IoTBank製のGPS端末「まもサーチ2」が先着2万名に無償提供される「WITHコロナ新生活子ども見守り支援キャンペーン」が実施されているので、丁度使い道もあったのでもらってみました。
まもサーチ2はソフトバンク回線を利用するGPS端末。
キャンペーン名の通り、例えば子供に持たせることで親のスマートフォンから現在地を確認するといった使い方ができます。
来年度、筆者の娘も小学4年生にあがり学童保育の利用が難しくなります。
コロナ禍で最近こそ減っているものの、平日の下校時間は取材や打ち合わせで外出していることも珍しくなく、来年度以降は娘の帰宅を確認できる術が欲しいと考えていたので丁度いいキャンペーンだったのでありがたく乗っかった、というわけです。
キッズケータイも持たせていますが、娘の通う小学校では持込が禁止されているので下校・帰宅を確認する術がなく困っていたので本当に丁度いい。
そんな感じで、今回キャンペーンで手に入れた「まもサーチ2」について簡単にレビューしていきます。
まもサーチ2の本体をチェック
まもサーチ2の通常販売価格は税込5,980円。今回のキャンペーンでは無料提供となり、パッケージにもその旨が押印されています。
「タダでもらって売ってしまおう」はできません。
パッケージ内に入っているのはまもサーチ2本体と取扱説明書のみ。
充電器は別途用意する必要がありますが、適当なmicroUSBケーブルで充電できますので「充電器が入っていないぞ!」と慌てなくても大丈夫でしょう。
どうしてもケーブルが見つからない場合は100均に行けばサクッと買えますしね。
まもサーチ2本体は至ってシンプル。中央のボタンを押して電源のオン・オフや残量の確認が行えます。確認方法は右上のLEDの点灯・点滅や、カラーでチェックする仕組み。
基本的には「フル充電で約1ヶ月使用可能」ですし、電池残量もスマートフォンアプリから確認できるので、本体のボタンやLEDを利用する機会は稀です。
充電端子は付属品の項でも書いたようにmicroUSB。
「USB Type-Cが良かった!」なんて思ったりもしましたが、娘に持たせるものだし月1でしか充電しないので気になるほどでもないかなと。キッズケータイの充電端子もmicroUSBなので、月1の充電はそこを利用すればいいですしね。
まもサーチ2にはストラップホールも用意されているので、ランドセルにぶら下げて持ち歩かせたい場合にはここを利用すればOKです。
ハードウェアとしては至極シンプル。特筆すべきことも特になく、GPS端末としては標準的です。
娘のランドセルにはストラップ等でぶら下げず、ランドセルの内ポケットが空いているのでそこに放り込んで持ち歩かせることにしました。
まもサーチ2のセットアップ – スマホアプリから簡単に行える
まもサーチ2の設定は専用のスマートフォンアプリをダウンロード・インストールしたスマートフォンから行います。
今回は筆者の現在のメインスマホ「iPhone 12 Pro」から設定を行いましたが、Android版でのセットアップ方法も大きくは変わりません。
まもサーチアプリの初回起動時はログイン、または会員登録が必要です。
今回、筆者のように「まもサーチオンラインストア」を利用し、まもサーチ2を入手した場合は既に会員登録済みなので「ログイン」を選択し、登録時に利用したメールアドレス・パスワードを入力します。
まもサーチオンラインストア以外でまもサーチ2を購入した場合など、まだ会員登録が済んでいない場合は「初めての方」から会員登録を行います。
無事、ログインした後は「まもサーチ本体の追加(アカウント紐付け)」に進みます。
まもサーチ2本体のアカウントへの紐付けも非常にシンプルです。
まもサーチ2の背面に印字された二次元バーコードをアプリ・カメラから読み込むだけ。面倒なパスワード入力などの手間はありません。
紐付けが完了すると自分のアカウントとして登録したメールアドレスに「まもサーチの契約案内」のメールが送信されます。
届いたメールからまもサーチ2の契約手続きを行っていきます。
まもサーチ2の利用料は2プラン。
月額480円(税込528円)
年額5,000円(税込5,500円)
から選ぶことができます。
今回は「どのくらい使うかもわからない」ので、試しに月額プランで登録を行いました。
登録・月額利用料の支払いはクレジットカードが必要で、口座振替などは利用できません。
登録が完了すると画面に「あいことば」が表示されます。このあいことばは自分以外に「まもサーチの現在位置の確認」を行えるようにする際に必要ですので、必ず控えておきましょう。
例えば夫婦で子供の帰宅を確認できるようにするなど、2人以上で確認する設定を行う際に必要になります。
まもサーチ2ですが、現在位置を確認するだけでなく「特定のエリアから出た」「特定のエリアに入った」のタイミングで通知を行う機能が用意されています。
今回は「自宅」と「小学校」をエリアに指定し、学校へ無事に到着したこと、学校を出て自宅に戻ってきたことを確認できるよう2つのエリアを設定しました。
実際に持ち歩かせる前に…と、試しに筆者が持って出かけたところ、自宅周辺を出た・戻ったことを検知し、スマートフォンに通知も届きました。
また、通知はアプリ内の通知履歴でも確認することができます。
実際の使用感を…と、まもサーチ2を持って自宅近くをふらついてきました。
車での移動でも徒歩での移動でも、数分おきに現在地を送信・記録しているため、かなり詳細に今どこにいるかを確認することが可能です。
正直キッズケータイでの現在地確認って面倒なんですよね。au、SoftBankだとどうかは知りませんが、ドコモのイマドコサーチはフィーチャーフォン時代のUIを引き摺っていて、イマイチ使い勝手がよくない。
まもサーチ2はアプリを立ち上げれば勝手に通知・記録された現在地と移動履歴がパッと出てくるので、こちらの方が便利だし、親としては安心です。
「WITHコロナ新生活子ども見守り支援キャンペーン」について
この便利なまもサーチ2の本体が無料で手に入る「WITHコロナ新生活子ども見守り支援キャンペーン」ですが、いくつか注意点があります。
本体が無料になる代わりに「通信契約を行うこと」が条件になっています。
2021年4月30日までにまもサーチ2の利用開始登録として、月額プラン or 年額プランに加入しなかった場合、まもサーチ2の本体代が請求されてしまいますので要注意です。
子供を持つ親ならば、小学校にあがったくらいから「子供だけでの外出」が増え、それが心配になるというもの。
以前にも家の目の前の公園に遊びに行くと出て行った後、様子を見に行ったら公園にはおらず、キッズケータイを持たせる前だったのでかなり焦った経験があります。(それをキッカケにキッズケータイを持たせ、連絡がとれるようにしました)
が、冒頭にも書いたように小学校へのキッズケータイの持込が禁止されているため、今後お迎えなどもできないときにちゃんと帰ったかを知る術がなく、どうしたもんかなと考えていたところ、今回のキャンペーンで手に入れたまもサーチ2がいい感じだったので、無事解決、といった具合です。
もちろん、玄関ドアにスマートロックを取りつけているので解錠で帰宅したことも確認できるのですが、親心としては「寄り道せずにちゃんと帰っていること」を確認したい気持ちもあるので、まさにまもサーチ2の機能はそれも満たしてくれそうです。