イマドキスマホの「ラウンドガラス」をしっかり保護できる。Whitestone Dome Glassを試す。

ケータイ

今夏より日本国内では、NTTドコモの専売周辺機器として登場した「Whitestone Dome Glass」をメーカー様からご提供頂きましたのでご紹介。

Whitestone Dome Galassはスマートフォン向けのガラスフィルム。
接着液をスマートフォン本体とガラスフィルムの間に垂らし、これをUVランプで固着させる取り付け方法を採用したことで、画面がラウンドしたスマートフォンであっても、しっかりと端まで保護することが可能になっています。
筆者も昨年、Galaxy S8の保護フィルムを探したときにこちらの製品に辿り着き、海外通販で購入・貼り付けてからはお気に入りの保護フィルムの一枚です。

冒頭にも書いた通り、国内ではNTTドコモの専売商品として取り扱いが開始されたものの、購入できるのはドコモショップのみ。
ショップでの購入・貼り付けはドコモ以外のスマホを使っているユーザーでも大丈夫ですが、そもそもドコモショップで貼り付け作業まで行ってくれるサービスになっているため、実際の製品がどのようなものか知る機会がない人は多いでしょう。
今回はNTTドコモ向けではなく、海外で販売されている「自分で貼り付けまで行う」パッケージをご提供頂きましたので、どのようにして貼り付けるのか、そして仕上がりはどうなるかをご紹介していきます。

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内容物盛りだくさん。パッケージと中身をチェック

今回ご提供頂いたのは「Galaxy S9+」と「Galaxy Note8」に対応したもの。
パッと見で気付く人もいるかもしれませんが、今回ご提供頂いた2つのうち、Galaxy Note8用の方が僅かにパッケージが薄くなっています。
というのも、UVランプが同梱されるパッケージ・されないパッケージの2種類が用意されており、UVランプ自体はどの機種の同梱のものも同じになっているため、一度でもWhitestone Dome Galassを貼り付けたことがある人は、2台目・2枚目以降はUVランプ非同梱のパッケージを購入すれば少しだけお買得に購入することができます。
筆者はその存在を知らず、過去に買ったものは全てUVランプ同梱を買っているので手元に3~4個、UVランプがあります。

内容物は画面保護フィルムとは思えないほど沢山。
UVランプはもちろんのこと、液体の接着剤、さらに接着剤がスマホの受話スピーカー等に浸透しないようにするマスキングテープなど、Whitestone Dome Glassだから必要になるものが入っています。

UVランプはUSBから給電が必要。
自分で用意した適当なUSB-ACアダプタに繋ぐか、コンセントとの距離がある場合はモバイルバッテリー等で繋いで使いましょう。

貼り付け

パッケージ等の確認も終えたので、続いて貼り付け作業です。
これは動画で見た方がわかりやすいので、Whitestone Dome GlassがYouTubeにアップしているものをまずは見てみるのがオススメ。

文字に起こすと
1) 端末をトレーにセットする
2) 画面の皮脂汚れ、細かなホコリを同梱のクリーナーで除去
3) 受話スピーカー等、接着剤が入り込んでは困る場所をマスキング
4) 接着剤を塗布
5) UVランプで接着剤を硬化、フィルムを固着させる
という流れ。

作業として、一番ハマりどころは上記の写真の通り、塗布した接着剤を広げていく作業。
接着剤は2本入っていますが、メーカーいわく「1本で大丈夫」とのこと。
接着剤を塗布した後にフィルムを貼り付けると(画面上に乗せると)その圧で徐々に接着剤が画面とフィルム全体に広がっていくんですが、この際にどうしても小さな気泡が入ってしまいます。
入ってしまった気泡はUVランプで固着させた後はどうにもできないため、フィルムの上から接着剤ごと押し出すようにして気泡を抜いていく必要があります。
接着剤がフィルムの端からかなりの量漏れ出て端末の脇に垂れていったりしますが、ここは後ほど付属していたクリーナーで拭い取ればOKなので、とにかく気泡をなくすことに集中しましょう。

