UGREENの「Qi2 25W(Qi2.2)」に対応した充電器が、9月から販売開始されています。
「Qi2 25W(Qi2.2)ってなんぞ?」という人に向けて簡単に説明すると、今までよりも高速で充電できるワイヤレス充電です。
iPhoneを例に挙げると、最初にワイヤレス充電に対応したiPhone 8やiPhone Xは7.5W、MagSafeに対応したiPhone 12シリーズ以降は15Wで、最新のiPhone 17シリーズでは25Wまで対応しています。この10年弱でワイヤレス充電も3倍の高出力になり、高速に充電が可能になりました。
今回はそんなワイヤレス充電の未来のようなQi2 25Wに対応したUGREENの新作充電器をご提供頂きましたので、外観写真を中心にご紹介していきます。
メーカーから製品を提供していただきレビューしています。
MagFlow マグネット式モバイルバッテリー 10000mAh 25W
外出先で最も出番が多いであろうスマートフォンの周辺機器といえばモバイルバッテリー。
これもしっかり、新製品では「MagFlow マグネット式モバイルバッテリー 10000mAh 25W」として、Qi2 25Wに対応したモデルが登場しました。

UGREENの充電器、モバイルバッテリーといえば渋めのメタリックグレーのカラーが特徴ですが、Qi2 25Wに対応したモデルはライトブルーに改められています。
今後のカラー展開は不明ですが、現時点でこの色のUGREEN製品を見かけたらQi2 25Wに対応したモデルというわけです。

スマートフォンに張りつく側は質感はマット、ソフトな材質になっているので、スマートフォン側の傷の心配もなさそうです。

本体脇からちょろっと出ているのは内蔵USB Type-Cケーブル。なのでワイヤレスだけでなく、有線での充電にも対応しています。
また、USB Type-Cポートが1つあり、電源入力だけでなく出力にも対応しているので、別途USB Type-Cケーブルを用意すれば有線で2台同時、さらにワイヤレスも加えると3台同時の充電も可能です。

側面には1%刻みのバッテリー残量表示。表示も結構明るく見やすく、使い勝手は良好。

バッテリー容量は10,000mAh、スマートフォンをだいたい2回分充電できる容量なのでそれなりに厚みはあります。

iPhone 17に取り付けた状態ですが、僅かにバッテリー側が下にはみ出ます。ギリギリカメラにも被らないので、写真撮影への影響などもなさそうです。
注意点としてはスマートフォンケースのカメラ周りがもっとゴツいデザイン、形状になっていると干渉しそうなことでしょう。

MagFlow 2-in-1 マグネット式ワイヤレス充電器 25W
持ち運びにも便利な充電器が「MagFlow 2-in-1 マグネット式ワイヤレス充電器 25W」。
Qi2 25Wに非対応のモデルが既存で存在しますので、ワイヤレス充電機能を強化した新型モデルです。

持ち運び、またはiPhoneなどスマートフォンだけを充電するときはコンパクトなワイヤレス充電器として使うことができます。

が、上部を上に引き出すとスタンドに変形。
充電中にスマートフォンの通知も確認できる絶妙な角度で充電もでき、さらに下部にもワイヤレス充電器の機能を有しているので「スマートフォン+ワイヤレスイヤホン」の2台同時充電が可能です。

引き出したスタンド状態の角度はこんな感じ。
PCデスクの上で使った場合、モニターに向かっている視線をちょっと下に向けると丁度良くスマートフォン画面が目に入るような絶妙な角度です。

もちろん、MagSafe(マグネット)でスマートフォンを固定する仕組みなので、縦向きだけでなく横向きでの充電も可能。
ちなみにこの写真、ちょっと残念ショットです。というのもスタンド状態で利用できる下部のワイヤレス充電スペースに、ワイヤレスイヤホン「JBL Tour Pro 3」を置いたところ、JBL Tour Pro 3のケースが大きすぎてちょっと窮屈そうな姿に……。
ここはAppleファーストなデザインとでも言ったらいいんでしょうか。充電ケースがコンパクトなAirPodsシリーズとの組み合わせを第一に考えられている感があります。

MagFlow 3-in-1 マグネット式 ワイヤレス充電器 25W
Apple Watchユーザーだったら検討したい、Qi2 25Wにも対応したオールインワン充電器が「MagFlow 3-in-1 マグネット式 ワイヤレス充電器 25W」です。
製品名に「3-in-1」とある通り、スマートフォン+Apple Watch+任意のワイヤレス充電対応機器の3台を同時にできる充電器です。

こちらも先に紹介したMagFlow 2-in-1 マグネット式ワイヤレス充電器 25Wのように、普段はコンパクトなスレートデザインで、上面を引き上げることで追加の機器の充電を行うスタンドに変形します。

これが変形した状態。
上面はスマートフォンの充電を、背面(下面)は手前にワイヤレス充電器、奥にApple Watchの充電器があるので、それぞれに機器を取り付けることで3台同時に充電を行うことができます。
スマートフォンには対応機器であればQi2 25Wが最大で、背面(下面)のワイヤレス充電器とApple Watchの充電器は最大5Wまで。Apple Watchの急速充電には非対応となる点は注意が必要です。

スタンド状態を側面から見るとこんな感じ。
スタンドの角度は0~70°、背面(下面)のワイヤレス充電器を利用しないのであれば、かなり寝た位置から立った位置まで、好きな角度でスマートフォンの充電を行うことが可能です。

厚みはざっくり、スマートフォン2台分。
なのでカバンに放り込んでも持ち運びやすく、特にAppleユーザーだと「iPhone+Apple Watch」をこの1台で済ませつつ、ついでにワイヤレスイヤホンも充電できるとなれば、旅行用の充電器として最適ではないでしょうか。
実際筆者も、2泊以上で荷物を減らしたい旅行のときに活用しようと考えています。

ワイヤレス充電否定派にこそ選んでほしい、Qi2 25W対応モデル
ぶっちゃけますと、筆者はワイヤレス充電否定派です。
ワイヤレス充電、楽は楽なんですけど「充電が遅い」「発熱で充電が止まってて、全然充電できていなかった」と今まで使ってきて楽よりも不便に感じることが多かったんですよね。
ただ、Qi2 25Wには期待しています。
詳細なレビューはまた後日書く予定でいますが、試しに使ってみると確かに今までより充電は速くなっている印象です。もちろん有線の急速充電に比べるとまだ遅い部分もありますが、これなら「ちょっとバッテリー残量が心許ないので、出かける前の時間に充電しておこう」みたいな、継ぎ足し充電のときも便利かも?と感じています。
あくまで今時点では体感なので、ちゃんと時間を計測してみるなどし、改めて「Qi2 25Wすげーじゃん」的な記事が出せたらな~と。
もちろん、その記事を待たずとも、現時点でワイヤレス充電をヘビーに使っている人はQi2 25Wに対応した充電器は買いでしょう。いつ頃買ったワイヤレス充電器かにもよりますが、iPhoneでいえば最大3倍の出力で充電できますので、新しいiPhoneを買った人は購入を検討すべき周辺機器です。
なお、UGREEN様からAmazon.co.jpでの購入時に利用できる割引クーポンをご用意頂きました。
5%オフクーポン:UGPD2539
iPhone 17シリーズなど、今秋新しいスマートフォンに買い替え、そして周辺機器の買い替え・買い増しを行う人は、ぜひ上記クーポンもご利用ください。