年末恒例、アドベントカレンダー企画の中でも人気の高い「ベストバイガジェット」の順番がまわってきました。
今年もぜろさん(@_0_zero)主催の「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2022」に参加していますので、筆者も2022年を振り返りこれぞベストバイだった!というガジェットを本記事では紹介していきます。
それにしても参加者の皆様はみんな羽振りがいいですね……。2022年はカワセガーみたいな悲鳴もあれば相変わらず電子機器は半導体不足の煽りなど、なかなか買うに買えない1年だった割には、各々ガジェット好きらしい買い物をし、その中からベストバイを選出しています。
どの参加者のブログ・記事も読み応えがありますので、この記事を読んだ後には是非。
ベストバイの選定基準
今年で8年目、そして8回目の参加のベストバイガジェット。
毎回なんとなーく「これがベストバイ」と選んできましたが、今年は自分の中でベストバイの選定基準を以下のように設けました。
- 購入から1ヶ月以上が経過しているもの
- 新品が現在も購入できるもの
- 日本国内の家電量販店やECサイトなどで普通に購入できるもの
1つめは、もちろん買ったばかりのものが最高過ぎてベストバイ!!ってことも結構あるんですけど、3ヶ月くらい使うと「性能はいいけどココがね……」って部分が見えてきて100点ではなく80点になることが経験上何度もありました。
2つめ、3つめですが、ベストバイってなんだろうって考えたとき「自分の悩みや不満を解決してくれたガジェット」を紹介したいわけですが、例えば同じ悩みを抱えている人がこの記事を読んで「いいな」と思っても、入手ハードルの高いものは紹介しづらいな~とも考えた結果です。
この選定基準を満たした上で、筆者の2022年のベストバイガジェットはこちらになりました。
2022年のベストバイガジェットは「iPad mini 第6世代」
2021年9月に発売になったiPad mini 第6世代が筆者の2022年のベストバイガジェットです。
本当は昨年中に購入しておきたかったんですが本体カラーと容量で迷っている間に納期がどんどん伸びていき、発売日に手に入らないなら「在庫が潤沢になってから買えばいい」「店頭で実機を確認し、本体カラーに納得いってから買えばいい」とした結果、購入が2022年に入ってからとなりました。
2021年発売のガジェットを2022年のベストバイに挙げることはかなり迷いましたが
・現時点でiPad mini 第6世代の後継モデルは存在しない
・モデルサイクルで考えてもあと1年は第6世代は現行モデル(のはず)
という理由から、2022年末時点でベストバイとして周りにオススメもできると判断しました。
なお愛用中のモデルは「64GBのセルラーモデル」です。
“iPadでクリエイト”なんてしないしそんなことするならノートPC持って出た方が絶対に快適なので、ビューワーとして必要最低限とも十分過ぎるモデルを選ぶとなるとコレ一択でしょう。
iPad mini 第6世代の「すべてに丁度いいサイズ」
iPad mini 第6世代で気に入っているのがサイズ。何をするにも丁度いいんです。
多分多くの人がiPad miniを選ぶ際に期待しているのが電子書籍。
小説やマンガは丁度いいサイズで読むことができます。
こういうことを書くと「雑誌は丁度いいサイズじゃないじゃん」と煽られることもあるんですが、そもそも雑誌に載っているような記事って、最近はWebで読めることも多いので電子書籍として消化する機会、あまりないと思うんですよね。
電子書籍が丁度いいということは、PDFのマニュアルなんかもiPad mini 第6世代では丁度良く開くことができます。
自作PCとか家電製品とか、基本的にマニュアルなんぞ見ないでも……なんですが、稀に「このエラー、なんだろう」とマニュアルを求めたくなるとき、あるじゃないですか。
Chromeでエラーコードで検索してサポートページに詳細な記載はなく、マニュアルのPDFにリンクが……なんてときも、iPad miniなら検索のところからマニュアルを読むところまでストレスなく行えるのが気に入っています。
これは今年に限って……いや、来年以降もそうだと思うんですけど、PCパーツのレビューを行う際に用意されている「レビュワーズガイド」のPDFも、今年はiPad miniで開き、ベンチマークを行っているPCの横に置いて設定値の確認などに大活躍してくれました。
もちろん画面サイズだけでなく本体サイズも丁度いいんですよね、iPad mini 第6世代。
Aerの「Day Sling 3」というスリングバッグを今年買っていて、PCを持っていく必要のない外出時はここに財布やモバイルバッテリーなど最小限の荷物を入れて持ち歩いています。
