我が家のケータイ代を、シンプルプラン・シェアパック30にプラン変更したらいくら節約になるのか計算してみた。

ケータイ

タイトルのまんまですが、5月24日から提供開始予定のNTTドコモの新料金プラン「シンプルプラン」とパケット割引サービス「ウルトラシェアパック30」に変更した場合、いくら料金が安くなるのか計算してみました。

シンプルプランは従来の携帯電話向けの料金プランでおなじみ「20円/30秒」の通話料金が発生し、ファミリー割引内の家族通話以外はすべて通話料が発生する料金プランです。
シンプルプランについては、以下の記事で詳しく解説しています。

【5月31日更新】ドコモの新料金プラン「シンプルプラン」を徹底解説。
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現在の利用状況

試算していく前に、まず我が家の利用状況から。
ざっくり言うと、僕が4回線、母と妹がそれぞれ1回線ずつで、最低でも6回線をドコモで維持しています。
契約中の基本料金プランは様々ですが、パケット割引サービスとしては「ウルトラシェアパック50」に加入中で、ドコモ光にも加入し割引を受けている状態です。

元々はシェアパック15を利用していて、機種変更等の特典として「ボーナスパケット」が大量に適用され、毎月30GB近く使える状態でした。
我が家のデータ使用料の肝になるのが妹なのですが、リテラシーのカケラもないので自宅にいてもWi-Fiに繋がっているかも確認せずにガンガン動画を視聴するなど「イマドキの若者」っぽい使い方をするので、ここが原因でデータ容量を使い果たし、速度低下に悩まされるのも苦痛でしかありません。
ボーナスパケットが大量に適用されている間はよかったのですが、それも徐々に終了していくためシェアパック15では足りなくなる可能性があり、昨夏に登場したウルトラシェアパック50に早々にプランを変更し、データ容量にかなり余裕を持たせた状態で使っています。
※過去に一度だけ、使い果たされて仕方なく月末に1GB追加購入し乗り切ったことがあります。許してません。

現在の月額使用料

そんな感じで、現在の月額使用料は以下の通り。

メイン サブ 仕事 データ通信
利用中機種 Xperia XZ iPhone 7
128GB
SIMフリー PC iPhone 7 Plus
32GB
iPhone 7 Plus
128GB
基本使用料 1,700円 1,700円 2,700円 1,700円 2,700円 1,700円
ISP 300円 300円 300円 200円 300円 300円
パケット割引 13,500円 500円 500円 500円 500円 500円
月サポ ▲2,106円 ▲2,349円 ▲2,349円
分割金 3,699円 3,807円 4,166円
合計 14,634円 6,399円 3,780円 2,592円 5,238円 4,517円
家族合計 37,160円

自分で言うのもアレなんですが、元ケータイ屋の割に自分のケータイ料金はあまり安くしようとする気がないらしく、結構頭の悪い買い方をしていて、現時点で選択しているプランで最安!!という金額にはなっていません。

黄色でマーカーを入れている場所が、今回シンプルプランとウルトラシェアパック30の登場で見直しをしたい部分。
「1,700円」という月額は、ドコモの場合は「カケホーダイ ライトプラン」を基本使用料に選んでいます。要するに、現時点でほとんど通話が発生しない電話番号で、5分以内の無料通話の恩恵も受けていない、まさにシンプルプランを選択した方が安価にできる部分です。
また、シェアパックも50→30という変更を考えているのは、現状50GBの容量に対して毎月平均して約半分を繰り越しているため、30GBに減らしてもその中でやりくりできそうだから。

ちなみに、4万円弱の月額になっていますが、リテラシーの低い妹あたりが雑にスマホを扱って割っても大丈夫なよう、保証サービスの加入などがあるので、実際には毎月4万円を超える請求額になっています。あー、高い。

