャーフォン全盛期に鬼のように届くメールを返しまくっていた頃のようにサクサク文字入力が行えました。
自信作のアニメーションするメニュー画面も動作が重いといったこともなく、フィーチャーフォン世代であれば求めていたのはコレ!なんて言えるかも。

塗装へのこだわり

さて、今回のファンミーティングは「塗装工場見学」が今までにない試み。
工場内の撮影はNGになっていたため写真を使ってのレポートは一切行えないのが残念ですが、以下の写真で色へのこだわり、工夫が伝わればと。

INFOBAR xvの横に並んでいるのは色見本。
同じNISHIKIGOIでも、参加者が持ち込んだ初代のNISHIKIGOIとも色が違っているのもわかるはず。
デザインの通りの色を出すための試行錯誤には数ヶ月かかり、日によっては深夜まで打ち合わせることもあったそうな。

ちなみに今回の会場となった武蔵塗料は「塗料を開発する会社」で、実際の塗装はINFOBAR xvの製造担当となる京セラの製造ラインで行われます。
なので、色が決まり武蔵塗料で再現できても、実際の製造ラインでその色を再現できなければ駄目ですし、製品としてユーザーの手に渡ったあと、実用環境で色がくすんだりしないかといった課題もあるため、単に色見本から選んで終わり!とはいきません。
もっと言えば、テンキーのようにバックライトで裏側から照らされるものは「透けすぎないか」といった塗料の隠蔽力なども考えないといけないため、かなりの苦労が詰まっています

なお、武蔵塗料はINFOBAR xvが初めて携帯電話に関わるというわけではなく、まだまだ2Gのケータイが全盛期だった頃から携帯電話の塗装に関わっている老舗の会社です。
過去に関わった製品として懐かしい機種のモックが会場には並べられており、筆者としてはこちらの方に興奮してしまいました。
(どれも実機持ってるけど、自宅で広げることはほぼないので…)
この中だと、G’zOne TYPE-Rか、いや、W41CAかなぁ、思い出深いのは。しれっとW44TⅢがあったり。LEXUSモデルですね。これは知らない人、多いかも。

ファン歓喜のおみやげも

イベントの最後にはファン歓喜のおみやげも。
INFOBAR xvのTシャツ、初代INFOBARのピンバッジ、そして狭山茶。
Tシャツに描かれたINFOBAR xvのカラーはランダムで、会場内で希望のカラーを交換する人が出るなど、おみやげでもまた盛り上がりを見せる、とにかく熱いイベントでした。


ブログを書いていると、ブロガー向けやユーザー向けのイベントに参加する機会は多々あります。
特にスマートフォンなどデジタル機器はメーカーやブランドに対して熱狂的なファンも多く、こうしたイベントは盛り上がらない…なんてことはほぼないのですが、今回のINFOBARのファンミーティングは今までのどのイベントよりもイベントだったのは間違いありません。

参加者の年齢層は広く、筆者のように初代INFOBARが登場した頃に高校生~大学生の、現在30代前後が多いと思いきや、50代以上の方もいらっしゃれば、親が使っているINFOBARに憧れ、初めてのスマホとしてA01を、以降A02、A03と使ってきたという若いファンの方も参加しており、15年続くau Design projectの歴史の長さ、支持される理由をたった2時間の間にこれでもか!と見せられた(魅せられた)気がします。

INFOBAR xvの発売まで、まだ2ヶ月ほどありますが、今後は実機やデザインモックに触れられるイベントが増えてくるはず。
購入を検討中の人はINFOBAR xvの製品ページや「TIME&SPACE」などをチェックしておきましょう。
また、10月末から「INFOBAR展」が都内で開催される予定。発売はこの後とも予告されているため、こちらも要チェックです。

au SHINJUKUで「INFOBAR xv」を見てきた。やっぱりめっちゃ欲しいので、契約プランを考える。
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