楽天モバイルで本体価格が安価だったので購入した「AQUOS sense2 SH-M08」。
評価の高かった先代AQUOS senseの良さはそのままに、ディスプレイはトレンドの18:9と縦長のものに、ボディ素材も樹脂から金属に変わるなど、堅実にブラッシュアップした1台です。
前回は購入記と外観、そしてベンチマーク結果まで紹介しましたので、今回はカメラを作例と共に紹介していきます。
AQUOS sense2 SH-M08のカメラについて
作例にいく前に、AQUOS sense2 SH-M08のカメラについて復習しておきます。
メインカメラは1,200万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。
F値は2.0の比較的明るいレンズに、同社従来モデル(2年ほど前の機種)比で1画素のサイズが25%アップしているため、暗所での撮影能力は改善されています。
映像処理エンジンとして搭載されている「ProPix」はSHARP独自のもので、2008年末に発売されたフィーチャーフォンの時代からの積み重ねと考えると「いつものSHARP」でもあり「安心のSHARP」でもある部分かな、と。
また、機能面では流行を押さえて「AIによるシーン認識」にも対応しています。
作例
日中、それも晴天下であれば十分過ぎるキレイな写真が撮影できます。
2枚目は影から撮影していて、陽の当たらない松の葉もフレーム内に収まっていますが、多少の黒潰れはあるもののディテールが潰れることもなく、松林から撮影していることがハッキリとわかるため、解像感についても優秀です。
続いて逆光での撮影。
被写体が潰れてしまわぬよう全体的に持ち上げた感ある絵になっています。ただ、雰囲気を捉えるという見方をすれば「強い陽射しを前に撮った」ことがわかる絵を出しているとも評価できるため、ここまで4枚の作例について「日中、陽射しの下で撮る限りは優秀なカメラ」と言えます。
夜景はのんびり撮ってる時間もなかったので、ふらっと訪れた秋葉原を。
イルミネーションはありませんが、カラフルな看板も多くカメラテストの被写体としては優秀なポイントです。
照明で一部の看板が白飛びしている点は気になりますが、かといってその部分をくっきり撮ろうと思うと最近のスマートフォンに多いギトギトしたHDRが強く効き過ぎた絵にもなりかねないため、スマートフォンで撮影した夜の風景としては優秀です。
極端にノイズが乗っているわけでもなく、夜間でも素直に被写体の雰囲気を掴めるカメラですね。
最後に飯。
実はここが少し苦手な場面なのか、少々暖色寄りの絵になりがち。パッと見で「まずそう」とはなりませんが、照度が低かったり暖色寄りの照明の下、ないしは暖色寄りの被写体に対してはホワイトバランスがちょっと狂いがちです。
AQUOS sense2 SH-M08がエントリーモデルだということや、最近はどうしてもSamsungやHUAWEIなど、カメラの評価の高い海外メーカーの機種の多くが国内でも容易に購入できるようにもなり、あまり期待はしていなかったというのが本音。
しかし実際に撮ってみると極端にそうした高評価のメーカーと比べ劣るわけでもなく、ましてや本機が実売3万円前後の機種であることを考えればかなり健闘しています。
価格帯だけで言えばHUAWEI P20 liteやnova lite 3、最近だとOPPO R15 NeoやAX7あたりが対抗機種になってくるかと思います。
これらの機種の売りは「カメラ」や「コスパ」という中で、AQUOS sense2 SH-M08は「国内メーカー」や「防水防塵」「おさいふケータイ」の部分に注目を集めがち。
ですが、カメラについてもそれらと比べ劣るわけでなく、そうした他にない機能まで含めると実は一番お買得な機種かも。
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