玄関ドアの鍵をスマートフォンやApple Watchから操作できる便利なスマートホーム機器「Qrio Lock」を愛用していましたが、先日突然故障してしまいました。
いつ故障したのかはログから確認
Qrio Lockの故障に気付いたのは家族に「スマホから鍵が開けられなかった」と報告があったから。
というのも故障が発覚した日は筆者は家から一歩も出かけていないため、自分自身でスマートフォンやApple WatchでQrio Lockの操作を行っていないので言われるまで気付きませんでした。
Qrio Lockを始めスマートロックの多くは「誰が何時に鍵の操作を行ったのか」をログとしてみることができます。
ログを確認すると解錠に失敗しているのは故障の発覚した前日の晩です。
その後、施錠に失敗しているログは故障が発覚した家族の操作と、それを聞いて「そんなまさか~」と筆者が操作したもので、ここでも施錠操作に失敗しています。
つまり故障した日時は今回であれば2024年1月11日の夜ということに。
夕方頃に子供が学校から帰ってきたり、その後に筆者も打ち合わせ先から帰ってきた際には正しく動作もしていました。たまに「スマートロックが扉から外れ落下して破損、故障してしまった」といった話を聞くこともありますが、今回はそういうトラブルもないので完全な突然死です。
Qrio Lockの故障内容は「サムターンが回せない」
Qrio Lockの具体的な故障内容は「サムターンが回せない」です。
このエラーメッセージはQrio Lockアプリを開き、そこから解錠/施錠操作を行った場合にのみ表示されます。
故障した当日はログと記憶を辿ると「Apple Watchから操作を行い、なんでかうまく解錠できなかったので手動で解錠した」という流れだったと思うので、その時点では故障に気づけなかったわけです。
このエラーメッセージを確認してから再度操作を行いましたが、Qrio Lockへの指示こそ飛んでいるもののサムターンを回そうとする動きは一切確認できませんでした。
またアプリの指示通り「ロック設定から解施錠位置の再設定」を行いましたが症状は改善しませんでした。
順番は前後しますが、故障してしまったQrio Lockをドアから外し、ドアのサムターンのテンションが一切かかっていない状態で解錠/施錠操作をアプリから行っても動作しませんでした。
中のモーターが動いているか、耳を近づけてみても音もしないため、機械的に故障しまったようです。
Qrioに修理の相談、費用は「本体交換で約1.5万円」
玄関ドアの鍵をQrio Lockに任せる生活になって早3年超。流石に壊れたままは不便に感じるのでQrioに修理の相談を行いました。
修理の相談は同社の公式サイト上から「メールフォーム」または「チャット」で行います。
上に掲載したログの通り故障に気付いたのは金曜日の夜間、チャットは24時間受付ですが有人対応は望めないでしょうし、土日を挟む関係上、回答は月曜以降になると判断し今回はメールフォームから修理の相談を行いました。
予想通り回答は月曜になってからで、Qrio Lockアプリのエラーメッセージに表示される解施錠位置の再設定などのトラブルシューティング手順とあわせ、修理費用の記載もありました。
費用につきましては、ご購入証明書を確認させていただき、保証期間外の場合は
特別価格「15180円」での新品購入のご案内となります。
※内部分解での修理の場合本体購入価格と同等の費用が掛かるため
交換対応とさせていただいております。
ということで、Qrio Lock(Q-SL2)の修理は交換対応となり、メーカー保証期間外での交換費用は約1.5万円かかるそうです。
交換費用の特別価格について、Qrio Lock(Q-SL2)の定価が25,300円なのでそこから考えればかなり割安です。が、実際にはセール等で1.8万円くらいで販売されていることも多いので極端に安いわけではありません。
またQrio Lock(Q-SL2)の発売は2018年夏頃と5年以上が経過しており、2023年には2015年発売の先代モデル(Q-SL1)のサポートが終了しています。製品のライフサイクルが今後どうなるかはわかりませんが、先代モデルが8年で終了したことを考えると現在のモデルもそう遠くないうちにサポート終了する可能性も考えられます。
そのため今回は修理・交換は行わずQrio Lock(Q-SL2)は廃棄、他メーカーの最近発売になったスマートロックへの乗換を行うことにしました。
これについてはブログと、そして寄稿先でご紹介も決まっていますので、そちらで使用感などご紹介できればと考えています。
スマートロック、壊れるとマジで不便
新年早々、スマートロックの故障はちょっと運が悪すぎる。
もう少し早く壊れてくれれば年末のブラックフライデーセールや年明けの初売りで、Qrio Lockや他社スマートロックを安価に購入できたはずと考えるとかなり悲しい気持ちになりますね。
筆者だけでなく、家族もスマートロックのある生活に慣れているためうっかり鍵を持たずに出かけそうになり、気付いて家に取りに戻るをすでに全員一度は行っています。
特に最近は子供にスマートフォンを持たせたことで、子供もスマートロックをいい感じに使ってくれていて、筆者が外出している際にも「何時に出かけ、何時に帰ってきた。施錠も行っている。」をどこにいても確認できる安心感もあり、スマートロックが使えない生活は想像以上に不便、不安でいっぱいです。
なお乗換先として選んだ新しいスマートロックは次回入荷待ち。予定だと今月末くらいに入荷するみたいなので、あと1~2週間はスマートロックなしの生活が続きそうです。
▼ 乗換先はこれ