コンシューマーゲーム機の開発や販売を行うAnalogueから、任天堂のNINTENDO64の互換機「Analogue 3D」が10月17日に正式発表・予約受付が開始されました。
ちょうど1年前となる2023年10月17日に開発発表は行われており、1年越しで遂に発売です。
Analogue 3Dですがエミュレーション(エミュレーター)ではなく、NINTENDO 64の完全互換機として開発が行われています。
そのためゲームを遊ぶにはNINTENDO64のゲームカセットが必要で、いわゆる””中華エミュ機””のようになんらかの方法で吸い出したゲームデータで遊ぶといったことはできません。
が、完全互換を謳うだけにエミュレーターでゲームを動作させた際に発生するラグや音ズレが発生しないのが特徴です。
発売から約30年が経過するNINTENDO64ですが現在も人気のゲームが多く、またハードも優秀で問題なく利用できるものを保有しているという人も多いかと思います。(筆者宅でも現役です。)
ただ最新のテレビにはそのまま接続することは難しく、何かしらのコンバーターを介して接続・画面表示を行う必要があり、その際写りが思い通りにならないといった問題も生じてしまいます。
かといってブラウン管テレビなどを残しておける場所もなかったり、レトロゲームを遊ぶにはゲーム機本体だけでなくテレビ・モニターをどうするかという問題が付き纏います。
Analogue 3DはNINTENDO64の完全互換だけでなく、映像出力はHDMIに対応し、さらに4Kへのアップコンバートも可能。
コントローラーはNINTENDO64のコントローラーの利用だけでなく、新規に設計された専用コントローラーをワイヤレス接続で利用できます。
またソフトウェアアップデート用とのことですがWi-Fiでのネットワーク接続にも対応しています。
価格はAnalogue 3D本体が$249.99、専用設計のコントローラーは別売りでこちらは$39.99。
現在の為替レート(本稿執筆時点で1ドル149円)で計算すると、本体が約38,000円、コントローラーが約6,000円と決して安いわけではないのですが、懐かしのNINTENDO64のゲームタイトルを令和の現在でも気軽に遊べるという点では十分にお買得ではないでしょうか。
なおAnalogueはゲームボーイ互換機の「Analogue Pocket」の完成度も高く、こちらは定期的に品切れ・バックオーダーを抱えて発送まで結構待たされる印象があります。
Analogue 3Dも初回分を逃すと発送までにしばらく待つ可能性がありますので気になる人は早めの予約注文がオススメです。