2024年も気付けばもう年末。なんとあと3週間ほどで終わってしまうようです。
年末といえばいつものアレ。今年も質(@_0_zero)さん主催の「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2024」に参加し、筆者が2024年の1年間で色々手にしたガジェットの中からベストバイとして選んだ1つをご紹介していきます。
今年のベストバイは「FMV LIFEBOOK UH」
2024年も色々買いましたが、結局1年通してベストバイだった!と言えるのは春に買い替えたノートPCです。今回買ったのはFMV LIFEBOOK UH(以下、LIFEBOOK UH)。型番だと「WU2/H1」とか「FMVUH01005」とか呼ばれているやつ。
LIFEBOOK UHを簡単に紹介すると「超絶軽いノートPC」です。
世代と構成とで重量も異なりますが、最軽量モデルを選べば700g切り、最も重たいモデルを選んでも1kg以下ととにかく軽さが売りのモバイルノートです。
もちろんゲーミングノートPCなんかと比べれば非力ですが、軽いといっても極端に省電力のCPUを載せて動作クロックを落として軽くしているなんてことはなく、他社のモバイルノートと同じくらいの性能はあります。
筆者が購入したのはLIFEBOOK UHの中でも「高性能」かつ「てんこ盛り」のモデル。直販サイトの「FMV WEB MART」ではいくつかのベースモデルが存在し、今回選んだのは最も欲張ったモデル「5G搭載モデル」で、ここに色々CTOで性能を盛ったモデルを購入しました。
(→表記の箇所は購入後、筆者の手でアップデートしたもの)
OS | Windows 11 Home → Windows 11 Pro |
---|---|
CPU | Intel Core i7-1360P(12C/16T・最大5GHz駆動) |
メモリ | 32GB(LPDDR5-6000) |
SSD | 256GB → 4TB(M.2 NVMe/PCIe Gen4) |
ディスプレイ | 14インチ・1920×1200ピクセル |
Webカメラ | フルHD Webカメラ(約207万画素・Windows Hello対応) |
ネットワーク | 有線LAN(1000BASE-T)・Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Bluetooth v5.1 |
WWAN | 5G/4G/3G対応(nanoSIMカード&eSIM) |
外部インターフェイス | Thunderbolt 4×2(USB-PD・DP Alt対応)・USB Type-A(USB 3.2)×2・microSDカードスロット・φ3.5mmステレオ・ミニジャック・HDMI出力ポート |
バッテリー | リチウムイオン 64Wh |
本体サイズ | 約308.8×209×15.8~17.3mm |
本体重量 | 約928g(実測 908g) |
購入時価格はだいたい20万円くらい。FMV WEB MARTはアウトレット価格だクーポン重畳適用だで結構安く買えるんですよね。他社で同等の構成にすると25万~30万くらいだったので本当にお買得に買えて満足度は高めです。
買うまでの紆余曲折など
買い替えに至るまでの話はPC Watchに書いているので重複する部分もありますが
- 今まで使っていたThinkPad X13 Gen 2がそろそろ3年経つので買い替えたい
- 拡張保守(アクシデント・ダメージ・プロテクション、略してADP)も期限が切れる
- なんかThinkPadのキー配列、次モデル(2024年発売モデル)から変わるらしいよ
あたりがキッカケです。このへんはPC Watchに寄稿した原稿にも書いてますね。
買い替え候補は色々あって結構真剣に悩んだんですよね。
定番どころでSurfaceシリーズだと「Surface Laptop」なんかも見た目は好きだったので考えてたんですけど本体重量がまるで鉄アレイだったので候補から脱落。
hpの「Dragonfly」もずっと気になっていたものの結構いいお値段するので予算超過で脱落。同様の理由で、古巣のVAIOに戻るか……と思ったものの値段とディスプレイのアスペクト比が16:9はいくらなんでも……という理由で脱落しました。
上にも書いた通りなんですが、FMVってすんげぇ安いんですよね。もちろんLIFEBOOK UHが購入時点で「発表・発売から1年が経過しているモデル」「購入時期が3月末の決算期でクーポン・割引てんこ盛り」でいつも以上に安かったのはあるんですがそれにしても安かった。
トラブルに見舞われたりもしたけど「保証」が充実なのもベストバイの後押しに
買って半年のタイミングで外で落として画面を割りました。そのへんの顛末は以下の記事で詳しく書いてます。
購入時に加入していた「ワイド保証」のおかげで画面がド派手に割れましたがなんと修理費は0円です。割れてしまったディスプレイだけでなく落下痕の目立つ天板も新品になりましたし、メイン基板(マザーボード)なんかも交換されてほぼ新品になって戻ってきました。
