台湾で購入したZenfone2(ZE551ML)は日本国内で使えるのか

ケータイ

先日のエントリーで開封レビューした台湾で購入した(してきて頂いた)Zenfone2(ZE551ML)ですが、日本国内で利用することは可能なのかどうか、について本稿では触れていきます。

掴める電波は?

スクリーンショット 2015-03-30 20.48.49

以上、公式サイトのスペックより。
この一覧だと「WW(WorldWide)」が日本国内で利用する場合にチェックするべき対応バンドですね。
3G/LTE共に「2100MHz/Band1」への対応をしていますので、docomo、Softbankでは3GとLTEでの通話・データ通信、auではLTEでのデータ通信に対応している事がわかります。
順次エリア整備の進む「1800MHz/Band3」への対応もしていますので、docomo/Ymobileの同帯域でのLTE通信も可能だと思われます。
また「900MHz/Band8」への対応もしていますので、Softbankが「プラチナバンド」などの通称で展開するエリアでの利用も可能と思われます。

…思われますなのは、まだSIMカードを挿入しての利用を行っていないからです。

技術基準適合証明(技適)は大丈夫なのか

Screenshot_2015-03-30-10-29-53

海外からSIMフリーのスマートフォンを輸入した際、毎度問題になるのが「技適は大丈夫なのか」という問題ですね。諸説色々ありますが、あくまでも「日本在住で日本国内で利用するため」に入手したという体でお話しすると、上記スクリーンショットの通り、まだ技適の「工事設計認証番号」は「xxx-xxxxxx」と表示されています。
しかし「ZenFone 2が技適を通過、ZE551MLとZE550MLが日本で発売か」という記事の通り、今年2月前半には筆者の購入したZE551ML(ASUS_Z00AD)も技適を通過している事がわかります。

『じゃあ、使っても大丈夫そうじゃない?』

とも思ったので、総務省の窓口、今回であれば「関東総合通信局」に直接電話をして確認しました。
結果としては「使用してはいけません」とのこと。
もちろん

ハードウェアとしては同一と仰るのなら、そのうちアップデート等で工事設計認証番号が表示されると思われるし、そうなればご自由にお使い頂いて大丈夫です

という回答も頂きましたが

表示されない間は認証を通したハードウェアと全く同一・同仕様とも断言できませんから、ご利用はお控え下さい

とのことでした(^^;

ということで、きっとそろそろ発表・リリースされるであろう国内版Zenfone2を待つか、それ以外のソフトウェアアップデートがあるまでは日本国内での電波を使う利用はNG、ということでした。

まとめ

ということで、Zenfone2で掴める携帯の電波のお話と、国内利用は現状駄目ですよ〜〜、というお話でした。
なんか色々グレーな事も世の中あるんでしょうけども、まぁまぁ、そういうことで。
どうしても海外から輸入したスマートフォンなどの話になると「技適ガー」という話になるので、筆者自身「理解はしていても確認をしたことがない」ので、一つの経験として電話してみたかったので、こういったエントリーになりました。
ちなみに電話した窓口ですが、やはりお昼時はずっとコール音が鳴るだけで電話はとってもらえませんでしたが、13時を過ぎたらすんなり繋がりました。また、お役所のイメージだったのでもっと冷たくあしらわれるかな?と思っていましたが、意外とフレンドリーな雰囲気で応対して頂けたので良かったです。