プラン変更後の月額使用料

というわけで、上で黄色くマーカーを引いた場所をシンプルプランらに変更した場合の月額が以下の通りです。

メイン サブ 仕事 データ通信
基本使用料 980円 980円 2,700円 1,700円 2,700円 980円
ISP 300円 300円 300円 200円 300円 300円
パケット割引 11,500円 500円 500円 500円 500円 500円
月サポ ▲2,106円 ▲2,349円 ▲2,349円
分割金 3,699円 3,807円 4,166円
合計 11,697円 5,622円 3,780円 2,592円 5,238円 4,166円
家族合計 33,095円

単純計算で毎月4,000円ほど安くなりました。
これ以上安くする場合、僕が仕事用の電話番号をプライベートと分けるのをやめて1台にまとめるとか、サブとして使っているiPhone 7やThinkPad X1 Carbonに取り付けているデータ通信契約の回線をMVNO(格安SIM)へ変更するなどしないと安くなりません。

とはいえ、4,000円×12ヶ月で、一年間で5万円弱の節約になります。
通話がほとんど発生しない電話番号はシンプルプランへ変更した方が絶対にいいでしょう。
また、パケット割引サービスも、ウルトラシェアパック30の登場で見直してみると案外「足りる」という人も出てくるはずです。

仮想の一般家庭で計算してみた

なんというか、ここまで自分の月額利用料を出してみて「お得になったけど、インパクトが足りない」気がしたので、仮想の家族で計算してみました。

4人家族で、子供は中学~大学くらい。お父さんは仕事で自分のケータイを使っていて、お母さんはママ友との連絡はLINE、子供たちもLINEで済ませているという設定です。
多分、こんなご家庭はきっと多いはずです。

また、機種は考えるのが面倒くさいので全員売れ筋トップのiPhone 7 128GBで計算しています。
月々サポートは機種変更の場合の金額です。

子1 子2
基本使用料 2,700円 980円
ISP 300円
パケット割引 11,500円 500円
月サポ ▲2,349円
分割金 4,509円
合計 17,820円 4,509円 4,509円 4,509円
家族合計 30,066円
台単価 7,516円

家族合計で約3万円、1台あたりで考えると7,500円ほどになりました。
データ容量も30GB、子供が2人とも25歳以下であればボーナスパケットが合計2GB増量されるので、一人あたり8GB使えます。

予定では今秋から、シェアパックのパケットを回線毎に使える上限容量を設定できるようにもなります。
そうなれば上記でシミュレーションしたように一人あたり8GBとぴったりのデータ容量でシェアパックを使うようなことも可能になるため、誰かしらが使いすぎて家族全員が速度制限の対象になることもなくなります。
※我が家であれば、妹の回線にがっつり制限かけられるので色々と平和になるはず。

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通話をしないなら、やっぱりシンプルプランを選ぶべき

シンプルプランのメリットは、やはりその月額。
今まで「通話をしなくてもカケホが必須」というのは利用者視点で考えれば歪んだ料金体系でしたし、不要なカケホにお金を払うのが無駄!と考えて、ドコモ以外の大手携帯電話会社はもちろん、MVNO(格安SIM)を選ぶという人もいたでしょう。

MVNO(格安SIM)を家族全員で選択した場合の家計における携帯電話料金の削減・節約額と比較してしまうとまだまだ高く感じますが、最新のiPhone 7を利用して、一人あたり8,000円以下、毎月7GB以上のデータ通信が行えると考えれば、MVNO(格安SIM)が台頭してくる以前のスマホ代として並か、安いくらいです。
※もっと言えば、フィーチャーフォンでプランSS+パケホ+端末分割でも8,000円くらい月額かかってましたしね。

携帯電話会社を変えることなく、利用方法に合った適切なプランが選べるようになったと考えると、シンプルプランの登場はかなり嬉しい話。
5月24日からの提供開始を楽しみにしつつ、カケホーダイの必要性について皆様も考えてみてはどうでしょうか?