関西万博の帰りは寝台特急サンライズを利用しました。
寝台特急は高級ツアーパッケージを除くと、国内で定期運行されているのはサンライズのみ。
約2年前に「なくなる前に乗っておこう」と乗ったのが最初で、なかなかおもしろい体験だったので「もう一度乗りたい」と考え、いわゆる「10時打ち」をJR西日本のe5489で挑戦したところ、狙い通りにチケットを確保することができました。

今回利用したのは「B寝台ソロ」。
前回は「B寝台シングル」で、B寝台ソロはサンライズの中では最も安価な個室です。
B寝台シングルと比べると部屋は狭いですし、小さなテーブルもありません。
申し訳程度に窓の縁にモノを置けそうなスペースがありますが、ドリンクホルダーは真逆の位置に取り付けられているなど、全体的に「とりあえず部屋として使えます」程度の設備です。
またベッドに壁(というより2階の階段)がめりこむようになっているので、自ずと寝るなら個室の入口側に頭を向けるようになるので、やはりテーブル(のようなスペース)の使い勝手はあまりよくありません。
荷物を置くスペースですが、部屋の入口側に35Lのバックパックを置いてピッタリくらい。
スーツケースなど持ち込んでいる人もいましたが、B寝台ソロは比較的身軽に移動するバックパッカー向けの寝台個室です。

で、実際に寝転がってみるとこんな感じ。
入口の扉と天井の位置からおおよその部屋の高さがイメージできると思います。感覚的にはロフトベッドの下段に寝転がったような感じ。
起き上がって過ごすにはちょっと窮屈ですが、寝転がっている分には窮屈ではないですし、個人的には程よい閉塞感もあって落ち着きました。
話題が前後しますが、B寝台ソロ(の1F個室)はコンセントも枕元にないので、スマートフォンなどの充電には少し困ります。
コンセント自体はあるものの、ドリンクホルダーなどがある側にあり、そこに充電器を繋いで、ケーブルを伸ばして……とすると、ケーブルの長さ次第ではちょっと動いただけで充電器がコンセントから抜け落ちます。
まぁ、これを加味してうめきた温泉 蓮でメインのスマートフォンとApple Watch Ultra 2を充電しておいたので、そこまでバッテリー残量を心配する必要はなかったのですが、満身創痍のスマートフォンなどをサンライズのB寝台ソロで充電する予定でいる人は、2mやそれ以上の長めの充電ケーブルを用意しておくといいでしょう。

……と、もっとサンライズの車内探検などもしたかったんですが、いくらうめきた温泉 蓮で身体を休めてからの乗車であっても、流石に疲れが溜まっていたので大阪駅を発車して1時間もしないうちに眠ってました。
ちなみにこの関西万博の際の旅程ですが
金曜日:取材で関西万博、そのまま別取材でなんば
土曜日:朝から大阪港の海遊館
日曜日:プライベートで関西万博
と、ずっとカメラなど機材を持って歩きまわる日程だったので、相当疲れていたようです。
大阪駅を0時33分発、東京には7時8分着と、定刻通りだと6時間半ちょっとと寝台特急の乗車時間としては元々短めなので、本当に「寝てる間に東京に着く」という利用にピッタリです。
ちなみに前回はB寝台シングルでも珍しい「平屋の個室」で、今回はB寝台ソロの1F個室。実はまだ、2Fの個室を利用したことがありません。
「人生でもう2度もサンライズに乗れたので満足!」と言いたかったんですが、2Fの個室の利用に興味が湧いてしまったので、また大阪や高松との移動の際に狙ってみようと企んでいます。