トラックポイント派に捧げる。ロープロ/スーパーロープロ対応のソフトリムキャップを買ってトラックボールを買わないで済んだ話。

PC

ThinkPadの赤いポッチが大好きです。

マウスやトラックパッドではなく、ホームポジションから手を動かさずにカーソル操作もできるThinkPadのトラックポイントにハマって早12年。
ブログ等でも紹介している通り、現在愛用中のノートPCは「ThinkPad X1 Carbon(2017/5thGen)」ですし、メインPCの自作デスクトップPCにも、Mac miniにも「ThinkPad トラックポイント・キーボード」を繋いで使っているくらいにはトラックポイント狂です。

そんなトラックポイント狂の悩みが「交換用キャップ」です。
従来、指に触れる部分の形状が異なる3種類のキャップが用意されていたのですが、キーとキーが離れたキーボード(浮き石とかアイソレーションとか呼ぶヤツ)に変わったり、Ultrabookなんて呼び名でノートPCが薄型化していく中で
・トラックポイントの軸が短くなった
・軸の形状も変わった
・不人気という理由で、キャップの種類が減った(ソース
という変更があって、筆者が気に入って使っていた「ソフトリム」のキャップは現在、新品で販売されているThinkPadのキーボード・トラックポイントでは利用できなくなっています。

「ソフトリムってなんぞや」って人は、トップ画像のThinkPadキーボードについてるトラックポイントです。
キャップが凹んでいるので、指へのかかりが良くて、他のキャップと比べると指が痛くなりづらくてお気に入りなんです。

そしてこれがトラックポイントキャップの進化・変化の歴史。
左がIBM時代など「7段キーボード」なんて呼ばれたりするThinkPadキーボードで利用されていたトラックポイントキャップ。
真ん中が現在購入できるThinkPad トラックポイント・キーボードに対応したロープロファイルのトラックポイントキャップ。
右が今までのThinkPadからすると薄型化したThinkPad X1 Carbon等に対応したスーパーロープロファイルのトラックポイントキャップ。

余談ですが、モバイラーに大人気の「GPD Pocket」で利用できるのは真ん中のロープロファイルのトラックポイントキャップです。

見事に背丈が低くなっていて、昔のトラックポイントキャップが現在入手可能なThinkPad・トラックポイントで利用できなくなっているのがわかります。

ロープロに対応させるだけなら、従来のトラックポイントキャップの足をちょん切って短くして使う…なんて荒技もありますが、スーパーロープロファイルだけは取り付け軸が細くなっているためそれもできません。

3Dプリントで成形されたロープロ/スーパーロープロのソフトリムに出会った

ソフトリムでなくても、トラックポイントが素晴らしいことには変わりありません。
ただ、ソフトリム出ないかな~とは常々思っていて、定期的にTwitterでも呟いていたところ「3Dプリントで作ってます」という方がいましたので、ご連絡・質問攻めにしまして、以下を購入しました。

制作者様が個人でヤフオク等で販売している以外に、DMM.makeで注文もできるようになっています。

クリエイター「Saoto-Tech」の商品一覧 - DMM.make クリエイターズマーケット
クリエイター「Saoto-Tech」の商品一覧 - クリエイターズマーケットでは、3Dプリンターで作成されたフィギュアやアクセサリー、車のパーツ、お部屋のインテリアなど様々なカテゴリを取り扱っています。

数量は10個セット。消耗品なのでこのくらいまとめて購入でも問題ないでしょう。
また、ロープロ&スーパーロープロで合計4枚ほどソフトリムを取り付けたいThinkPadキーボードがあるのでまとめて購入のがお得な気がしたのでDMM.makeで注文しました。

注文してから到着までは大体1週間ほど。
まだかまだかとだいぶ待ちわびましたが、待てない人は追加料金を払って特急便で発注するのもあり。

3Dデータも一部はダウンロード可能になっているので、自宅に3Dプリンタがある人はそれで作ってみてもいいですし、届くまでの時間が待てない人は3DプリンタをAmazonあたりでポチって出力した方が早いかもしれません。


▲ThinkPad X1 Carbonに取り付け。


▲ThinkPad トラックポイント・キーボードに取り付け。

取り付けての感想は「これだよこれ」という感じ。
トラックポイント×ソフトリムの組み合わせはやっぱりしっくりきます。ここ1年~2年くらいで、ロープロ・スーパーロープロのキャップに手元のキーボード群の環境が変わって「あー、ちょっと違うんだよなぁ」なんて思っていたので、これで元通りです。

そしてここでタイトルを回収するんですが、ソフトリムに比べると他のトラックポイントキャップは指にどうしても力が入ってしまいます。
ましてや、最近の4Kの高解像度だとカーソルの移動量も多いため、今まで以上に指が痛くなりがち。
ここ数週間、指の痛みが酷いのもあってポインティングデバイスをトラックボールに買い替えることも考えてました。

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…MX ERGO、気にはなるんですけどね。
やっぱり、ホームポジションから手を離さずカーソル操作できるトラックポイントの快適っぷりは捨てられません。
でもって、ソフトリムキャップが使えるとなれば鬼に金棒みたいなもんです。最高です。

筆者以外にも、きっとソフトドームしか選べない今のトラックポイントキャップに不満を抱えている人は多いでしょう。
そんな人は是非、今回ご紹介したソフトリムキャップ、試しに買ってみるといいですよ。
求めていたトラックポイントの操作感はこれだ!!って気持ちに絶対になるはずです。

▼このへんは「ロープロファイル」

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▼最近処分価格でお買得になってる米沢産・2017年モデルなんかはスーパーロープロファイル