新開発センサー搭載で暗所に強くなった「Xperia 1 V」発表、国内では6月中旬から順次発売

ケータイ

ソニーからAndroidスマートフォン「Xperia」の2023年フラグシップモデル「Xperia 1 V」が発表されました。
取扱のあるキャリアからは6月中旬、ソニー直販のSIMフリーモデルは7月中旬に発売が予定されています。事前予約は携帯電話各社のオンラインショップにて本日から順次、SIMフリーモデルはソニーストアにて5月23日から開始されます。

Xperia 1 Vはその名の通り、フラグシップモデルのXperia 1シリーズの5世代目。
従来モデル同様に3眼カメラの搭載や、同社のレンズ交換式カメラ「α」との連携機能が売り。
もちろんスマートフォンとしての性能もフラグシップモデルらしく、SoCにQualcomm Snapdragon 8 Gen 2、RAM・ROMは12GB+256G、または16GB+512GBが用意されているなど、2023年発表のフラグシップモデルらしい内容です。

広角カメラ(35mm盤換算24mm)には新開発のセンサー「Exmor T for mobile」を採用。
同センサーは先代のXperia 1 IVと比較して約1.7倍の大判化と2層トランジスタ画素積層型とすることで、耐ノイズ性能の向上やダイナミックレンジの広い撮影が可能になりました。特に暗所など撮影条件が厳しい場面で、今までよりもキレイな写真が撮影できます。

撮影機能も「α」で定評のある、人肌の質感をきれいに描写する「S-Cinetone」を「S-Cinetone for mobile」として採用したり、印象的な写真が撮影できるカラープリセット「クリエイティブ ルック」にも対応しました。

ハイエンドモデルの課題でもある発熱についても従来モデル比で約20%n電力効率の改善や、熱拡散シートの堆積を約60%拡大するといった工夫で補っています。
長時間ゲームを遊ぶような使い方に対しては、Xperia 1 IV同様に専用の周辺機器「Xperia Stream」と組み合わせての冷却も可能です。

Xperia 1 Vの進化点は上記以外にもありますが、Xperia 1シリーズの強みをしっかりと強化しつつ、発熱などハイエンドモデルの弱点に対してもしっかり改善が行われているため、特に昨年のXperia 1 IVの「熱が酷い」という悪評に手を出せなかった人には待望の1台かもしれません。

Xperia 1 Vの販売価格

Xperia 1 Vの販売価格は以下の通り。
注意点として最も高い価格でまとめているため、キャリア版の購入方法は割引が最も少ない「機種変更」での販売価格を掲載しています。
なおRAM・ROMの容量違いがあるため、16GB+512GBのモデルは表中にその旨も記載しています。

販路 販売価格 キャンペーン(等) 実質負担
ソニーストア
(16GB/512GB)
195,000円前後 195,000円前後
NTTドコモ 価格未定
KDDI(au) 210,240円 ▲16,500円
※5G機種変更おトク割
▲83,280円
※25ヶ月目までに本体を返却
110,460円
SoftBank
※Gaming Edition
(Xperia Steram同梱)
価格未定

5月11日現在、取扱を発表しているNTTドコモ、SoftBankの販売価格は不明なので最安がどこになるかは断言できません。
ただし「購入から2年後に本体を返却」を考えない場合、支払い総額がKDDI(au)版よりも安い上にRAM・ROMの容量が大きなソニーストアのSIMフリーモデルが最もお買得になる可能性は高そうです。


なお、Xperia 1シリーズは毎年発売日購入を行おうとすると「早期に予約した人の分しか在庫がない」ことが多いため、確実に発売日に購入をしたい場合は早めの予約がオススメです。

\ Xperia 1 Vの購入は以下からどうぞ/