20年分の愛を込めて

日記

仮面ライダージオウの物語が佳境に入った。
来週の放送分を含めて、あと3話で終わってしまうらしい。すでに令和になって初のライダーとしての「ゼロワン」も発表されているし、その初回放送が9月1日だと決まっているのでジオウが終わってしまうのは当然といえば当然なのだけど、毎年この時期は「ロス」に陥ってしまってつらい。

そんなジオウだけど、立ち位置としては「平成ライダー20作品目」とか「20周年記念作品」といった記念作。
平成ライダー10作品目のディケイドが過去の登場ライダーが再登場するお祭りものだったように、ジオウもそれまでの19作品のライダーたちが登場する。

平成ライダーの特徴としては各作品に物語的な続きがない。
いや、厳密にはクウガからアギトは世界観が続いているかのように描かれる部分もあるし、ダブルからしばらくは「財団X」が裏で糸を引いているからそれぞれの作品はどこかでリンクするかのような演出もあるのだけど、昭和ライダーのように各々が改造人間で、世界中の各所で悪の組織をやっつけているんだ!的な設定はどこにもないので、すべてが別の世界の別の物語として描かれている。
まぁ、このデコボコ感は今夏映画の「Over Quater」で「そんなデコボコ、消してしまえ」的な展開になったりするし、ディケイドでもバラバラの世界をぶち壊していかないといけない的なお話だったりするので、平成ライダーが抱えたジレンマ的なものではあるんだけども。

まぁ、そんな事はいいとして、ジオウはそんなバラバラの平成ライダーの「if」が交差していく物語だと思っている。
今作では過去のライダーの力を宿した「ウォッチ」を集め、ジオウは過去のライダーたちの力を受け継いでパワーアップしていくのだけど、このウォッチを手に入れるために過去のライダー作品に出てきた俳優達が「レジェンド」として、各話で友情出演している。

このレジェンドの演出が実にニクくて、本編で死んでしまったキャラが生きていたら、本編が終わった後にあのキャラが成長していれば、そんな描かれ方で登場しては、過去作へのオマージュを行いつつジオウに力を託して去っていく。
わかりやすい部分だと、仮面ライダーブレイド編はケンジャキ!とハジェメェ!なんかはまさにそうで、本編の先があるならばどうなったのか、みたいなエピソードになっていて大変良かった。
冬映画の「平成ジェネレーションズFOREVER」も、本編のラストで「いつか未来で」を、本当に未来に作ってしまい観客皆号泣状態。
公開日の朝一で佐藤健出演のネタバレを大々的にニュース記事として報じたマイナビは許してない。

一回の視聴では気づけないネタも多く何度も録画を見返してしまうし、TTFCで過去作の該当しそうなエピソードを再度チェックして見てしまったりと、この一年はとにかく「平成ライダーを見た回数」が多い。
そして見る度に気づかされるというか、リアルタイムで見たときに気づけなかったことに気づいたり、あの頃「ダサい」と思っていたキャラが格好良く思えたり、台詞に隠された真の意味が大人になって気づけたり。
多分、これは「子供が見てカッコイイ」と思うものと「大人が見てカッコイイ」と思うもの、両方がしっかり盛り込まれているからこそなんだけど。

今こうやって「ジオウおもしろい!」と言っているのも、大人になった僕が見ておもしろいと思える仮面ライダーとしても作られているからにきっと違いない。
ただ、ジオウをキッカケに見返した平成ライダーで「カッコイイ」と思えるものに出会えて、また更に平成ライダーが好きになった。
一個前の日記に「ヒーローになりたい」と書いたのは多分こういうことで、大人になってまた憧れることができるヒーローに出会わせてくれた平成ライダーに本当に感謝している。

1年1年は本当に短いんだけど、積み重なっての20年という長さは本当にスゴい。
僕が小学6年生の頃に始まった平成ライダーは、僕が小学2年生の子の親になった今終わると考えたら本当に長いと思う。
20年という長きに渡り、愛して見続けることができた平成ライダーにありがとうを。
そしてこれから始まる令和ライダーも、子供にも大人にも憧れる背中を、生き様を見せてくれるヒーローになってくれることを今から期待しています。

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