プールでもOKの防水ウォークマン「NW-WS623」を購入。簡単にファーストインプレッション。

オーディオ

2018年、最初に購入したのガジェットが防水ウォークマン「NW-WS623」です。

大変お恥ずかしい話ですが、結婚生活等々でだいぶお腹周りとか顎の下がまるまるとしてしまい、昨年末から真面目にジム通いを始めました。
来年、娘も小学校にあがり、授業参観に来たパパがデブって…嫌じゃないですか…?

と、一念発起して、ジムで2~3時間、汗を流してゴリゴリ筋肉を痛めつけ鍛えてます。

で、ジムですがランニングマシン等にはモニターが備え付けてあって、単調な30分~1時間のワークアウトを楽しく盛り上げてくれるわけですが、別にワイドショーとか見てもなぁ…と。
スマートフォン等を持ち込んで音楽を聴いたり動画を再生している人も多く、筆者もそれを真似てみていたんですが汗だくになったお気に入りのヘッドホンを水洗いするわけにもいかずどうしたものかと。

そこで色々調べて行き着いたのがソニー・ウォークマン「NW-WS623」です。
ウォークマンなので内蔵メモリは「4GB」(上位モデルなら16GBもあります)、スポーツシーンでの利用を想定したシリーズで、このモデルからはプールでもOKの防水性能。なので汗だくになっても水洗いOK。
さらに、Bluetoothヘッドホンとしても利用できるため、スマホと繋ぐこともできる、一台二役のすげーやつです。

今回は簡単に本体と、実際に使用してみての感想を以下でご紹介していきます。

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パッケージと本体

パッケージはいつものソニーのウォークマンと同じ。
ウォークマンといえばバイオレットのピカピカのパッケージに入っているイメージが強いんですが、NW-A800くらいから先、ずっとこういう簡素なパッケージに変わってるんですよね。
バイオレットのピカピカパッケージだった期間の方が、今じゃ短いかもしれない。

続いて本体。
いわゆるネックバンドタイプ。
耳への取り付けはいわゆる「SHURE掛け」になり、耳の上→首と、バンドを通して取り付けます。
左右それぞれに様々なボタンが配置されているため、指先で操作するようになります。これについては後述。

気軽に取り付けられて、防水で…となると、BOSEのSoundSport Free wirelessあたりも候補に挙がりましたが、音質よりは価格を重視、さらにスタンドアロンで音楽再生もOKな方が、トレーニング内容によって近くにスマホを置いておけない場面でも利用できるので、やっぱりトレーニング向けのプロダクトとしてはこちらの方が優れていますね。

身体に当たる部分、つまり裏側(内側)は製造番号等々の記載がびっちりと。
右耳の内側に用意された接点は、充電・音楽転送の際にNW-WS623に取り付けるアダプタとの接点です。
ゴツゴツと足つぼ健康器みたいな見た目をしていますが、装着時に気になるといったことはありません。

上に書いた通り、充電時はこちらの専用アダプタを介し、microUSBケーブルでPCやACアダプタに接続します。
アダプタは単体での購入が、ソニーのサポート窓口のみとなるため紛失しないよう注意が必要です。

白が通常のイヤーピースで、黒が防水対応のイヤーピースです。プール等で利用する際にはこちらを付けなければならない点は注意が必要ですね。
もちろん、水洗いする場合にもイヤホンの軸、つまり音の出るダクト部分に水が入らぬよう気をつける必要があります。

音質は価格相応。操作は慣れるまでが難しい

NW-S623の実売価格は1万円ちょっと。
4GBメモリーを内蔵した単体プレイヤーであること、防水に対応していること、Bluetoothでスマートフォン等に繋ぐことができること、これらの多機能分をさっ引くと、音の鳴りは5,000円程度のカナル型イヤホンとそう変わりません。

ボリュームを上げすぎるといわゆる「ドンシャリ」な鳴りになりますし、リップノイズのような細かな音はまずわかりません。
音楽を味わうように聴くのには向いていませんが、トレーニングの際のBGMとして好きな曲を流しておくのには十分な音質です。

そして使用感として、慣れるまで困ったのがボタンの位置と機能。
ボリュームは手前を倒せば上がるんだっけ、下がるんだっけ。えーと、停止は…曲送りは…と、本体をつまんだ際に親指に当たる位置のボタンを押せばいいのか、人差し指の位置のボタンを押せばいいのかはかなり悩みます。
慣れてしまえばどうってことはないのですが、その他のワイヤレスヘッドホンともボタンの位置、役割が違うので困惑する場面が全くないとは言いきれません。

公式サイトに掲載されている「快適操作」も、本当に慣れないと快適ではないかな…と。
上位機種の「NW-WS65」であれば、指にはめるリモコンが別にあるのでもう少し操作は簡単になりますが、結構な大きさなので邪魔といえば邪魔ですし。

フィット感は抜群。防水の安心感もラフに使えていい感じ

使い始めて2週間ほどですが、フィット感については文句なし。
重量も軽いですし、本体がマットな質感になっているため、汗をかいてもべたつかないのも嬉しいですね。

防水の安心感は大きく、トレーニング後にそのままじゃっと水をかけて拭き取ればいいのもジムに持ち込むデジタル機器としてラフに扱えていい感じ。
上で苦言を呈した操作方法も、とにかく暇になりがちなランニングマシーンやエアロバイクの最中に適当にいじっていれば覚えられました。
一日二日使わないと「アレ?」ってこともあるんですが、反復的に使っていれば覚えますし、気付いた頃には「○○したい」って考えてすぐに適切なボタンを操作するようになりますから、本当にこればかりは慣れですね。

価格に対しての満足度は高め。新年最初の買い物としても満足。

NW-WS623自体は12月から購入の検討をしていました。
元々ジムでのトレーニングの際に使おうと、眠らせていた「MDR-AS700BT」を引っ張り出してきたのですが、ネックバンド部分に自由度がなく、耳に掛けた部分が自分にはフィットしない、耳が痛くなる感じがしたので再度お蔵入りにしたので。
※そういえば、購入した当時もそんな理由でお蔵入りさせた気がします。

トレーニング用途のヘッドホンとして重視したいのは
・耳にかけて痛くないか
・本体は軽量か
・激しく動いてもはずれないか
で、この三点はそのまま「圧迫するような装着感になっていないか」ということ。
自由度の高いネックバンドに、軽量な本体となるNW-WS623はこの二点を満たした上で、防水やBluetoothヘッドホンとして利用できる付加価値が他にはない大きな魅力です。

スマホを必須とせず、スタンドアロンで利用できるのもトレーニング内容によっては嬉しいポイントでしょう。
最近はオーディオプレイヤーもハイレゾのような「音質にこだわる人向けの製品」ばかりに注目が集まり、こうした更にニッチなターゲットを狙って製品はイマイチ知られていないのですが、ジムでのトレーニングやランニングを行っている人であれば、是非手にして欲しい一台です。

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▼こっちはリモコン付モデル。容量も4GB→16GBに増えています。

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