富士通製のスマートフォン、ARROWSの電車内広告の内容が凄い気になってついつい記事にしてしまった。
販売現場にいた筆者のARROWSのイメージは
- 突如電源が落ちる
- 本体が高熱になり動作が重たくなる
- 更にカメラなどの機能が使えなくなる
- 電池の持ちが凄い悪い
というものであり、実際に初代ARROWSことF-05DやISW11F、ISW13Fなども使ってきたがこの印象の通り、お世辞にも褒めることの出来ない出来映えだった。
まぁ、最近は他社製品でも実績の高いQualcomm製のSoC、Snapdragonシリーズを採用するなど、実機の動きも改善、同社製品であるREGZA Phoneから続く出来映えの悪いイメージを払拭するべく頑張っているのはわかるんですが、どうしてもこんなエントリーを書きたくなったのは以下の広告のせい。
大きく書かれた
- 1) 2014年度オリコン顧客満足度ランキング 携帯メーカー総合1位
- 2) 価格.com スマートフォンカテゴリ 満足度1位
- 3) 2014年度BCNスマートフォンユーザー調査 文字入力1位
の3つ。
3についてはAndroid向けの文字入力として定評のあるATOKを、富士通独自にカスタマイズしており非常に入力が優秀なので、それだけは認めたい。
しかし、1と2については…うーん、どうなんだろう。
というのも、ARROWSユーザー向けのメーカー公式サイト“@Fケータイ応援団TOP”というのがあるのだけど、ここに登録しているユーザーに対して「ARROWS新製品モニターを募集」というのが過去に飛んでいた。
当時、最新機種を試用する機会が得られる事に魅力を感じて筆者も応募したわけですが、その応募フォームには
レビューを行う・書き込む予定の口コミサイトのIDを入力
という入力欄がありまして…。
※昨年の話なのでスクリーンショット用意できないです、申し訳ない
なんというか、酷いステマをそこに見た気がするんですよね。
確かにこのモニターの機種以降、実際に手にとって使ってみると随分とまともになったと感じる出来映えではあるんですけど、発言力の高いレビュアーや、9万円前後する携帯電話を譲渡されたユーザーのポジティブ発言が強烈に反映されていそうな数字を広告にデカデカと掲載するのはどうなんでしょう。