ASUSのゲーミングブランド「Republic of Gamers(ROG)」とエヴァンゲリオンのコラボ「ROG×エヴァンゲリオン」から、外付けSSDケース「ROG Strix Arion EVA Edition」を購入しました。
ROG×エヴァンゲリオンではマザーボードやグラフィックボード、PCケースなど自作PCを構成する多くのパーツが、エヴァコラボデザインの限定モデルとして発売されています。
一式揃えて組みたい気持ちもありますが、揃えるとなると結構な額になってしまう……というわけで、お手頃価格で今回のコラボアイテムが手に入る「ROG Strix Arion EVA Edition」を購入しました。
ベースとなっているのは2019年末に発売になった「ROG Strix Arion」で、高速なNVMe SSDを組み込んで外付けSSDとして利用できるケースです。
USB 3.2 Gen2に対応しているので最大転送速度は10Gbps……といっても、中に入れるSSD次第で速度は変わってきますが、重たい動画データなどを入れてもストレスを感じない程度の速度でデータ転送が行えます。
また接続端子はUSB Type-CでUSBバスパワーで駆動するので、PCだけでなくiPadなどの外部ストレージとしても利用することが可能です。
本記事では性能ではなく「ROG Strix Arion EVA Edition」の外観をちゃちゃっとご紹介していきます。
ROG Strix Arion EVA Editionのパッケージ
まずはROG Strix Arion EVA Editionのパッケージから。
まず目に飛び込んでくるのはコラボ商品らしい「ROG×EVANGELION」のロゴ。
背景にNERVロゴが入っていたり、通常のROG製品の「黒×赤」が主体ではないデザインになっているのも今回のコラボ商品だけ。
購入していませんが、マザーボードなど他のコラボ商品も同じデザインのパッケージになっているので、全部揃えて並べるときっと気持ちがいいはずです。
背面には商品仕様と共に「EVA1」のマークがプリントされています。
EVA1=汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 初号機なんですが、ROG Strix Arion EVA Editionに限っては初号機要素ゼロ。マザーボードなど他のコラボ商品は初号機をフィーチャーしたデザインなので、それに合わせた感じですね。
ROG Strix Arion EVA Editionのパッケージ内容
続いてROG Strix Arion EVA Editionのパッケージ内容を。
ROG Strix Arion EVA Editionの本体以外に「保護バンパー」「専用ストラップ」「USB Type-C to Cケーブル」「USB Type-C to Aケーブル」「取扱説明書(2冊)」「ピン」が同梱されています。
内容物については通常モデルと同じですが、本体以外の保護バンパーとストラップ、ピン、取扱説明書やピンもコラボロゴなどがあしらわれています。
USBケーブルも赤をあしらったケーブルにしてアンビリカルケーブルっぽいデザインとかにすればよかたのに。
ROG Strix Arion EVA Editionの本体
ROG Strix Arion EVA Editionの本体を見ていきます。
コラボモデルとして今回最もデザインに変更が加えられているのが本体表面上部に設けられたイルミネーションロゴ。通常はROGのロゴですが、NERVロゴに変更されています。
NERVロゴは新劇場版バージョン。テレビシリーズ/旧劇場版ロゴではないです。
本体カラーは通常版がブラックに対し、EVA Editionではグレー強めのシルバーです。
過去にNTTドコモから発売になったコラボケータイ「SH-06A NERV」、コラボスマホ「SH-06D NERV」も官給品をイメージし本体カラーはグレーになっていたので、「NERVで使われている電子機器」のイメージとしてはグレーがオフィシャルカラーなんでしょう。
またROG Strix Arionは元々外観にパネルパターンが設けられているので、ここにビスなどのモールドをイメージしたプリントや、記憶媒体であることを想起させる「機密 TOP SECRET」とプリントされています。
