そのうちレビューしようと思っているうちに時期を逃したサブのスマホ「Galaxy Z Flip4」ですが、購入時から貼り付けられている画面保護フィルムが剥がれてしまい、なかなかみすぼらしい姿になってきてしまったので自分で画面保護フィルムを貼り替えました。
国内キャリアから購入したモデルであれば東京・原宿にある「Galaxy Harajuku」を始め、一部ドコモショップ等で無償で画面保護フィルムの貼り替えサービスを受けられます。
残念ながら筆者の使っているGalaxy Z Flip4は海外版なので貼り替えサービスは受けられないため、自分で貼り替えるほかなかったわけです。
なお、Galaxy Z Flip4などフォルダブル端末においては「購入時に貼り付けられている画面保護フィルムを剥がした場合、ディスプレイが故障する可能性や、故障した場合の保証対象外になる」というお約束事があります。
たかだかフィルムごとき……なんですが、本記事で紹介する画面保護フィルムの貼り替えを行う場合は修理・保証規約を理解の上、自己責任で行いましょう。
Galaxy Z Flip4の画面保護フィルム、どれを選ぶか問題
いざ貼り替えるぞ！となっても悩ましいのが画面保護フィルム選びです。
通常のスマートフォンであればPETフィルムならミヤビックスの「Overlayシリーズ」を、保護ガラスであればNimasoあたりを選べばいいのですが、フォルダブル端末においてはそれが当てはまりません。
フォルダブルは折りたたむというギミックがあるため、通常の画面保護フィルムでは硬すぎる等折りたたみに適していないため、普段選んでいるメーカーやブランドから対応した製品が発売されていません。
また、あったとしてもとても柔らかい「TPUフィルム」が主流。TPUフィルムは曲面に貼り付けられる強みこそあれど、指滑りの悪さやモアレが出やすいなど使用感に影響する部分が多く、筆者としては「嫌い」な画面保護フィルムです。
そう、ほしいのは「最初から貼り付けられている画面保護フィルム（以下、初期フィルム）同等のもの」です。
アクセサリー販売などあればいいのですが、上で書いた通り初期フィルムの扱いが特殊なのでユーザー側での交換は想定されていないため、なんとか近しいものを選ぶしかありません。
見つけた最適解 – Whitestone Dome Premium Folding Film
前置きが長くなりましたが、色々探した結果行き着いたのが「Whitestone Dome Premium Folding Film」です。
もう随分前になりますが、iPhone 6以降のラウンドガラスやGalaxyに採用されていたエッジディスプレイの端まで保護できるUVレジンを使った「Dome Glass」で有名になったWhitestoneから、フォルダブル端末向けにPET素材のフィルムが発売されていました。
Amazon.co.jpには色々なメーカーから「PET素材っぽいフィルム」が出品されているため、選択肢は他にもありはするものの、知っているブランドの安心感は大きいため早速購入しました。
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パッケージはWhitestoneの保護フィルムや保護ガラスを知っている人なら見覚えのあるいつものデザインです。「保護フィルム」ではありますが、パッケージはちょっと大きめ。
パッケージが大きい理由は「貼り付け用の治具がたくさん入っているから」。
この治具ですが、手元に残しておけば2回目以降は「フィルムだけ」を購入して使い回すことができます。
治具の使い方は同梱の取扱説明書に従って、部品の組み立てと道具の使い方をチェックすればOK。
貼付を行うスマートフォン（今回であればGalaxy Z Flip4）と保護フィルムの位置ズレ防止と、空気が入らないようにするために均一にフィルムを吸着させるための道具が揃っています。
Galaxy Z Flip4から初期フィルムを剥がし、同梱のアルコール綿などを使って画面をクリーニングした後に、組み立てた治具にセットした状態がコレ。
あとは保護フィルムの剥離シートを剥がした後、手前側のヘラを使って空気が入りこまないよう貼付を行えばOKです。
そしてフィルムを貼り付けた状態がコレ。手前側（本体の下部寄り）に少しだけ気泡がありますが、2～3日もすれば抜けていたのでこのくらいの気泡なら気にしないでOKです。
「気泡絶対に許さないマン」として、貼付時に空気が入らないよう力を入れすぎてもやわなフォルダブルのディスプレイを壊してしまう可能性がありますので「ちょっとくらいの気泡はそのうち消える」と諦めて、ほどほどの力で貼付を行いましょう。
ちなみにこれがフィルムを貼り替える前のGalaxy Z Flip4。
初期フィルムが折り目の部分から浮き始め、そこからどんどん剥離していきなかなか酷い状況になっていました。フィルムが浮いた状態になっているのでGalaxy Z Flip4の開閉の際にも「パキッ」と、フィルムから音がしてしまうので、画面が割れたかのような不安にも駆られるので貼り替えた後の安心感は絶大です。
フォルダブル端末のフィルムを自分で貼り替えたい人にオススメ
フォルダブル端末の選択肢ですが、国内でもSamsung・Galaxyのほぼ一択の状態から、この記事を書いている2023年の夏は「Google Pixel Fold」「motorola razr 40 ultra」と他メーカーからも魅力的な機種の発売が予定されています。
また、昨年はNTTドコモでGalaxy Z Flip3 5Gが安価に販売されるなど、フォルダブル端末が買い替え先の候補に挙がる人が増える出来事もありましたし、今後さらに増えてくるはずです。
もちろん「初期フィルムを剥がしたら保証対象外」や「貼り替えは直営店や認定店で！」といった制約や推奨は今後もあるとは思うものの、自分で貼り替えという選択肢があり、初期フィルムと同等か、もしかしたらそれ以上に質のいいフィルムがフォルダブル端末でも選べるということは覚えておいて損はないでしょう。
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