iPhone SE(第2世代)のカメラの実力をチェック。ナイトモードなしは気になるが、全体的に素直な写りに満足。

レビュー

iPhone 8相当のボディにiPhone 11シリーズ同等の最新CPU「A13 Bionic」を搭載。なのに価格は約4.5万円からとお買い得感満載で注目を集めている「iPhone SE(第2世代)」。
筆者の手元にも発売日に到着し、今は「iPhone 11とどっちを普段使おうか」を考えるべく、iPhone SE(第2世代)の性能をアレコレ試しています。

そこで今回は、iPhone SE(第2世代)のカメラをテスト。
こんなご時世なので作例を撮るにも一苦労でサンプル数も少ないのですが、iPhone SE(第2世代)のカメラの得意不得意、仕上がりは十分に伝わるはず。
もちろん、カメラの写りをチェックしてから買いたいという人も多いでしょうから、その参考にもなればと。

なお、作例については「初期設定のまま」で撮影を行っており、写り、色味に関わる設定ではスマートHDRがオンの状態で撮影していることをご理解頂ければと。

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日中の作例

まずは日中の作例から。

最近のiPhoneのカメラもHUAWEIやSamsungのようにコッテリ気味に処理される傾向が強いように感じていましたが、iPhone SE(第2世代)でぱぱっと撮ってみた作例は筆者の好みの色味。
全体的に暖色系に写っているようにも見えますが、撮影時刻が16時手前~18時手前くらいの2時間、日が傾き始めた時間帯なのでオートでホワイトバランスが暖色傾向になっている、というわけではありません。
※iPhone 11シリーズはその傾向が強かった。

全体的にはナチュラル寄り。被写体が逆光など明暗差が大きな場面ではスマートHDRでぐいっと引き上げられるため、そうした場面ではちょっと青空がコッテリした色味になりますが、過度にベタ塗りしたような色味にはなりづらい印象を受けました。

夕方~夜の作例

続いて夕方~夜の作例を。
iPhone SE(第2世代)はiPhone 11シリーズから搭載された「ナイトモード」に非対応となり、発売前から「暗所や夜景の撮影が弱いのでは?」とも言われている部分で気になる人も多いでしょう。

撮影時刻は18時~19時30分くらいの、日没前後の時間帯です。

「ナイトモードなし」でも意外と撮れます。
そもそもスマートフォンのカメラは数年前に比べ
・レンズが明るくなった
・センサー性能が向上した
・高感度撮影時のノイズリダクションも優秀になった
等々、昨今のスマートフォンにおける「夜景モード」のような強烈なHDR撮影機能がなくてもそれなりにキレイに撮ることが可能です。

iPhone 11のナイトモードだと…

そうは言っても「ナイトモードと比べるとどうなるのか」は気になります。
そこでiPhone 11でナイトモードを有効にしての作例も用意しました。

iPhone SE(第2世代)の作例と比べるとその差はハッキリ出ます。
とはいえ、見たままに近い絵が出てくるのはナイトモードがオフの状態のもの。それでも肉眼で見るより明るく撮れています。

食事

最後に食事の作例を一枚。

こちらもかなりナチュラルな写り。
最近のスマートフォンカメラに多い「とりあえず食べ物と認識したら暖色寄りで撮ってうまそうに見せる」といった補正は行われていません。
もし補正されていればチャーシューがもう少しピンク色っぽくなった気がします。実際に出てきたチャーシューは見た通りの色味で、じっくり全体に火が通った色をしつつ、まだ僅かにほんのりピンク色を残した感じでしたので、ここまでの作例の通り「割と見たまま素直に撮れるカメラ」がiPhone SE(第2世代)の写りなんだと思ってます。


ぶっちゃけてしまうと、iPhone SE(第2世代)のカメラには期待してませんでした。

廉価版らしくもう少し写りが悪いとか、約4.5万円からという価格を実現するためにデュアルカメラやトリプルカメラが主流の今の時代に、シングルカメラはおまけ程度なのかなと。
それは「ナイトモード非対応」も含め、かなり割り切った写りになっていると思い込んでいたのですが。
全体的に暖色寄りに撮りがちなiPhone 11やその他メーカーのカメラと比べると好みの色味でもあります。

約4.5万円からという価格の中で「A13 Bionic搭載」にばかり注目が集まっていますが、ここは流石Appleらしく機能と性能の取捨選択を行い、その中で最大限の最良を上手にパッケージングしていると感じました。