ASUS JAPANのファンコミュニティ「A部」のイベント「A部ツアー2019」に参加してきました。
すでに公開済のZenFone 6だけでなく、20日に行われた新製品発表会でもう一つの注目デバイスとして登場した「新型ZenBook」の魅力も、本イベントでも大々的にアピールされていましたので本記事ではそちらをご紹介していきます。
なお、各機種のご紹介の後にはひかりTVショッピングで新型ZenBookらを購入する際にポイント還元が大幅にアップするクーポンもご紹介。
家電量販店などで購入するよりもかなりお買得なので、購入を検討中の人はそちらも要チェック。
また、A部ツアー2019のZenFone 6のパートのレポートやお買得なキャンペーンは以下の記事で紹介中です。
使い方が広がる2画面 クリエイティブマシン・ZenBook Pro Duo
20日に発表された新型ZenBookの中でも目玉機種が「ZenBook Pro Duo」。
なぜ目玉機種なのか。
それは「世界初デュアル4KディスプレイノートPC」を謳い、キーボード側にも2枚目のディスプレイを搭載しているから。
2枚のディスプレイだけでも十分にインパクトがありますが、メインのディスプレイが有機ELなのも見逃せないポイントです。
このキーボード側のディスプレイをASUSでは「ScreenPad+」と呼んでいます。
「Pad」と付く通り、メインディスプレイ共々タッチ操作に対応するだけでなく、この変わった位置にディスプレイを搭載したからには!のUXを多数設けているのがZenBook Pro Duoの大きな特徴です。
例えば、音楽製作を行う際にシーケンサをScreenPad+に表示して利用することができます。
音楽製作に限らず、クリエイティブな作業に必要なソフトでは様々なツール・パレットを表示することは多いはず。そんなときにScreenPad+にそれらを表示するようにすれば、メインの4Kディスプレイはまるまる作業領域として利用できるため効率よく進めることができます。
ScrennPad+自体は「2枚目のディスプレイ」としてOSに認識されるため、複数のアプリを開き、そのうちのいくつかをScreenPad+側に表示して利用するといったことも可能です。
もちろん、これだけクリエイティブシーンでの利用を推すだけに基本性能もノートPCとしてはハイスペック。
CPUには第9世代のCore i9、またはCore i7を搭載。
Core i9であれば8コア16スレッドと、並のデスクトップPCをも寄せ付けないだけのパワーがあります。
CPUだけでなくグラフィックス性能もノートPCとしては最高峰スペック。
nVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 2060」を搭載。クリエイティブな作業にはもちろん、ゲームなども十分快適に動作します。
映像出力端子としてHDMIも備えているので4K/60fpsで外部ディスプレイに繋いで使うといったこともGeForce RTX 2060のパワーがあれば余裕です。ScreenPad+までセットで、3画面の本格的なクリエイティブ環境を構築して使うような用途でも問題ありません。
もう、本体に載せられるだけ載せました!という感じですが、さらに拡張性も十分に用意されているのもZenBook Pro Duoのポイント。
高速なThunderbolt 3にも対応しているため、例えば動画を扱うような場合は大容量SSDで構築したアレイを接続して使うなどすればより快適に利用できます。
通常サイズのUSB端子も左右に1つずつ、計2つ備えられているため、DAW利用時にインターフェイスやミキサに繋いで使うといったことも可能です。
流石にこれだけ「詰め込みました」という仕様だけに、下位モデルでも税込で約40万円、上位モデルだと税込で50万円を超えるためおいそれと購入するにはハードルは高いかなと。
ただ、クリエイティブ作業と言われ最初に思い浮かぶApple MacBook Proシリーズも最上位構成にすれば40万円前後になりますし、他社の野暮ったいノート型のワークステーションと比較して洗練されたデザインや他にはないScreenPad+に魅力を感じたのであれば「買い」の一台なのは間違いありません。
ZenBook Pro Duoの仕様
製品名 | UX581GV-9980 | UX581GV-9750 |
---|---|---|
OS | Windows 10 Pro | Windows 10 Home |
CPU | Core i9-9980HK (2.4~5GHz/8コア16スレッド) |
Core i7-9750H (2.4~4.5GHz/6コア12スレッド) |
GPU | Intel UHD Graphics 630(350MHz~1.25GHz) | Intel UHD Graphics 630(350MHz~1.15GHz) | GeForce RTX 2060(GDDR6 6GB) |
メモリ | DDR4-2666 SDRAM 32GB | |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe 3.0 x4接続) | 512GB SSD(PCIe 3.0 x2接続) |
メインディスプレイ | 15.6型4K有機EL (3,840×2,160ドット、光沢、タッチ対応、スタイラス対応) |
|
サブディスプレイ | 14.09型UHD液晶 (3,840×1,100ドット、非光沢、タッチ対応、スタイラス対応) |