なお、筆者の場合、過去に1本を塗布して接着剤が全体に広がるのを待ちましたが、最近の機種は画面が大きいことから全体に広がりきらない事があって以降、2本とも塗布して、溢れた部分を後から拭き取るようにして使用しています。
メーカー推奨は、2本目は気泡が入ってしまった場合に一度フィルムを取り上げ、接着剤を拭き取ってからもう一度塗布して接着を行うために添付しているとのことです。

貼り付け後

で、実際にWhitestone Dome Glassを貼り付けたのがこちら。

Galaxy S9+もGalaxy Note8も外観上の特徴であるディスプレイ左右のラウンド部分「エッジ」の表示域まではカバーされているのがわかります。

拡大してみるとこんな感じ。「エッジ部分の表示域」と書いている通り、エッジ部分の端=サイドフレームに触れる”キワ”の部分まで保護しているわけではありません。
そこまで保護することも多分、技術的には可能だと思いますが、その場合はケースと干渉してしまいます。
丁度いい案配の広さを保護してくれる、と思っておくといいでしょう。

また、貼り付け後に気になる操作感について。
ガラスフィルム表面のコーティングはかなり優秀で、機種によっては貼り付け前よりも指滑りがよく操作しやすくなったと感じるかもしれません。
ラウンド部分(エッジ部分)が見づらいといったこともなく、いくつかのケースを取り付けてみて干渉もしないことから貼って正解の一枚と言えます。


さて、ここまで書いた通り、フィルムの品質としてはかなりポジティブな評価となるWhitestone Dome Glass。
ただ、どうしても気になるネガティブポイントについては以下に簡潔にまとめていきます。

ネックとなるのは
・特殊な貼り付け方法
・5,000円前後と高額
・対応機種と販路
の3つでしょう。

貼り付け方法

公式でアップされている動画、または海外で販売に力の入っているMobilefunがアップしている動画がかなりわかりやすく、そちらを参考にしながら貼り付けを行えば誰でも失敗せずに貼り付けができるはず。
また、写真でわかりやすく紹介している記事としては、ITmediaの以下の記事も貼り付け前にチェックしておくといいかもしれません。

進化するスマートフォンの保護ガラス 「紫外線」で貼り付け、曲面ディスプレイにも対応 実際に試してみた
...

価格

5,000円と高価ながら、ラウンドガラスを満足できるクオリティで保護できるフィルムをAmazonでアレコレ購入して試すのにかかる費用と時間を考えれば、決して高いとは思えないかなと。
いくらガラスフィルムがAmazonで、1枚1,000円もしないくらいで買えるようになったと言っても、これだ!というベストなものに巡り会えるまで何枚も購入すればそれだけ費用がかかりますしね。

対応機種と販路

国内での販路は冒頭にも書いた通り、現状ドコモショップのみ(NTTドコモ専売)となっています。
NTTドコモはスマートフォンのラインナップが多い方なので、Whitestone Dome Glassが対応する機種も多くなっていますが、NTTドコモが取り扱わない機種のものを購入したい場合はどうしても海外通販を利用するしかなくなるのは、購入のハードルが高い部分でしょう。
ちなみに、Mobilefunあたりで購入するとDHLで注文の翌日~翌々日くらいに届きますし、荷物のトラッキングもそんなに難しくはないため「Amazonのお急ぎ便が使えない」くらいの商品だと思って購入すれば許せるかもしれません。


総合的な満足度としては、筆者の中では★5つ、といった具合には「不満なし」と言っても差し支えのないガラスフィルムです。
ラウンドガラスの機種を使っていて、これだ!というガラスフィルムに出会うまで何度も何度も購入して貼り付けて…を繰り返すのにもう疲れたという人であれば真っ先に購入していい製品ですし、これから購入予定の機種がWhitestone Dome Glassの対応機種であれば、予め用意しておくフィルムとして選んでみる価値はあります。

NTTドコモでの取り扱いが開始したことで、たどたどしくはありますが日本語のTwitterアカウントも開設されたため、以前よりも質問のハードルが下がっている点も、これから購入を検討する際に安心できる部分とも言えます。