秋田県の男鹿半島の先にある「男鹿水族館 GAO」への旅行で、新しくJR 男鹿駅(男鹿線/男鹿なまはげライン)近くにオープンした「ホテル木下 秋田男鹿駅前」を利用しました。
実際のオープンは2026年3月5日ですが、プレオープンとしてグランドオープン前に宿泊することができましたので、今後も男鹿水族館GAOの愉快なアザラシたちや、きっと今後一般公開が期待されるホッキョクグマの子供に会いに行く人の参考になればと宿泊記を残しておきます。
男鹿駅から徒歩5分、改札から出たらまっすぐで到着
まず立地的な話をすると、ホテル木下 秋田男鹿駅前はその名の通り「男鹿駅前」にあります。
どのくらい駅前かといえば、男鹿駅の改札・駅舎を出て真正面、道の駅おが・オガーレの道路を挟んで隣にあり、駅舎からすぐに見える場所にあります。
良くも悪くも田舎で何もない場所なので、ホテルまでの間に遮蔽物がないことで「見える」とも言え、だいたい歩くと5分ほどの距離です。
ただ建物が見える、場所がわかっている、一本道で着くということで、駅からの体感距離はもっと近く感じられます。
嬉しいサービスとして「チェックイン前の荷物預かり」もあります。
男鹿駅にも有料のコインロッカー(大型サイズ・1日600円)や、駅に併設された観光案内所での荷物預かりサービスもありますが、ホテル木下 秋田男鹿駅前の宿泊予約済であれば、同ホテルのフロントで先に荷物を預けることが可能です。
新規オープンだけあってとにかくキレイ
割と最近よく見かける「〇〇グループ傘下に入ってリブランド」とかではなく、完全に新規、新築のホテルです。なのですべてがキレイです。

ホテルに到着し、チェックインを待つスペースにはソファやローテーブルもあります。

こちらは待合スペースの正面、大浴場側。こちらの待合スペースもソファが多く設置されているので、もし万が一チェックインに時間がかかる、ここで人と待ち合わせる必要がある場合でも、ゆっくりできるのはうれしいおもてなしです。
待合スペースは新築なのでただきれいなだけではなく、照明も多く明るいです。
またなまはげなど男鹿の文化展示もあるので、それを眺めて時間をつぶすというのも一興かも。
チェックインはフロント or 自動チェックイン機
ホテル木下 秋田男鹿駅前のチェックイン・アウトは有人フロントもありますが、最近のホテルに多い「自動チェックイン機」も用意されています。

プレオープン時点では自動チェックイン機は2台。
クレジットカードの決済端末やバーコードリーダーも組み込まれているので、当日決済の場合はこちらを利用して宿泊代の支払いも行えそうです。
(今回、事前決済済だったので同機能の可否までは確認していません。)
全国チェーンのビジネスホテルなどではおなじみの仕組みですので、こうしたチェックイン方法に慣れているのであれば有人フロントを使わずに、こちらでチェックインを済ませてしまったほうが楽・早いはず。
なお、今回2名1室での利用ですが「カードキーは1枚のみ」でした。今後も人数ではなく部屋数に対してカードキーが発行になるかもしれませんので、同室の人と別行動する際はカードキーをどちらが持つかなど、しっかり連絡取り合い行えるようにしておくとよさそうです。
宿泊回への移動はカードキーが必須
このへんは女性にはうれしい・安心な話だと思いますが、フロント階(1階)から2階以上の宿泊階への移動は、カードキーが必須です。

先にも書いたように現時点では2名1室利用だとカードキーが1枚しか出てこないので、大浴場から先にあがった人が部屋に戻った場合、一度カードキーをもって1階までお迎えに行かないといけない、というのはちょっと手間のかかる仕組みですね。
お部屋は広い・キレイ
今回泊まったのは最もスタンダードな「ダブルルーム」です。

部屋サイズは約15㎡。140cm幅のダブルベッドと、いわゆる「一般的なビジホ」のレイアウト。
ただ、都心のホテルと比べるとだいぶ広く、例えばテーブルを使うのに椅子を後ろに引いてもベッドに当たるようなこともありません。
テーブルの奥行も十分にあるので、13インチ前後のモバイルノートPCを広げて作業するには十分です。
(実際この記事も、ホテル木下 秋田男鹿駅前のこの部屋のテーブル上でノートPCを広げ書いています。)


今度はテーブル側・部屋の窓側からベッド方面を。
部屋の入口からは土間スペースが広く取られているので、大型のキャリーケースなどを持ってきている場合も置き場所には困りません。

こちらはベッドを背にしてテーブルを撮影。
テレビはベッドから見て横になるので、寝転がりながらの視聴は快適な方かな……?と。

冷蔵庫はビジネスホテルによくある冷蔵のみのコンパクトなタイプですね。
缶ビールが置いてありますが、これはウェルカムドリンクとしてフロントで頂いたもの。部屋に備え付けられているわけではありません。

順番前後しますが、部屋に入ってすぐのクロークスペース。
こちらもコートをかけてもなお余るくらいのスペースがあるので、大型のキャリーケースはここに置くことになりそうです。
冬場で天気の悪いときであれば、スノーブーツなども部屋内の導線を邪魔することなく片付けておくことができます。



