iPhone 8 Plusを購入して2週間が経過しました。
店頭でカメラがキレイ!と思っても、実際に店内だけでは確かめられない食事や夜景といったシチュエーションで「そんなにキレイじゃない」とガッカリした経験がある人も多いでしょう。
カメラの写りがスマホの購入動機になるという人も多いことから、これから発売するであろうiPhone Xも含め「今年のiPhoneのカメラはどうか」を、いくつかの作例で確認していきます。
日中の風景
iPhone 8 Plusのカメラですが、今までのiPhoneと比べると「やわらか」「あたたかい」絵作りです。
また、全体的に「明るく撮る」傾向が強く、HDRが無効であってもビル影など従来潰れがちだった箇所までハッキリ捉え写し出すことができます。
夜景
夜景についても「明るく撮る」傾向にある為、低照度であっても比較的キレイに思い描いた絵が撮れます。
この程度の夜景であればISO感度が200-400程度、シャッタースピードも1/20秒と手ぶれしやすい撮影条件なのですが、iPhone 8 Plusの手ぶれ補正がかなり頑張ってくれるおかげで、手持ちでも十分きれいな夜景を撮影することができます。
食事
食事の撮影は屋内での撮影となり、光源も限られ「美味しそうに撮れない」スマホが多い中、iPhone 8 Plusのカメラは十分に美味しそうに撮れるカメラです。
ここ最近のiPhoneですが、全体的に彩度の低い「メシマズ」の傾向にあり、今年でいえばiPhone 7よりもGalaxy S8の方が筆者の中では飯テロカメラとして活躍しています。
iPhone 8 PlusはGalaxy S8など、最近の彩度の高い、飯テロ向けの絵がオートで撮影できるため「気軽に使うカメラ」として、これからも期待できる一台になったと言えるでしょう。
2倍ズームを試す
iPhone 7やiPhone 8にはなく「Plus」を冠した機種にだけ搭載されている「光学2倍ズーム」。
筆者も実はダブルレンズで光学二倍ズームが利用できるスマートフォンはiPhone 8 Plusが初めてで、一度使ってしまうと手放せない!とiPhone 7 Plusユーザーに聞かされていたため、今回かなり楽しみにして撮影してみた次第。
2倍ズームといっても35mm版換算で50mm程度と、デジタルカメラや一眼レフの「ズーム」と比べれば少し寄れる程度です。
それでも被写体次第ではフレームのほとんどを被写体で埋めるような絵が撮れるメリットは大きいと感じられます。
とくに作例として先に挙げた「お台場のユニコーンガンダム」。
かなりディテールにこだわった立像だけに光学2倍ズームで寄るとその情報量の多さに感動できました。
スマートフォンのカメラは「人」や「食事」をスナップで撮影するか、広角側のダイナミックな絵で風景を切り出すような用途がほとんどでしょう。
しかし、被写体次第では光学2倍ズームの恩恵を感じられる場面は多く、写真を楽しみたい!という人には是非iPhone 8ではなくiPhone 8 Plusを選んで欲しいと断言したいくらいです。
まとめ
iPhone 8 Plusのカメラは「暖かみのある、イマドキのSNS映えする写真が気軽に撮影できる」カメラを搭載しています。
一般的にiPhoneを選ぶ理由に「カメラがキレイだから」と選ぶ人が多いのですが、そういうシンプルな選び方として満足できるカメラです。
光学2倍ズームも筆者としては初めての経験でしたが、実際に使い出してこの2週間の間にかなりズーム側のレンズを利用しています。
このズームが便利すぎる結果、メインで利用しているGalaxy S8のカメラの出番が減ったほどです。
最新のiPhoneが欲しい!という人だけでなく、カメラがきれいなスマホが欲しい!と探している人もオススメできる、カメラが優秀なスマートフォン、それがiPhone 8/8 Plusです。