|
通信 | IEEE 802.11ax、Bluetooth 5.0 | |
インターフェイス | Thunderblot 3(最大40Gbps、DisplayPort v1.2)×1、USB 3.1×2、HDMI、ヘッドセット端子 | |
カメラ | 92万画素 | |
バッテリ容量 | 71Wh | |
バッテリ駆動時間 | 約5.3時間 | 約5.5時間 |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 359×246×24mm | |
重量 | 約2.5kg | |
セキュリティ | 顔認証センサー | |
同梱品 | スタイラスペン、パームレスト | |
カラー | セレスティアルブルー |
実用性と未来の詰まったド真ん中モデル ZenBook 14/15
ZenBook Pro Duoと同時に発表されたのが「ZenBook 14」と「ZenBook 15」の2機種。
こちらは従来のZenBookシリーズのデザインを踏襲しつつ、2018年に登場したZenBook Proのようにトラックパッド部分がサブディスプレイとして利用できる、いわば普及価格帯のノートPCです。
すでに上に書いてしまった通りではありますが、トラックパッド部分は「ScreenPad 2.0」として、サブディスプレイとして利用が可能です。
ZenBook Pro(2018)のScreenPadからサイズが大きくなったこと、機能面でも大きく進化したことで2.0になっているわけですね。
サブディスプレイ的な使い方として、誰しもノートPCで利用するであろうオフィススイートとの連携では、Microsoft Officeのツールパネルを表示するといったことが可能です。
ペン(デジタイザ)での入力にも対応しているため、手書き入力を行い作成中のドキュメントに挿入するといったことも可能。
ペンが利用できるPCといえばMicrosoftのSurfaceシリーズのように、キーボードカバーを取り付けるような2in1 PCが挙げられます。筆者もSurface Goユーザーですが膝上で使うには不安定なことが唯一の不満。ペンは欲しいけど、膝上での利用も多いので、そうした2in1 PCに憧れつつも購入に踏み切れないユーザーには嬉しい機能ですね。
その他にもScreenPad 2.0側でメッセンジャーアプリを表示しておくといったこともできますし、音楽プレイヤーのコントロール画面を表示するといったこともできます。
さらにScreenPad 2.0はWindows自体の機能を用いるため、ここを利用できるアプリケーションは今後、Windows ストアから追加していくことが可能になるとのこと。初期状態でも十分に「もう一画面あったら便利なのに」と思う部分は網羅しているとも言えますが、まだまだ機能的には拡充されていく予定なのは期待したいポイントです。
ディスプレイサイズも15インチ or 15インチと大型ですが、ディスプレイの縁(ベゼル)を狭くしたため、実際のフットプリントは小さめ。
A4サイズ比でZenBook 14は僅かに長辺ではみ出る程度の大きさなことや、約1.3kgと十分に軽量でもあるためモバイルしたいユーザーも満足できるはず。
ZenBook 15も15型ディスプレイ搭載のノートPCとして小さく軽いため、持ち運び頻度は低いものの稀に持ち出す機会がある人にとっては嬉しい仕様となっています。
また、もし持ち歩くことを考えると気になるのは堅牢性。
ここはMIL準拠の堅牢性を誇っているとのことなので、安心して持ち運ぶことが可能です。だいたい1m程度の高さから落下しても問題なく動作するよう設計されているため、持ち運ばないにしても机から落下した程度では壊れないというのは使っていく上で大きな安心感を得られます。
さらにさらに、これだけコンパクト、軽量、さらに堅牢でありながら充実の高性能。
4コア8スレッドのCore i5、またはi7、さらに高速なNVMeSSDに外部GPUとしてGeForce搭載なので、ZenBook Pro Duoほどではありませんが動画編集も容易くこなせます。
価格は最安モデルで約15万円から。
ZenBook 14のCore i5モデル、ZenBook 15ではMicrosoft Officeがプリインストールされたモデルも用意されています。
価格とOfficeのプリインを考えると、ZenBook 14/15が今、PCに求められているド真ん中を攻めたモデルであることがよくわかります。
ZenBook 14/15の仕様
製品名(型番) | ZenBook 14 | ZenBook 15 | |||
---|---|---|---|---|---|
UX434FL-8565 | UX434FL-A6002T | UX434FL-A6002TS | UX534FT | ||
OS | Windows 10 Home | ||||
CPU | Core i7-8565U (1.8~4.6GHz/4コア8スレッド) |
Core i5-8265U (1.6~3.9GHz/4コア8スレッド) |
Core i7-8565U (1.8~4.6GHz/4コア8スレッド) |
||
GPU | Intel UHD Graphics 620 | ||||
GeForce MX250(2GB) | GeForce GTX 1650(4GB) | ||||
