スマホの定位置を作りたくて – Belkin「BOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッド」を購入

アクセサリ

Belkinのワイヤレス充電器「BOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッド」を購入しました。

筆者の普段使いのスマートフォンは「iPhone 14」と「Galaxy Z Flip4」の2台。
加えてレビューや検証のために専ら自宅に置きっぱなしの「Google Pixel 7」を加えた3台が、現在稼働中のスマートフォンで、そのうちiPhone 14以外の2台は結構な頻度で部屋の中で行方不明になります。

ついでにGoogle Pixel 7は出番がなければ触れることもないですし、割と放っておいても電池が持つが故に使おうと思ったら電池が空っぽということも珍しくありません。

そんなわけで、Galaxy Z Flip4とGoogle Pixel 7の「定位置」として丁度良さそうな「BOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッド」を購入したので、せっかくなので簡単にレビューをお送りします。

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Belkin BOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッド

Belkinの「BOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッド」はその名の通り、ワイヤレス充電台であり、最大10Wでのワイヤレス充電を2台同時に行えます。
発売は調べてみると2020年8~9月と2年ちょっと前の製品で、既に後継モデルとしてワイヤレス充電速度が向上(最大15W対応)した「BOOST↑CHARGE 15Wデュアルワイヤレス充電パッド」が発売済。

買った後に後継製品が出ていることに気付いて「そっちを買えば良かった」と少しは思いましたが、価格は3,000円ほど違いますし、冒頭にも書いたようなちょっと変わった理由での購入なので失敗したとは思っていません(負け惜しみ)

黄緑色が映えるBelkinお馴染みのパッケージ

まずはパッケージ。Belkin製品としてはお馴染みの黄緑色が映えるヤツ。

今回はビックカメラ店頭で購入しましたが、Belkin製品は売場でも「Belkinコーナー」としてまとめられているので、色々なメーカーの製品がごちゃごちゃに並んでいる売り場から探し出す手間がないのが楽でいいですね。
もちろん、そのコーナーにもこの黄緑色があしらわれているのでかなり見つけやすい。

内容物は本体・ACアダプタ・取扱説明書だけ、シンプル

内容物はBOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッド本体に加え、専用のACアダプターと取扱説明書の3点のみ。

個人的にワイヤレス充電器に付属するACアダプターは「専用品」派です。
過去に色々なワイヤレス充電器を購入してきましたが、メーカーによって「QuickCharge 3.0に対応した~」とか「USB PowerDeliveryに対応した~」等々、ACアダプターを別途購入する必要があったり、そのACアダプターも「QuickCharge 3.0ガー」「USB PowerDeliveryにー」等々、急速充電規格の指定がバラバラで、丁度いいACアダプターの調達が結構面倒くさいんですよね。

滑り止めもついているので使い勝手はよさげ

BOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッド本体は良くも悪くも「普通」です。

もちろん普通といっても極端に安価な製品と比べれば作りはよく、ワイヤレス充電にありがちな「充電したい機器を置いておいたのに、いつの間にかズレて充電できていなかった」を防ぐため、滑り止めのラバーが備え付けてあったりと、そこは大手メーカーらしい使い勝手への配慮があります。

BOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッドを実際に使う

机に置いてACアダプターを繋げばもう使えます。充電器なので当たり前ですね。

充電/給電中はLEDランプが点灯

と、流石にそれではレビューとして雑過ぎるので、もうちょっと「実際に使ってみた」的な話を書いていきます。

BOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッドの手前側にホワイトLEDのステータスランプがあり、ここが点灯状態であれば置いた機器に対して充電・給電が行われているかの確認が行えます。

もちろんステータスランプは「デュアル」だけあって、左右それぞれに対して1灯ずつ設けられているのでそれぞれへの充電・給電状態を確認することができます。

ついでを言うとこのステータスランプ、左右の丁度「真ん中」にあり、一般的なサイズのスマートフォンを置いた際に隠れない位置に設けられてます。
1台用のワイヤレス充電台だとどうしてもスマートフォンの下になってしまってせっかくのステータスランプが見えないなんていう残念デザインでない点は長らくスマートフォンの周辺機器を作っているメーカーだけあります。

またステータスランプも「小さめのホワイトLED」なのでそんなに眩しくない。安価な中華メーカーの製品だと青色LEDが、結構派手に点灯するものもあり動作ステータスはしつこいくらいにわかるんですけどデスク上に置いておくと作業中に気が散って仕方がないので、このくらいの光り方で十分です。

総じて褒めちぎってますが、唯一欠点を挙げるとすればACアダプターとの接続部がちょっと抜けやすい。
買ったばかりでまだ設置場所に悩んでるので何度か動かしてるんですが、その度に抜けてます。
仕方ないので接続部にボンドを塗りたくって固定しました。(ボンドだったら剥がしてしまえば元通りですからね。)

普通のワイヤレス充電器だけど「丁寧さ」が光る製品

BelkinのBOOST↑CHARGE 10Wデュアルワイヤレス充電パッドですが、改めて「派手さ」はどこにもありません。
ビジュアル的な派手さだけでなく機能的な派手さもありません。

ワイヤレス充電器の派手さといえば、最近だとAppleの「MagSafe」への対応だったり、Google Pixel Standのように20W超の急速充電と冷却ファンが内蔵された作り……とかとか、そういうやつですね。

とにかくただただ普通なだけ。敢えて言うなら「2台同時」は特徴かもしれませんが、同じような製品は安価な中華メーカーや国内の周辺機器メーカーからもたくさんリリースされているので唯一無二の強みでもありません。

なかなか「普通」って難しいと思うんですよね。
Belkin製品に対して普通なのに販売価格が高い!という評価を下す人もいるかもしれませんが、普通に使える製品を、この値段だったら安心して使えるだろうと選べるのは重要です。
ついでを言えばBelkin製品は2年間の製品保証もありますし、接続機器保証として充電中にスマートフォンなどが故障した場合に、最大28万円まで保証される「条件付接続機器保証」なんかも付帯されています。

ついつい飛び道具を作って市場の中で独自性を出すのも大事かもしれませんが、普通と安心の二本柱がしっかりしているのは「丁寧」だと思うんですよね。

丁寧な充電器のおかげで、丁寧な居場所を手に入れた2台のスマホ

そんな感じで、丁寧なワイヤレス充電器のおかげで、部屋の中で丁寧な扱いをされていなかった2台のスマホに、実に丁寧な居場所を設けることができました。

ちなみに「結構な頻度で部屋の中で行方不明」と冒頭で書きましたが、今の時期はコートのポケットに入れっぱなしになっていることが大半です。
使おうと思ってデスク上にないことに気付いて「どうしたっけ」と探すんですが、丁寧な居場所を設けることができたので、デスクに向かって最初にここに置けばコートのポケットが定位置なんてこともなくなるはず。

▼ 今回購入した10W×2台同時のモデル

▼ 買った後に見つけた15W×2台同時の後継モデル