修理にかかった期間もだいたい1週間~10日くらいだったので修理終わらね~!!戻ってこね~!!みたいな不満もなかったですし、寝て起きたらもう戻ってきたわwくらいのスピード感で修理から戻ってきたので本当によかったです。
軽さ×性能×スタミナ×拡張性
LIFEBOOK UH、すんげぇ満足してます。
満足しすぎた結果、周りにイイヨイイヨーと言いまくったら何人か買ってました。(購入者A、B、C)
比較的よく集まってパソコン広げてカタカタやってる仲なので、今は集まると全員がLIFEBOOK UHを広げてます。
満足している理由は色々あるんですけど、いくつかピックアップすると「軽さ×性能×スタミナ×拡張性」です。
軽さは言わずもがな、実測で908gはやっぱり軽いです。今まで使ってきたThinkPad X13 Gen 2が約1.2kgだったので300gくらい軽くなってるんですよね。ちっちゃいペットボトル1本分軽くなるのは結構な違いがあります。
性能もCTOで選べる最上位の「Core i7-1360P」は普段使っているデスクトップPCと比べても遅いと感じる場面が少なく、アプリケーションの立ち上げや切替にモタつくことがないので使っていてストレスを感じません。
GPUが貧弱なのでゲームで遊ぶとかには向かないんですけど、そもそもそういう用途のために買ったPCではないのでそこで減点とかはないです。
スタミナですが、内蔵バッテリーの容量は購入時に容量64Whの大容量バッテリーを選んだこともあり、外出先で5~7時間は原稿書いてるだけならバッテリーが切れる心配をする必要がありません。
5Gモデムをオンにしてネットに繋いで使っても4~5時間は持ちますし、念のためACアダプタやモバイルバッテリーも持っているものの今のところ出番がありません。
拡張性もモバイルノートに多い「USB Type-Cだけ」のような割り切ったものではなく、USB Type-CはThunderbolt 4に対応し、USB Standard-Aもあり、さらにフルサイズのHDMIポートや有線LANも使えます。
裏蓋開ければSSDも一般的なM.2 NVMe SSD・サイズ 2280なので簡単に交換できちゃいますし、microSDカードスロットもあるのでストレージ容量爆盛りにもできます。(筆者の現環境は4TB SSD+1TB microSD、合計5TB)
次もFMV LIFEBOOK UHを選びたい!と思ってしまう完成度に大満足
筆者がモバイルノートを持つようになってだいたい20年が経つんですが、おおまかに遍歴を書くと
SONY VAIO → Apple MacBook → Lenovo ThinkPad
と使ってきてまして、FMVをメインのモバイルノートに選ぶのって初めてのことなんですよね。
サブノートに超小型の「FMV LOOX U」を使っていた時期とかもありますけど、12~14型くらいのモバイルノートのメインストリームで選ぶのは今回が初。
なんとなく富士通・FMVといえば国産メーカーのプリインストールがごちゃごちゃと入っていて、なんとなくデザイン的にも尖った部分のない「親が買ってきたPC」「役所にあるPC」と、シンプルに言ってしまえばダサいパソコンの印象があったんですが、LIFEBOOK UHはそれを良い意味で裏切ってくれました。
例えば新色として追加された「フロストグレー」はもちろんのこと、製品デザインへのこだわりなんかはメーカー公式のnoteで熱く語られています。
キーボードも日本語配列ですが敢えて日本語(かな、漢字)の刻印をなくしてスッキリとした見た目にしていたり、筐体もただマットカラーに塗っているのではなく石のようなパターンがランダムに施されていて手触りがよかったり、最近多い「アルミ削り出し」とかとも違う高級感があります。
今回の購入の決め手は他社製品との比較、特に価格と内容(性能)で「コスパが良かった」になるんですが、元々抱いていたFMVへの「ダサい」というイメージに妥協して選んだつもりが、外観でも所有欲が満たされる結果になりました。
この記事を書いている時点ではマイナーチェンジモデルとしてCPUが「Intel Core Ultra 100シリーズ」に刷新された新モデルとして登場しています。また、筆者が使っているのと同世代のモデルもお買得なアウトレットモデルとして販売されていますので、これからモバイルノートの購入を検討している人はぜひ一度FMV WEB MARTで価格だけでもチェックしてもらえたら嬉しいです。
いや、本当に激推しです、LIFEBOOK UH。次の買い替えもきっと3年後くらいになると思うんですが、そのときも第一候補に後継モデル(があれば)を検討したいと考えるくらいに満足しています。
FMV LIFEBOOKってMacBookシリーズとかSurfaceシリーズとかThinkPadとか、定番ノートの影に隠れてしまっている1台だとは思うんですよね。
でもちゃんと見てみると実は結構モバイルの欲を満たしてくれるいい1台との出会いがFMV LIFEBOOKシリーズにはあります。筆者の買った「UH」だけでなく、実は最後まで悩んだのは「CH」もカラバリ含めて結構いい感じですし、ノートPCの購入検討の際にはFMV LIFEBOOKシリーズも含めて悩んでみてほしいなって思ってます。
▼買うなら直販サイト、マジでおすすめです。