UVランプで貼り付け、Spigen「Glas.tR Platinum」はGalaxy Note10+の保護ガラスの決定版

アクセサリ

発売日から愛用しているGalaxy Note10+ SC-01Mの調子が悪く修理に出し、戻ってきたのを機にディスプレイ保護フィルムを取り替えてみることにしました。

今回購入したのはSpigenの「Glas.tR Platinum」。
Galaxyユーザーであれば「Whitestone Dome Glass」のSpigen版と言ったらわかりやすいかもしれません。

過去にはGalaxy S8、Note8、S9+にNote9とWhitestone Dome Glassを貼ってきましたが、1枚あたり5,000円前後の価格設定は割れたときのショックが大きいのが難点。
最近は中国メーカーの安価なDome GlassもどきもAmazon等で購入できますが、こちらは保護ガラスの精度がまちまちなものが多く、Dome Glassが割れてしまったときの代替として選んだものの「これなら貼らない方がマシ」という出来映えだったこともあり、Note10+では購入時に貼り付けられていたフィルムをそのまま使い続けていました。

Galaxy Harajukuまで行って無料点検を受けてフィルムを貼り替えてもらうことも考えましたがこのご時世なので混んでいそうな原宿まで向かうのもどうかと思い、何か良さそうなフィルムはないかと探したところ、SpigenのGlas.tR PlatinumがAmazon.co.jpにあったので購入して試してみました。

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Spigen Glas.tR Platinum

まずはパッケージからチェック。

オレンジの差し色と製品画像が目を引くいつものSpigenのパッケージ。
比較画像を撮り忘れましたが、貼り付け用の治具が一通り封入されているためかなり大きなパッケージで、ポストに入りきっていませんでした。
※取り出すの大変だから入らないなら玄関先に置き配して欲しい、マジで

内容物は保護ガラス本体と取りつけに必要な治具とUVランプ、クリーニングキット。
説明書・手順書も同梱されていますが英語で書かれていますし、貼り付けがちょっと不安な方は公式に用意された動画を見ながら貼り付けるのがオススメ。

Glas.tR Platinumでいいなと思ったのが治具。

保護ガラス脇から染み出た接着液を吸い取ってくれる吸収材が予め取りつけられています。
Dome Glassにも吸収材は付属していますが自分で治具に取りつける必要があり、機種によってはスペースに余裕がないなどうまく取りつけられないことも。
これを取りつけられないと背面まで接着液が垂れてしまいなかなか悲惨なことになります。

また接着液をディスプレイに垂らした後、保護ガラスの位置決めを行うまで不用意に接着面が触れてしまわないようにする治具があります。
この治具もDome GlassよりGlas.tR Platinumに付属するものの方が作りがしっかりしており、保護ガラスに適当な傾斜をつけてくれるので位置決めの微調整の際にぐらつきづらいのも貼りやすさや失敗防止に一役買ってくれています。

逆に接着液を塗布する際ですが、ここはDome Glassの方が優れていると感じた部分。
Dome Glassでは治具にセットした端末の、ディスプレイ中央に塗布できるようガイドが同梱されていますが、Glas.tR Platinumにはそうしたものが一切ありません。

保護ガラス全面にしっかりと接着液を行き渡らせるためには「ド真ん中」に塗布できた方がいいため、Glas.tR Platinumの接着液の塗布もなるべくド真ん中を狙い、塗布した接着液に気泡が入らないようにも気をつけて行うのが成功するためのテクニックです。

実際に位置決めを行い、保護ガラスをディスプレイ上に落とした状態が上記。

オレンジ色の治具も取り外し、保護ガラス全体に接着液が行き渡ったかどうかをじっくりチェックしてから次の「UVランプ照射」へ進むのが貼り付けの際のコツ。

手順書にも書かれていますが、オレンジの治具を外してから3分ほど放置するとしっかりと保護ガラス全体に接着液が行き渡るようです。

全体に行き渡ったことを確認できたら付属のUVランプを照射して、接着液を固めていきます。

手順書では「上・中・下」の3箇所に照射するように書かれていましたが、ディスプレイ面の反射を見る限りGalaxy Note10+では「上・上(中央寄り)・下(中央寄り)・下」と照射する方がいいかもしれません。

余談ですが、家族にジェルネイルなどに使うもう少し大型のUVランプを持っている人がいればそれを借りて一気に全体に照射してしまうと楽です。

そんな感じで貼り付け終えたので、気になる細部をチェックしていきます。

ディスプレイ上部、ピンホール形状のフロントカメラについては保護ガラスがU字に大きくくり抜かれているため、カメラ部分を覆ってしまうことはありません。
U字の下部も少々わかりづらいのですが、Chromeのアドレスバー部分にギリギリ被らないため表示の邪魔になることもありません。

保護ガラスの厚みは分厚すぎず薄すぎず。TPUやPET素材の一般的なフィルムと比べれば厚みはあって当然で、これくらいなら野暮ったさもないので気になることもないはず。

気になるカーブした左右のエッジ部分もしっかりカバーできています。
保護ガラスは表示域よりも僅かに外側までをカバーしているので、安価なフィルムにありがちな「表示域よりも狭く、ディスプレイ点灯時に気になる」とか「表示域の端を接着剤の塗布されたフレーム部が僅かに覆い隠し、アプリによっては文字が切れてしまう」といったこともありません。


Galaxy Note9 SC-01LにDome Glassを貼ったのが一昨年の秋頃(発売直後)。
そして類似品に貼り替えなどを行ったのは年明け、つまり昨年初頭だったので実に1年~1年半ぶりにUVランプで固着させる保護ガラスを取りつけましたが、後発だけに保護ガラス本体以上に治具の作りが考えられていて、久々にいい買物をした!と満足しています。

価格も2,000円ほどとDome Glassの半額以下。安価な類似品は1,000円~1,500円であることを考えるとお買い得感も高く、Galaxy Note10+のディスプレイ保護の決定版としてGlas.tR Platinumは太鼓判を押せる1枚です。