iPad Pro向けの期待の周辺機器「Magic Keyboard」が到着。まずは外観をチェック。

レビュー

周りから遅れること約一週間。iPad Pro専用のキーボード・トラックパッド内蔵ケース「Magic Keyboard」が到着しました。

Magic Keyboardはその名の通り、同社のMac向けのキーボードと同じシザースイッチを採用したキーボードがケースに一体化された周辺機器です。
さらに今回はiPadOS 13.4でサポートされたポインティングデバイスをフル活用できるよう、トラックパッドまでもが一体化しています。

これまでにもiPadをPCライクに使える周辺機器は純正・サードパーティ問わず多数リリースされてきましたが、昨年iOSからブランチしたiPadOSの登場、ポインティングデバイスのサポート、そしてMagic Keyboardが登場しポストPCとしての進化が止まりません。

筆者自身、今までに何度も「iPadをPCみたいに使おう」と意気込んで購入してきましたが撃沈してきた過去があり、現在手元で利用しているiPad Pro 12.9(第3世代)についてもSmart Keyboard Folioまで用意したにも関わらず結局はタブレットとしてしか利用していません。

Magic Keyboardの価格も4万円と決して安くはなく、買ったからには今度こそ使い倒していきたいと考えていますので、そのあたりは継続して本ブログで紹介していく予定。
今回は、到着したMagic Keyboardの外観をチェックしていきます。

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より「PCライク」な見た目に進化したiPad Pro+Magic Keyboard

パッケージなどの紹介は割愛。このあたりは最速で手に入れた人たちが紹介してくれていますので、サクッとMagic Keyboardの外観を中心にだらだらっと書いていきます。

iPad ProにMagic Keyboardを取り付けた状態がこちら。
完全に見た目の話になりますが、キーボードの手前にトラックパッドがある、そしてパームレスト部があるというだけで「PCっぽさ」がぐんと高まります。

何度も言いますが「PCライク」や「ポストPC」として何度もiPadには期待し裏切られてきましたので、よりPCに近づいたルックスには「今度こそ」という期待を抱いてしまうのは仕方がないかなと。

Magic Keyboardを取り付け、ノートPCのように開いた場合、ヒンジ部分が開くのはここまで。これ以上開くことはできませんので、Smart Keyboard Folioのような「カバー」とも違う、全く新たな周辺機器ですね、Magic Keyboardは。

続いて発表と同時に度肝を抜いた「iPadが浮いている」状態。
ヒンジを全開まで開いた後、それでも開こうとするとiPad Proの背面側に設けられたサブヒンジの部分で後側に折れ曲がりこの状態になります。

iPad 2で専用カバーとしてSmart Cover(風呂蓋)が出てきたときからそうですが、Appleは折れる、曲がるを周辺機器で活かすのがとても上手なメーカーだなぁと。
少し前ならソニー・VAIOがこういうギミックが得意そうな感じだったんですが、VAIOが独立して以降は現実的な製品作り(もちろんそれはいいことなんですが)に注力しているためか、おもしろいギミックを盛り込んだメーカーとしてはAppleが特に強いメーカーになった印象があります。

肝心のキーボード部分。
キーストロークは約1mm。キーボード部分の剛性がしっかりしているため、結構強い力でタイピングしてもたわむこともなく、また膝上など不安定な場所でタイピングしても気になりません。

ろくに使わなかったSmart Keyboard Folioとの比較もちょっとアレだなぁと思いますが、少なくともそれよりは「PCっぽい打鍵感」になっており、だらだらと適当に文章を打っていても苦痛にならない、むしろ心地いい案配にまとまっています。

また、アイキャッチ画像の通り、Magic Keyboardはバックライト内蔵です。
発表会など真っ暗な場所でもキーが確認できるのは便利。iPad Pro+Smart Keyboard Folioを使わなくなった理由もコレで、発表会会場のように真っ暗な場所だとキーが確認できず「あれ?」となることが結構あります。
「ブラインドタッチならキーが見えなくても関係なくない?」とも思いますが、稀にちょっと変わった修飾キーを押す場面とか、一度キーボードから手を離すとホームポジションがわからなくなるんですよね。そんなとき、ほのかにキーが光っていると「ここだ」とわかりますので、その後の文字入力がとにかく快適です。

ちなみにレビュー記事や料金解説、キャンペーン紹介以外にこっそり書いてる日記がありまして。そっちではiPad Pro + Magic Keyboard縛りを数日前から始めています。
ライブ変換のクセに翻弄される以外は文字入力は至極快適です。

Magic Keyboardのヒンジ部分に仕込まれたUSB Type-Cポート。
ここは給電のみなので周辺機器を接続することはできません。

とはいえ、iPad Pro本体は宙に浮いていますし、縦に持った際に中央にくる位置に設けられたUSB Type-Cポートにケーブルを挿して充電しながら使うのは見た目も悪いですし、多分コンセントに近いであろう背面・下部に繋いで充電できるのはケーブルマネージメントとしてもよく考えられた実用的なプラスワンだと感じます。

こちらのポートで充電中であってもiPad Pro本体のUSB Type-Cポートは利用可能。
今までは「充電もしたい、でも周辺機器も繋ぎたい」となると、給電可能なら大振りなUSBハブを使ってカードリーダーなどを使う必要があったのが「給電はキーボード側、周辺機器はシンプル、小型なものを挿す」のような使い分けができるのはかなり便利です。

完全に余談ですが、ここのデザイン、なんとなくVAIOノート505とか、VPCZ1などのシリンダーデザインっぽくないですか?

おまけでMagic KeyboardとSmart Keyboard Folioの比較。
キーボードの幅は変わらずキーピッチもほぼ一緒。キースイッチの構造が違うため、打鍵感は大きく違います。
Smart Keyboard Folioにメリットがあるとすれば、キートップもカバーと一体化しているため埃や塵が入りこんで故障しなさそうだとか、キーボード部分が180度回転しiPad Proの裏側へまわせるので「タブレットケース」としての役割も果たせることでしょうか。

筆者の場合、iPad Proに求めているのは「ポストPC」なのでMagic Keyboardが手に入った以上、もうSmart Keyboard Folioの出番はなさそうです。


外出先でのノートPCの利用のほとんどは「取材時のメモ」と「写真の取込、編集」です。

写真の取込、編集は第7世代~第8世代のCore i7+メモリ16GBでもLightroomなどは重たく感じるものの、iPad Proは自宅のメインマシンで作業するのと同じか、それ以上に快適に感じることも珍しくありません。

そこでiPad ProがノートPC並にテキスト入力も快適になれば…と長らく期待して待っていたのですが、Magic Keyboardはそれを叶えてくれる可能性が高そうです。

まだ使い始めて3日目くらいで、Magic KeyboardとiPadOSでの文字入力のお作法にも慣れていないため「ポストPCとして成り立つのか」についてはまた今度。
ただ、キーボードがまともだとか、ポインティングデバイスがまともだとか、それだけでもまともに使えるように感じるため、iPad Proを普段のワークフローにどう取り込んでいくのかも、今後はしばらくだらだらと書いていければと。