背面も表面と同じく、パネルパターンにモールドイメージがプリントされています。
また通常モデルと違いROGのロゴもプリントされています。
側面には商品型番などを示すラベルが貼られています。
ここは通常モデルと同じなんですが、本体カラーに全く合わないのでグレーなりシルバーの専用にしてほしかった……。
ROG Strix ArionはドライバーレスでSSDの交換が行えるんですが、裏蓋を開けるために必要なピンもコラボデザインです。モノとしてはSIMピンなので、SIMピンコレクターなら持っておきたい1本かもしれません。
裏蓋を開けるにはこんな感じで、付属のピンを挿して行います。
上にも書いた通り、モノとしてはSIMピンなので「NERVロゴ入りのを使うなんてもったいない!」という人は、適当なiPhoneのSIMピンとかで開けてもOKです。
裏蓋を開けるとすぐに内部にアクセスできます。
嬉しいのは裏蓋の内側に貼られたサーマルパッド。ROG Strix Arionに対応しているNVMe SSDは読み書き速度が速い分、結構な熱を持つのでサーマルパッド→金属製の裏蓋で冷却できるわけです。
搭載できるSSDのサイズは一般的な2280だけでなく「2230」「2242」「2260」にも対応。
といっても2280以外のSSDってなかなか見かけることがないので、あっても2242くらいじゃないでしょうか。
SSDの固定用ネジは付属のピンの頭側を使って回すことができます。硬貨でまわす鍵と同じ仕組みですね。といっても硬貨だと厚みがあってまわせませんが。
ROG Strix Arion EVA Editionにバンパーとストラップを取り付けて、ついでに通常版と並べてみました。
バンパーも形状こそ同じながら側面にコラボロゴがプリントされています。
ストラップはROG Strix Arion EVA Editionのオリジナルデザイン。NERV本部のスクリーンをイメージする警告画面のようなデザインで、非常事態と入っています。しかしなぜ非常事態なんだ……?第10の使徒(またはゼルエル)にやられて本部から撤退するとき、ここにデータを入れて持ち出すんですかね。
ただストラップについては通常版の方が使い勝手がいいですね。
通常版はカラビナフックになっているのでそのままカバンにぶら下げられますが、ROG Strix Arion EVA Editionのストラップの先はDカンなので、別にカラビナなど用意しないとぶら下げたりはできません。
ROG Strix Arion EVA Editionを通電させるとNERVロゴと上部スリットが光ります。
ROG Strix Arion EVA Editionは本体カラーがグレー(シルバー)なので明るいと点灯状態がわかりづらいので暗くして撮ってみました。
マーク下に入っている「GOD’S IN HIS HEAVEN.ALL’S RIGHT WITH THE WORLD.」の文字までしっかり光ります。
ROG製品らしくArmoury CrateなどASUSのユーティリティソフトウェアを用いれば、イルミネーションを他の機器と同期させることも可能です。
もし繋ぐ先がASUS製のPCではない場合はカラーサイクルで色が徐々に変わっていくイルミネーションが常時点灯します。
PCのエヴァコラボアイテムとしてはおとなしめのデザイン、価格もお手頃でよい
エヴァコラボというとどうしても初号機イメージの派手な紫をあしらったものが多く、遠目に見ても「エヴァじゃね」という見た目でなかなか手を出せなかったのですが、ROG Strix Arion EVA Editionはエヴァコラボの中ではまだ普段使いできそうな見た目なのがいいですね。
個人的には第二弾として、ASUSであればTUFシリーズでNERVデザインで一式揃えて出してくれたら「買う!!!組む!!!」ってなるんですが。
価格も約1.1万円とコラボ商品としては高すぎず、今回多数のコラボ製品が出ている中では手を出しやすいのもGood。
自作erなら適当に余しているSSDを放り込んでしまえば、OSのインストールメディアとして使うとか何かしら使い道を見出せるはずです。
シン・エヴァ公開から1年以上が経過し「完結記念!」というには遅いんですが、ああもキレイに終わらせられてしまったエヴァでこの先も今回のようなコラボ製品が出てくるのはなかなか難しい気もします。
ひとつ記念品として購入はアリではないでしょうか。