PITAKAの「Air Tray」を使って数ヶ月が経過したので、簡単にレビューをお送りいたします。
PITAKAは当ブログでも何度もスマートフォンケースを紹介していますが、外観や機能の特徴としてアラミド繊維を使用した製品を数多く出しているメーカーです。
今回購入し利用している「Air Tray」はそんなPITAKAが出しているワイヤレス充電器&小物入れ。
「AirPods Proはスタンド型のワイヤレス充電器で充電できない」という悩みがあり、プレート型のワイヤレス充電器を探すと同時に「机の上の細々としたものを入れておく小物入れが欲しい」という悩みの二つを同時に解消できそうな製品がPITAKAのAir Trayでした。
PITAKA Air Tray
Air Trayの外観の特徴はやはりPITAKA製品らしく、アラミド繊維を使用したカーボンルック。
左のカーボン柄のエリアがワイヤレスチャージのエリアで、右のグレーのエリアは「Tray」の名の通り小物を置けるスペースになっています。
小物を置くスペースはマイクロファイバー素材で覆われているため、鍵やSIMピンといった尖ったものを置いても傷がつかない作りになっているのは用途に対する最適解といえます。
Air Trayに付属しているのはACアダプタとUSB Type-Cケーブルの二点のみ。
Air Trayのワイヤレス充電は「急速ワイヤレス充電」とも呼ばれる7.5W・10Wでの充電に対応しています。
そのため適当なUSBポートに接続したのでは性能を発揮できず、付属するQuickCharge 3.0に対応したACアダプタで接続する必要があります。
意外とQuickCharge 3.0まで対応したACアダプタはAmazon等でも見かけないため同梱されているのは助かります。
出力だけでいえばUSB PD対応のACアダプタ等でもいけなくはないのですが、急速ワイヤレス充電に対応する充電器本体とのパワールールの組み合わせがちょっと面倒なんですよね。
そして実際に使ってみるとこんな感じ。
サイズ感ですが、Galaxy Foldを置いて奥行きは丁度くらい。閉じた状態のGalaxy Foldはスマートフォンとしては結構スリムですが、左右にそこまで余裕はありません。
iPhone 11 Proくらいまでの横幅であれば問題ないのですが、6インチを超えるサイズのスマートフォンを置くと充電スペースからは少し溢れてしまう点には注意が必要です。(もちろん、溢れても充電は問題なく行うことができます。)
ワイヤレス充電スペースは充電コイルが3基入っているため、例えばAirPods Proをトレイの中央に置かないでも充電できるのはかなり便利です。
そしてAir Trayの「Tray」部分。ここには机の上に放っては行方を探すことが多い自宅や自転車の鍵や使っていないSIMカードの定位置になっています。
普段持ち歩く小物を置いておくには丁度いいサイズ感で、使い始めてからは本当に鍵の行方を探すことが減りました。
AirPods Proも鍵もそうなんですが、どちらも帰宅してポケットから取り出した後、机の上に適当に置いて何かの物陰に隠れてしまうことで「どこにいった」となるツートップなんですよね。
そのため、筆者のデスク環境としてはかなり使い勝手がよくなり満足しています。
敢えてAir Trayに苦言を呈するとすれば、カーボンルックは木製の天板のデスクとのマッチングはちょっと微妙かも。
写真の通り、PUレザーのデスクマットを敷いている状態であればまだマッチするのですが、現在はデスクマットを取っ払ってしまったのでデスク上で少し浮いた存在になっています。
また、価格も約1.4万円とワイヤレス充電器としては安くはありません。
急速ワイヤレス充電に対応する製品だとACアダプタまで込みで5,000円しない製品も増えているため、3台(枚?)分の価格はちょっと手が出しづらいのも事実。
製品としては質感は高く重量もあってしっかりとした作りなので満足度は高く、設置・導入目的を満たした点では気に入って数ヶ月使っていますが、外観と価格は人を選ぶ点は言い製品だけに勿体ないかもしれません。