メモリ | LPDDR3-2133 16GB | LPDDR3-2133 8GB | LPDDR3-2133 16GB | ||
ストレージ | 1TB SSD(PCIe 3.0 x4接続) | 512GB SSD(PCIe 3.0 x2接続) | 1TB SSD(PCIe 3.0 x4接続) | ||
ディスプレイ | 14型液晶 (1,920×1,080ドット、光沢) | 15.6型液晶 (1,920×1,080ドット、光沢) |
|||
通信 | IEEE 802.11ac、Bluetooth 5.0 | IEEE 802.11ax、Bluetooth 5.0 | |||
インターフェイス | USB 3.1×2(Type-A×1、Type-C×1) USB2.0(Type-A) HDMI ヘッドセット端子 |
USB 3.1×2(Type-A×1、Type-C×1) USB3.0(Type-A) HDMI ヘッドセット端子 |
|||
カメラ | 92万画素 | ||||
バッテリ駆動時間 | 約7.8時間 | 約8.2時間 | 約9.4時間 | ||
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 319×199×16.9mm | 354×220×18.9mm | |||
重量 | 約1.3kg | 約1.7kg | |||
セキュリティ | 顔認証センサー | ||||
同梱品 | ACアダプタ、USB LANアダプタ(※ZenBook 14 Core-i7モデルのみ) | ||||
カラー | ロイヤルブルー |
+10%!合計で20%還元!ひかりTVショッピングのおトクなクーポン!
ZenBook Pro Duo、ZenBook 14/15、どちらも魅力的なノートPCなのは間違いありません。
そんな最新のZenBookがひかりTVショッピングでさらにお買得に購入できるクーポンコードがありますので、最後にこちらをご紹介。
ABSOUOSK
ひかりTVショッピングで対象のZenBookを購入時、このクーポンを入力することでポイント還元率が+10%されます。
この記事の公開日、8月29日時点の通常還元率は10倍、つまり10%ポイント還元なので20%還元になるわけです。
モデル名 | ZenBook Pro Duo | ZenBook 14 | ZenBook 15 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
型番 | UX581GV-9980 | UX581GV-9750 | UX434FL-8565 | UX434FL-A6002T | UX434FL-A6002TS | UX534FT-A9012TS |
販売価格 | 503,820円 | 390,420円 | 198,180円 | 156,060円 | 179,820円 | 240,300円 |
ポイント還元 | 100,764pt | 78,084pt | 39,636pt | 31,212pt | 35,964pt | 48,060pt |
実質 | 403,056円 | 312,336円 | 158,544円 | 124,848円 | 143,856円 | 192,240円 |
ZenBook Pro Duoの上位モデル(Core i9搭載モデル)は元値が50万円。なので還元されるポイントは20%だと10万円ほど。
還元される分でもう一台ノートPCが買えてしまいます。いっそ、このポイントでZenFone 6を買う!というのもありかも。
お手頃なところではZenBook 14のCore i5モデルでしょうか。ポイント還元まで加味すると実質12万円台中盤になるため、外でも使えるノートPCが欲しいと考えていた人には魅力的な1台です。
少しだけ思い出話をすると、ZenBookの初代モデル「UX21E」「UX31E」が出た当時、それらを販売する側にいました。
本当にバカ売れだったんですよね、このときのZenBook。何度もご来店されたお客様に「すみません、次回入荷分のご予約を…」なんて案内をする日々が続くことも珍しくありませんでした。
その頃の筆者はMacユーザーでしたし、MacBook Airに似せた筐体にはネガティブなイメージを少し持ったり、もちろん同じように考えているお客様も多かったのは確かですが「こんなノートPCがもっと前に出ていれば、出てくることを知っていればMacBook Airを買わないで選んだのに」と羨むような一台だったのは今でもハッキリ覚えています。
筆者の周りはPCに明るい、言ってしまえばコアユーザーが多いのですが、このときにZenBookを手にした人は以降、ずっとZenBookを使っているという人も少なくありません。
毎年、毎シーズン、精力的にラインナップを拡充したり、新しい試みに挑戦したり。
その結果として2019年のZenBookは他にはない、ある意味ASUSらしいZenBook Pro Duoというクリエイティブマシンを出してきたわけですし、ZenBook 14/15もモバイルでありながらパワーも欲しいという欲張りなユーザーにも満足できる一台にきっちりまとまっています。
丁度Windows 7の更改時期を迎えている人や、Windows 8/8.1の終盤に購入した人であれば4~5年が経過し買い替え時期を迎えているという人は多いでしょう。
数あるPCの選択肢の中から選ぶとして、新しいZenBookファミリーも候補に加えてみてはいかがでしょうか。