続いて水回り。
今回泊まったダブルルームには浴室がなくシャワーブースのみ。ゆっくりお風呂に浸かりたい場合は1Fの大浴場を利用します。
シャワーブースは奥行があり結構広く、部屋も大浴場も、シャワーヘッドは水流を変更できるタイプ。
備え付けのシャンプー、トリートメントなどはPOLA製でした。

浴室がない(シャワーブース)になっているので、洗面台はお手洗いともセットになったユニットバスタイプではなく、シャワーブースとお手洗いとは別に部屋に備え付けられています。
部屋のコンセント・充電ポートは多め
ガジェット好きとしては気になるのが部屋のコンセントや充電ポートです。
写真撮るのが面倒(もういろいろ繋いでしまっている)なので箇条書きですが
・備え付けのデスクにコンセントが1つ。さらに最大2.4AのUSB Type-Aポートが1つ、最大18W出力のUSB PD対応のUSB Type-Cポートが1つ。
・窓際の壁の下にコンセントが2つ。
・ベッドパネルにコンセントが1つ。さらに最大2.4AのUSB Type-Aポートが1つ。
でした。
これだけあるのでスマートフォン複数台、さらにカメラやノートPC、タブレットなど一気に充電しても充電口に困ることはありません。
ホテル共用部の設備も十分
続いてホテルの共用部についてです。

1Fには朝食会場があり、4人掛けのテーブルを中心に広くスペースが取られています。
朝食は朝6時15分から10時(ラストオーダーは9時30分)までと、かなり早い時間から提供されているのは「GAOの営業開始凸をしたい」人にはうれしいんじゃないかなと。

朝食会場のすぐ隣には冷凍食品が購入できる自販機もあります。
フェリーなどでもおなじみの「ど冷えもん」ですね。ラインナップは秋田、男鹿の名物を使った洋食中心です。
ほぼ同じラインナップが目の前の道の駅おが・オガーレでも24時間購入できるので、夜間、食事に困った場合はこれらを利用することになります。

冷凍食品を購入した場合、電子レンジは1Fだけでなく5Fにもあります。
ただ電子レンジの台数自体はそこまで多くないので、3~4種をまとめて温めるとかには向きません。
ちなみに19時まで営業しているスーパー(ドジャース 男鹿店)がホテルから5分ほどの場所にあるので、軽食などはこちらで買っておく方がよさそうです。
男鹿駅前、割と飲食店の数が少ないので、夕飯難民にならない自販機が用意されているのはうれしい。
(これを書いている今日も、居酒屋 秀が満員で入れず、レストラン園も早く閉まっていたので難民になっています)

こちらは「湯上り処」。
こあがりの畳スペースが大浴場でほっかほかになった後の息抜きに丁度いい感じ。先にも書いたようにルームキーが1枚しか出てこないので、複数人で泊まり、大浴場を先にあがった人はここで時間調整・待ち合わせて部屋に戻るというのが一番自然な流れになりそうです。
コインランドリーはキャッシュレスにも対応
地味ぃ~にうれしかったのはコインラインドリーが1Fだけでなく5Fにもあること。
そしてコインランドリーがキャッシュレス決済に対応していることです。


コインランドリーは洗濯機・乾燥機が1F・5Fに2台ずつ。
キャッシュレス決済は専用アプリの「AQ-Connec」を利用します。(AQUA製のコインランドリー機器向けアプリのようです。)
利用できる決済方法は主要なクレジットカードに加え、PayPayなど一部バーコード決済にも対応。
Apple PayとGoogle Pay(Googleウォレット)にも対応しているので、この一覧にない決済方法も一部は経由することで利用できます。
コインランドリー用に自販機でお札を崩して……という作業を踏まないでいいのは結構うれしい。
アメニティ、大浴場利用は注意点あり
アメニティ類は部屋に備え付けられているものは最小限です。
1Fフロント脇にアメニティバイキングがあるのでここから必要な数を自室へもっていく必要があります。

ただアメニティのラインナップはシェーバーや歯ブラシなどはあるものの、使い捨ての櫛や化粧水といった他のホテルでは定番で用意されているものがありませんでした。
またルームウェアも部屋に先んじて用意がないのでここから持っていく必要があります。
大浴場の利用時、タオル類は部屋に用意されているものを持っていく必要があり。
また女性用の大浴場の利用には暗証番号が必要で、プレオープン時は「利用する際に、フロントで暗証番号を教えてもらう」というアナログな方法になっています。
ある意味セキュリティとしては完璧なのかもしれない……と思いつつ、うっかり聞き間違えたりしたらそれはそれで大浴場前で地蔵になりそうです。
(男性用の大浴場はそういうのは特になく、普通にそのまま入れます。)
本オープンで徐々に改善に期待。立地や設備のきれいさでは泊まる価値あり
秋田の男鹿半島、その先にある男鹿水族館GAOに行くというニッチな需要のようですが、男鹿エリアの宿泊施設は男鹿温泉など少し高級なものに偏っていますし、駅近くにカジュアルに利用できるホテルができたのは歓迎できるニュースでしょう。
実際利用してみるとプレオープンだからなのか、今後ホテル側でも改善してくれるであろう点はあるものの、宿泊含め使用感として満足度の高いホテルになっています。
なお今回は一泊一人あたり1万円弱で朝食付き。これが季節によってどのくらい上下するかにもよりますが、とにかく「GAOでアザラシやホッキョクグマを愛でまくり、他は効率重視に旅行したい」という人にはおすすめできるホテルです。
