防水対応のWindowsタブ「ARROWS Tab Q506/ME」が9,980円だったので拾ってきた。

PC

GW前から「税込9,980円のWindowsタブレット「ARROWS Tab Q506/ME」が大量入荷、Bランク品」として、秋葉原のイオシスで投げ売られているのを1枚拾ってきました。

この特価を知ったタイミング(確か5月4日くらい)では既に完売していたのですが、検品が終わり次第オンライン・店頭それぞれに在庫が補充されるとのことだったので、それを待って1枚購入しました。
なお、本稿執筆時点では再度完売となっていますが、また検品が終わり次第在庫は補充されるらしいので、買い逃した方は定期的に同店のTwitterアカウントをチェックしておくといいかもしれません。

Win10搭載で防水防塵、ArrowsTab レビュー | 中古スマホ販売の【イオシス】
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購入理由

「安いから」

なんですが、一番の理由は「検証機」が欲しかったから。
手伝っている業務アプリの開発で、ユーザーが利用する環境が「10型前後のフルHD液晶、タッチパネル対応」という条件で、まさにこれに合致する1台だったので購入しました。

タッチパネルに対応したWindows PCとしてSurface Go LTE Advencedも持っていますが、こちらは横解像度がフルHDの1920pxに満たないため、検証時に縮小して表示するなどちょっと面倒があったので。

ARROWS Tab Q506/MEのスペック

発売は2015年から2016年頃。
「艦これ用タブレット」としてLenovo Miix 2あたりが流行ったのより後のモデルですね。

OS Windows 10 Pro Education
CPU Intel Atom x5 Z8500
RAM DDR3 4GB
ストレージ eMMC 64GB
ディスプレイ 10.1インチ WUXGA(1920×1200px)
重量 685g
バッテリー稼動時間 10.3時間
その他 防水(IPX5/IPX7/IPX8),防塵(IP5X)

OSが「Windows 10 Pro Education」なのでどこか文教向けに販売されたものがリース落ちとかして出てきたものだとか。

通常モデルとの違いはハードウェア側にもあって、電磁誘導方式のWACOMデジタイザに非対応。なので専用スタイラスを収納する箇所(写真右端)も蓋されていたり、microSDカード脇に設けられたSIMカードスロットも使えなくなっています。
+5,000円くらいでSIMカード・LTE対応の中古が出てくれば良かったのに…なんて考えたりもしましたが、冷静になって考えるとSIMの挿せるWindows機はThinkPad X1 CarbonとSurface Go LTE Advencedがあるのでいりませんね。これでよかったんだ。

購入後に行ったこと

ざっくり箇条書きにすると
1) 初期化
2) Windows 10 1809へのアップデート
だけ。

1)の初期化については、Disk to Diskで初期化が行えますが、ここにメーカーアプリを使う必要がないのは好印象。
Windows 10になって以降はリカバリが簡単になったので、適当に買った中古PCでもリカバリできねーぞ!みたいな苦労は減った気がします。

2)のWindows 10 1809へのアップデートですが、インストールされているWindows 10のバージョンは「1511」、つまり2015年秋頃にリリースされたバージョンで、既にサポートが終了しています。

「2015~2016年頃に発売されたPCで、最新の1809は入るのか」という疑問についても、スペックだけで見れば2017年発売の「GPD Pocket」あたりとそう変わらないため、動かすこと自体は特に問題はありません。
アップデートはWindows 10のダウンロードサイトの「今すぐアップデート」のリンクから、Windows更新アシスタントをダウンロードして実行するのがオススメ。Windows Updateで逐一ダウンロード、インストール、再起動を繰り返すよりはこちらから一気に1809へアップデートを行う方が多分早い(はず)です。

アップデート後のストレージの使用状況ですが、ざっくり30GBあるかないかくらい。
今月後半にもリリースされる19H1改め「May 2019 Update (1903)」はインストール時に32GB以上のストレージの空きがないといけないそうなので、もう少し無駄を省いてあげないとインストールできません。

ストレージのダイエットとしては、しきうた氏が四季log.dat: Q506/ME ベンチマーク&バックアップという記事内で「C:\Fujitsuの中の物をUSBメモリ等にコピー 容量は3.5GBほどあるので4GBほどのusbメモリに保存」と書いていますので、最低でもこれくらいは行わないと次のアップデートは厳しそうです。


本当に検証用の1台として手に入れたものなのでこれ以上の使い道はないのですが、思いの外動作がサクサクだったり、Windowsタブレットとしては珍しい防水・防塵にも対応しているなど、考え方次第ではもう少し使い道はありそうです。

値段が値段だけに結構飛びついた人も多く、色々な人が「こんな風に使ってます」とか「○○するといいぞ」的な話が主にTwitterには溢れています。
まだまだ再入荷(検品待ち)もありそうなので、これから買う人は先駆者の皆さんのツイートや記事から、購入に向けた準備や自分なりの使い方を夢描いてみるのもいいかもしれません。