iPad mini 第6世代もDay Sling 3のタブレット収納用のポケットにキレイに収まるので出番がなかったとしてもスマホ以上の大画面を持っていける安心感は大きいです。
もし、ちょっと自宅のPC内のデータが必要になって……なんて場面でも、iPad mini 第6世代があればパッとリモートで繋いでデータを引っ張り出すことも容易ですしね。
▼ ガジェット以外のベストバイだったかもしれないDay Sling 3
povo2.0との組み合わせで機動性が超高い
ここ数年で生活の中で大きく変わったことがあります。
「外出先で動画を見る機会が増えた」んですよね。直近だと、カタールW杯とか、今夏は夏の甲子園や普通にプロ野球を見たり、Abemaの恋愛リアリティーショー見たり、DAZNでF1見たり、YouTubeで気に入ってるチャンネルの新作動画を見たり、とにかく外で「今すぐ見たい」と動画を見る機会が増えました。
もちろん普段からスマートフォンは2台持って歩いているので片方で動画を再生しつつ、もう片方は普通に連絡のやりとりや実況ツイートを行うのに使うんでもいいんですが、いくら大画面化著しいスマートフォンといえど動画を見るぞ!と気合いを入れて見るには画面が小さいです。
そんなときこそiPad miniの出番です。
上で紹介した通り、パソコンを持って出ないような日の小さなカバンにも入るので持っていない日はないですし、だからこそどんなときでもスマートフォンより大きな画面で動画を見ることができます。
iPad mini 第6世代からは本体を横向きにした状態でスピーカーがステレオになるよう進化しているため、動画視聴時の迫力がそれまでのiPad miniとは段違い。
従来モデルはLightning端子の左右だったので横向きにすると実質モノラルだったんですよね。こういうところも、iPad mini 第6世代が求められている使い方にグッとハマる理由ですね。
そして動画を見るために必要なネット接続。
これもKDDIの「povo2.0」の24時間使い放題を課金してしまえば容量の心配なし、速度に不満もなく高画質で動画を楽しむことができるのはかなり便利。
丁度いい本体サイズで気軽に持ち出せることに加え、スマートフォンよりも大画面を活かしたいコンテンツ視聴に必要なネット回線も、セルラーモデルではpovo2.0のような丁度いいプランの登場で、iPad mini 第6世代の機動性がグンと高まっています。
ちなみに普段iPad mini 第6世代で使っている回線は「リンクスメイト」。
料金や使い勝手についてはケータイWatchに寄稿した記事で詳しく書いていますが、メインのスマートフォン以外の端末で使う回線としては結構優秀なのでオススメです。
今から買っても遅くない!発売から1年経っていても推せるベストバイ
約1年使った今も毎日一度以上「iPad miniの出番だ!」と手にする機会も多く、それだけ自分の生活においてiPad mini 第6世代は活躍の機会に恵まれた=買ったことで便利になったことが多い、ベストバイガジェットだったことがわかります。
発売から1年が過ぎ、さらには為替の影響で発売当時よりも値上がりしていることで「ちょっと手の出しづらいガジェット」になってしまっているのは残念ですが「いいなぁ」と思っている人は今から手を出しても十分に満足できる1台だと断言できます。
スペック面ではiPad Proシリーズの「M1」「M2」と比べれば劣りますが、画面サイズも8インチと小さくiPad Proに求めるようなPCライクな使い方をするべきモデルではないので問題なし。
実際、ブラウジングやSNS利用、そして各種コンテンツ消化に使う限りスペック不足を感じることはないですし、iPhone 13/14と同じ「A15 Bionic」が搭載されているので、長い目で見てもスペックへの不満や後継モデルが出たとして、大きく劣ることもないはずです。
来年も生活の中で「君の出番」と活躍する機会の多いガジェットに出会えることを夢見ながら、2022年のベストバイガジェット「iPad mini 第6世代」のご紹介はここで締めたいと思います。
▼ 惜しくもベストバイにはならなかった筆者の2022年の買い物の一部たち
12月1日からスタートしたベストバイガジェット2022も、遂に明日、主催者のぜろさん(@_0_zero)の記事でフィナーレを迎えます。
なんだか最近は、以前にも増して「どこにいるんだこいつ」と全国飛び回っているようなので、そんな定住をしない生活の中でどんなベストバイのガジェットを見つけたのかはスゴく気になります。
また、昨日までの他のブロガーの皆さんのベストバイガジェットも「なるほど」と思うものばかり。
ぜひ、ベストバイガジェット2022の企画ページから他の記事も読んでみてください。